昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

イエローナイフの夜

2010-02-28 | 海外旅行
 最後の夜、街のレストランで食事を摂りました。

 この写真は -30℃の大気の漂うイエローナイフの市街地です。夜の街とはいえ、氷点下の街中は白くなり地面が見えません。
 防寒着をつけないで、バスで外出します。あっという間に寒さが身にしみました。バスは5分でその店に着ました。



屋外は氷点下で、店の中ではノースリーブの服を着る店の女性でした。




カウンターには、X-masの飾りがそのままです。こちらには神様がいないので、X-masの飾りは1月の末くらいまではそのままです。



 「cofee or tea?」から始まって、ワインを注文、そして、カリブーとサーモンとマスクオックス(麝香牛)のステーキ(各10×15cm)が揃ったメインデイッシュ。ライスとパセリと生野菜をPM9:00まで、たっぷり時間をかけての食事でした。ホテルに帰って、つなぎの防寒着を着て最後のオーロラ観測でした。

 
冬の凍結の時代に、店の中の緑は凄い。ジャングルのように茂っています。

 
 オーロラも3晩、続けて見ていると、最後の夜はオーロラ出現の合図の口笛が聞こえても、皆さんは、もう元気に席を立って、屋外に飛び出す人は少なくなってきました。





 翌朝、イエローナイフの空港で出発の遅れている飛行機を待ちます。待合ロビーに大きなシェパードがいました。彼は、普段から使っている自分の匂いの残っている布とともに、貨物室の乗ります。飼い主がやさしく接していた。





 帰途の中継地点エドモントンは、雪で真っ白。3時間ほど遅れて搭乗すると、それからまだ1時間経っても飛びません。遂にそのまま機内食の昼食でした。

 そして1時間で、飛行機を降りてください、と言うので空港ロビーで待つ。一般の乗客が代わりの便がないかと、ゲートに詰め寄っていました。

 その後再び搭乗すると、今度はどんどんと言う音がする。窓から覗くと何と車輪を取り替えているではないか。それも一人だけの作業員が、格納庫までを往復しながら。彼はやっと車輪の付け替えを完了した。





 バンクーバーに着いて驚いた。荷物が先に到着して、各地からの便も遅れるものだから、手荷物はそのまま放置してあった。
 ここバンクーバーも積雪で、各到着便が遅れていると聞いた。誰か旅馴れた人が「よくここまで帰れたものだ。幸運だった」と言っている。

バンクーバーでニューイヤーズパーテイーに参加します。

オーロラ観測

2010-02-27 | 海外旅行
バスに乗って1時間くらいだったか、街を外れて山の中に入っていきます。3日間毎日午後9時になると、ホテル前からバスで出かけます。

 オーロラ観測をするあたりは、どうも夏季にはキャンプ場になるのではないかと思う。ベンチとかが設置されていて、今は雪が10cmほど積もっている。


この小屋はキャンプの時には、本部の小屋になるようです。赤いランプが気に入りましたね。月が見える。



 クッキーとか熱いお茶とかブランデイーの接待がある。山男のような鬚の男が、クッキーを作り、そのレシピを配ったりします。

 小屋の中には猫が数匹いました。時々外に行きたくて、ニャーニャー鳴くので、ドアを開けてやると、さっさと出て行った。開いたドアーからは猛烈な霧が入ってくる。外界との温度差は50℃以上になる。

ドアの前の杭に、温度計があった。+50℃からー50℃までの温度計です。現在ー40℃を指しています。








小屋の外で、オーロラの出現を知らせる口笛が聞こえる。皆さんぞろぞろと外に出る。つなぎの防寒具は寒さを感じません。








ぼやーっと空に輝く白い雲のように浮かんでいます。月光が冴える山野は、煌々とした月明かりの中に埋没しています。



 今から14年前はデジタルカメラもなく、ASA400のフィルムを使い、絞りは開放で、肘を突いて、カメラを固定し、息を殺してシャッターはタイムボタンを押し続けます(40秒~10秒) 撮影が終るとカメラは懐に仕舞っておかねばならない。

 それにカメラを室温から、氷点下に置くと、露がつき、それが瞬時にして凍結して、駄目になる、だから、三脚で始めから屋外に出しておくといい、と誰かが言ったとかで、ビデオカメラも普通のカメラも、そうした人がいた。
 彼は後程、凍ってカメラが潰れたと言っていた。


この光る影は、あまり変化しません。この画像の傷が気になります。DPE屋さんで依頼した時、フィルムの扱いで何かあったと思います。




頭上に出ていた、カーテン上のオーロラは、音もなく縦揺れをしながら動いていきます。







このオーロラは、太くなったり細くなったり。




この3枚は、10分ほどの変化を3枚並べました。そして消えていったのです。


サクラ咲く

2010-02-26 | 話題
伊豆で河津桜が満開と聞きました。

 長期間咲く河津桜の開花は最初に訪れた2006年以来、どこかでこの豪華で派手なサクラをアップしています。長期間咲いていると言うのも魅力ですね。やがて全国に広がることでしょう。

('06.2/15,18,19,20,23。そして'07.3/4。さらに'08.3/16,19,20。昨年は'03/1)


ご近所の公園の河津桜はどうかと、出かけてみると、何と、ここ数日の暖かさで開花が始まっていました。



訪れる蜂や鳥も少なく。




あの枝に一つ。この枝に一つ。




ちらほら咲きと言うのはこんな状態でしょうか。この色は春ですね。折りしも上弦の月が、ウサギの耳だけ見せています。





開花予備軍、明日か明後日には開くでしょう。



さて、こちらは紅梅です。各地の梅林が賑わっていますが、公園に隣接したお宅の庭の梅です。



今が盛りですね。開ききった花よりも蕾が良いかと思うのは個人的偏見でしょうかね。(笑)


北緯62.27°イエローナイフ1(カリブー)

2010-02-25 | 海外旅行
-20℃のエドモントンでは起床がAM4:45、飛行機が7:00発、それが8:30発になった。さらに機内で30分待ち、朝食は機内食で済ませ、イエローナイフのホテルに着いたのが11:00でした。気温はー30℃でした。寒いというより痛い。

 海外旅行はかように過激なんだと思ったものでした。

 ここで飛行機に乗るときに写真を撮ろうとしたら、何と電池が寒冷のために切れてしまった。それで、以下の写真は翌日以降に撮ったものです。(この電池は帰国してからも使えました)

 写真が抜けた日程は、
 グレートスレーブ湖の見晴台。氷が張っている時は、湖の向こうから氷上の高速道路が出来ています。

 街中の雪の中でライチョウが遊んでいたこと。

 昼食後、犬ぞり体験ツアーに行ったこと。
 

イエローナイフで3連泊のホテルのアプローチと下の写真は当地の空港の玄関です。 




 
左:防寒ウエアを貸してくれる。チャックは腰の両サイドにもある。
右:カリブー(トナカイ)観光ツアーの飛行機です。橇を履いています。






ツンドラ地帯の上をさらに北へ飛びます。こんなところに墜落したら、命があっても寒さでやられるだろうなと思う。



 やがて、氷の上に着陸した。氷の上だから歩くと足音が「くわんくわん」と響きます。

100mくらい離れているだろうか、カリブーが一列になって歩いている。その足音もこつこつと聞こえてくる。




唯黙々と一列に歩いている。どの群れもすべて同じ方向に歩いています。




群れが離れた時に、足跡を見るために近づきます。溝のような獣道が出来ています。



溝の中には、カリブーの糞と、足跡が残っていました。広い面積の足の蹄は、水中で泳ぐ時大変役に立ち、雪面を踏む時に役に立つと言う。


-40℃近いと思う。カメラのケースが固く凍って力を加えると割れそうだった。少しでも湿気のあるものは、凍ってくっついてしまう。

カリブーを見る背中には、正午の太陽があり、長い影を落します。




正午の太陽は夕方のそれのようです。10時頃に日の出、午後2時には日没を迎えます。


バンクーバーからエドモントン

2010-02-24 | 海外旅行
初めての海外旅行でした。12/26に成田を飛び立つ。
 
 飛行機の中で「おのぼりさん」で、寝る気にもならない。窓から見える星ばかり見ていると、乗務員の人に見抜かれてしまって、皆が寝静まった頃、コックピットへ案内してくれた。

 今では到底考えられない善き時代でしたね。

 コックピットから見る星空は丸くなくて、平行四辺形に見えました。壮大な宇宙のドラマが潜んでいそうな、宇宙旅行の気分でした。

このエアカナダの機長は美しい女性で、記念写真も客室乗務員がシャッターを押してくれた。




 始めてみるアメリカ大陸だった。ロッキー山脈かと思いきや、それよりも規模が遥かに小さなバンクーバー付近の海岸山脈だった。雪がすっぽりと積もっている。






バンクーバー空港は、20年ぶりの寒波が来たという。積雪5cm、気温ー10℃、着陸する少し前に雪掻きが終って、着陸できたと言う。 






バスで雪のバンクバー市街を観光する。街を見下ろすクイーンエリザベス公園に向います。





午後、飛行機でエドモントンに向います。ここも吹雪で気温がー20℃、寒夜の雪の中を空港から街中に向います。
 バスは暖房が効いていて窓際から涼しい風が出る。外はー20℃で室内の窓ガラスは直ぐに氷の結晶が張り詰めます。暖房はここまでしか上がらない。涼しい暖房と言える。







バンクーバーからエドモントンへ飛び一泊、そしてイエローナイフ(○印)で3泊でした。






ホテルの部屋には、ウエルカムの果物が並びます。極寒の地で、果物などはすべて輸入だろう。部屋の暖房は13-4℃しか上がらない。

バンクーバー

2010-02-23 | 海外旅行
バンクーバーオリンピックのカーリングを見ていると、ロゴマークの人型の模様が出てきます。

 北極圏の氷原の中に、石像が各地に見つかっています。イヌイットの造った道しるべだと言う。
 ロシアとその北極圏の先住民はエスキモーといっていますが、これは「生肉を食べる人」という意味もあり、アメリカ・カナダ辺りではイヌイットというのが普通だそうです。

 名前はイヌクシュクと呼ばれる石像です。
 
カナダの北緯62.27°イエローナイフ空港のロビーにある大きな写真です。




エクスプローラホテルの前にある石像です。外気温ー30℃くらい。



テレビの天気予報を見れば、日中は最高気温-20.5℃、朝の最低気温は-28.7℃、そして、明日は-30℃で晴という。




密閉された窓には氷がつき、外はタイガの森林が広がる。正午に近いというのに、太陽高度は夕方のように低い。




バンクーバーの街を見下ろす丘の上の公園から、中心街を見下ろします。緑の三角の屋根のホテルに泊まります。背景の山々は海岸山脈といわれる山並みが続く。気温がー10℃だった。




自由時間があったので、市バスに乗って、シーバスにも乗って、対岸に渡るとつり橋の長いのがあった。




橋を向こうに渡ると、看板があった。キャピラノ吊り橋と言う。百年以上昔から架かっていたと言う。

写真は時系列ではなく、しかもカメラの日付の変更を忘れていたと思います。12/26-1/2まで7泊8日の、初めての海外旅行でした。

薬師寺

2010-02-22 | 歴史・文化遺産
青空に誘われて、薬師寺の東塔の様子を見に行きました。

 奈良は今年1/1から12/31まで、遷都1300年祭が始まっているが、実質4/20前後の大極殿の公開から始まるようです。


薬師寺南門から見える西塔は、再建後1000年の重みは消えて新しい顔を見せています。




古色の出た東塔も善いなどと評判でしたが、傾いているという噂の中で、崩壊の恐れがあるというので、10年の改築期間に今年から掛かります。

青空に映えるのは西塔のきらきらでしょうか。



さて、工事に入る東塔は、包帯で巻かれた痛ましい姿です。目下、修復の調査に入っています。4月からの1300年祭のときは、覆っているやぐらを外すと言う。




薬師寺の北門に近く、近鉄「西ノ京」から入ると、梅の並木がある。紅白が交互に植栽してある。




紅梅は、色濃く花開いていた。


唐招提寺

2010-02-21 | 歴史・文化遺産
10年間、白い覆いに包まれて根本的は修復をやっていた。それが、昨年11月に修復が完了し再び姿を表わした。

 今年は、平城京遷都1300年と言うので、奈良ではイベントがあちこちで繰り広げられます。

 南大門を入ると正面に見える金堂である。この姿が美しいと感じる一つは、軒のひさしが深いことです。その分、柱にも大きな力が掛かることになります。

阪神大震災で、その柱の損傷が激しく、今回の大修理になったものである。




寺院の配置図です。御影堂、御廟までは回れなかったが、覆いの取れた金堂の姿に見惚れていました。




金堂の解体修理で、リニューアルなった建物の造作には、繕いの跡も見られます。




 鑑真和上の来日の目的は、この戒壇の開眼のためであった。この壇の上で仏に祈ってこそ、人々を浄土に導く資格が得られたのです。
 かくて僧が生まれました。

 鑑真和上は、完成なった東大寺に戒壇を設置し、戒律を授け、僧の修行が完成し、僧になる資格が生まれ、世の為に祈る僧を増やしていきました、




裏側から見た金堂の姿。この堂々として見事なスロープは見事なものです。





コンクリートジャングル

2010-02-20 | 話題
コンクリートジャングルだと思っていつも歩いていたけれど、遂にそれを破壊し始めました。

 やるなら一気にあれもこれもと破壊し始めました。
 一方で右方のJR大阪駅が屋根ですっぽりと覆われてしまっている。一番線に環状線の内回り電車が入ってきました。
 正面のビルは駅前の大丸デパート、道路の向こうは9F建ての阪神百貨店が見えます。



削っても削っても、コンクリートの石の塊りが続くと思う。重機が動いているのが、昆虫のの触覚のように動いています。ここは10Fくらいはあったか、阪急百貨店の遺跡?です。




林立するコンクリートの谷間に、観覧車があります。結構若者に人気があります。




上の写真の右のビルの17Fに上がります。ここまで上がると生駒山が見えます。




地上に降りて新御堂筋から観覧車を眺めます。先ほど上がった17Fのビルが見えます。20年振りにこのあたりを歩きました。




JRのガードから北へ出てきた道路は、国道176号線で、京都府の福知山まで続きます。

大阪貨物駅のヤードを開発して、繁華街にする計画で、スクラップ&ビルドが続きます。あちらもこちらも通行止めで歩行者は我慢が続きます。良くなる為の我慢でしょうね。

南京町へ

2010-02-19 | 話題
身体のためには矛盾するかもしれないが、カシュナッツとウーロン茶を求めて、神戸の南京町を訪ねたのは、春節祭の前日だった。

 明治の初めに出来た外人の住む居留地があり、それに隣接して、西洋人の為に中国料理を作る人を、中国の南京から連れてきたのが初めだと言います。


街の入口の門を中から見たものです。




門の外の正面に見えるビルは神戸大丸です。




評判の餃子を求めて列が出来ている。いつ来ても行列があり、皆さん小型の餃子を20個30個と買っていくので、蒸し釜が直ぐに空になるので、次が出来上がるのを待っています。
 ここでは道の真ん中でものを食べる姿に違和感がない。




ある店の軒先に出ていた、看板です。道士の集まりでしょうか、八人の神様でしょうか。







俗に言う「粉もん」の食べ物が並びます。




中国はお茶の元祖の国です。世界に広まっていきましたね、英語のTeaも茶の音を踏みます。




いろいろな種類が並んでいます。全部飲めば、病気にならないかも。