第95回五月祭個人作品紹介

2022-05-28 13:00:00 | 学園祭展示
こんにちは、部員のVillageです。

第95回五月祭が5/14,5/15に初のハイブリッド形態で開催されました。
ご来場いただいた皆様、また動画をご覧いただいた皆様ありがとうございました!

今回の記事では、五月祭で展示した個人作品を紹介したいと思います。
ちなみに五月祭当日に配信した作品紹介動画(録画)とことん解説企画(ライブ)はYouTubeにアーカイブが残っていますので、お時間のある方は是非こちらもご覧ください!

それでは、早速紹介に移りましょう!



○H3ロケット(V.14)

JAXAの最新型ロケット、H3です(正確にはH3-22S)。レゴ公式のサターンVロケットと同様の大きさで制作しました。内部はまあまあ入り組んだ構造になっているのですが、外観からは伝わらないのが残念。LE-9エンジンを三基に変更し、H3-30Sを再現することも可能です。二段目の分離機構も組み込みたかったのですが設計時間がなかったため断念。レゴ社はぜひ直径6ポッチのコーンパーツを作ってください。


○ジェット機(V.14)

ジェット機ってレシプロ機と違ってブンドドしにくいですよね。手に持ってブ~ンドドド。え?普通の大人はジェット機でそんなことしないって?まあ念のためブンドドしやすくしておきました。折り畳み可能な持ち手と、動翼と連動するサムスティックを搭載。快適かつ高次元なブンドドリティを提供します。これで今日からあなたもブンドドマスター!レッツブンドド!


○アグネスタキオン(V.14)

ウマ娘のキャラクターです。実は去年の学校祭に既に一度展示しているのですが、久々の対面学校祭ということもあり再度登場させました。耳の色を更新しています。いずれ顔の色もライトヌガーにできるようになるといいな。


○シン・ウルトラマン(V.14)

久々の大型モザイク作品です。90cm以上あるのでレゴ部の共同作品とするつもりでしたが設計と指揮をほとんど自分でやっていたため個人作品に近い形で紹介されてしまいました。去年レゴ部でワールドマップを購入したこともあり、近年主流の丸タイル主体のモザイクとしました(部室の在庫整理する余裕がなく通常プレートの枚数の把握ができていなかったせいも…)。映画は次の週に観に行きました。


○緑の街角(このやろー)

緑にあふれた街角を想像して作ってみました。レゴで街並みを作ると建物の並びが平面的、直線的になりがちですが、今回の作品では奥の地面をかさ上げする、角度をつけてそれぞれの建物を配置するといった工夫を施しました。そうすることで、組むのは大変になりましたが、良い感じの風景をつくれたと思います。それぞれの建物は、壁面が単調になり過ぎないように、色遣いや窓のつくりを意識しました。さらに、手前の広場や建物の壁面を植物でデコレーションしました。植物のつくりも、できる限り様々な組み方をして、単調にならないようにしました。建物の内装はほとんどできていないので、今後作っていければと思います。


○白狐(このやろー)

想像上の動物である白い狐です。特にこだわったのは、顔の組み方です。目の部分には爪のパーツを使っており、それによってうまく表情をつくれたと思います。狐だけだとさみしいので、背景に鳥居や植物もつくりました。組み方はシンプルですが、背景があることによって作品の雰囲気が良くなったと感じます。

○藤棚(このやろー)

季節感のある作品を作りたかったので、藤棚を作ってみました。カーブスロープを組み合わせることで、藤の花の集まりを再現しています。まず木の格子を組んでから、葉を茂らせ、そこに藤の花を配置することで、房が垂れ下がっている藤棚の様子を表現しました。柵や落ちた花びら等のディテールにもこだわりました。

○Telescopes(せきしょー)


実際に存在する望遠鏡をモデルにして作りました。モデルにした望遠鏡は
・ハッブル宇宙望遠鏡 (HST : Hubble Space Telescope ) 手前左
・ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST : James Webb Space Telescope) 手前右
・巨大マゼラン望遠鏡 (GMT : Giant Magellan Telescope ) 奥左
・大双眼望遠鏡 (LBT : Large Binocular Telescope ) 奥中央
・ケック望遠鏡 (W. M. Keck Observatory) 奥右
です。一番力を入れたのはGMTです。鏡に微妙に角度をつけつつ固定するのが難しかったです。副鏡も何気にお気に入りです。


○胸像(せきしょー)


「髪をまとめた女性の胸像」と「口を開けた女性の胸像」を作ってみました。人の顔が作りたかったのですが、大きいサイズは作る余裕がなかったので、小さめのサイズで作ってみました。美術館に飾ってあるような石造りの胸像を意識して作りましたが、元ネタ等は特にありません。後者の胸像は顔の黄金比を意識してみました。後者の唇のパーツはミニフィグのローラースケート(11253)を使っているのですが、白色は流通がかなり少なく一つ700円くらいしました。レゴのパーツの相場は20円/個なのでかなり高額でした。


○振袖(とりっぴー)

二色の振袖を作ってみました。赤の方は旧タイプの花びらのパーツを使うことで、花の模様を表現してみました。また着物を掛けておく衣桁も、一部に金色のパーツを使い、高級感を演出しました。


○たい焼き(とりっぴー)

たい焼きを作ってみました。数年前に登場した1/4円のパーツが鱗に見えたのが作ってみようと思ったきっかけです。目の部分も少しうつろな感じと可愛さを表現できていたらうれしいです。


○ネコバス(とりっぴー)

映画となりのトトロよりネコバスを作ってみました。目の部分にはレバーパーツの基部を見立ててみました。中にはサツキとメイが乗っています。また展示しているときには見えませんでしたが、おなかの裏側は透明になっており、ネコバスが食べたものが見えるようになっています。


○RX-0(とりっぴー)

アニメ「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」よりユニコーンガンダムをデストロイモードで再現しました。バナージ君ものっており、宝の地図のプリントパーツでLa+を再現しました。フィグ乗りかつ前屈が可能な点にこだわってみました。


○レゴ祝儀袋(とりっぴー)

二種類のご祝儀袋をレゴで作ってみました。水引の両端が上を向いているのが「結び切り」で輪をなしているのが「蝶結び」です。水引の部分は牙や尻尾に使われるパーツを見立ててみました。


○折り鶴(とりっぴー)

折り鶴を手のひらサイズで再現してみました。底面なのであまり見えませんが、首と尻尾の根本が作るくの字の反りを再現することにこだわりました。


○バットモービル(とりっぴー)

映画「THE BATMAN ーザ・バットマンー」よりバットマンの駆るバットモービルを製品よりも小さいサイズにまとめてみました。横幅は特に4ポッチ+2プレート分で納めて、古き良き4ポッチ幅の車とも並べられる大きさに仕上げました。タイヤは固定ですが、バットマンのミニフィグが乗っています。


○カメラ(ぺんぎん)

カメラを作りました。レンズの部分はタイヤのパーツを使ってできています。ボタン的なものを押すとシャッターをたける機能をつくったのですが、ちょっとボタンが押しにくいので改善したいと思っています。


○オスプレイ(さくらもち)


2020年度の駒場祭以来の展示になります。前との違いは羽の構造が大きく変わったことです。前までは付け根部分がてこの原理によって簡単に外れてしまったのですが、付け根部分のリフトアームの配置を工夫したことで、この現象が起きないようにしました。その他の点は変更ありません。各種ギミック(左右プロペラの連動・ブレードの折りたたみ機能と翼全体の90度回転によるコンパクト化・前後ギアの同時作動など)もできるようになっています。


○氷川丸(さくらもち)

横浜に係留している氷川丸を作りました。船首や船尾は先に伸びるにつれて細くなっていくため、レゴ化しづらい形状をしているのですが、カーブスロープやスロープをうまく配置してシンプルに仕上げました。レールやヒンジを使ってデッキ構造を再現してみたり、グリルの溝を外に向けて非常に小さな窓を作ったりと、できるだけ表現密度を高くするよう心がけました。レゴ部員からの反応が割と薄い作品なのですが、来場者の方の受けはけっこう良かったので、嬉しかったです。


○零式艦上戦闘機[TECH](さくらもち)


3回連続の登場だったのですが、やはりリアルで見れるということもあって大きな反応をいただいた作品です。前の駒場祭から中のシャフト配置を大幅に見直し、車輪の出し入れがより安定するようになりました。また、車輪の出し入れ時にプロペラの回転数が激落ちする問題があったのですが、モーターを2箇所設置することでこの問題を解決しました。実は設計初期からモーターは2つにするつもりでいたのですが、強度面の都合と収納スペースの無さから仕方なく1つのモーターにしていました。シャフト配置を大幅に見直したことでスペースに余裕ができ、モーターを2つ設置することができました。ギミック自体は前回と変わらず、補助翼、昇降舵、方向舵、プロペラ、主脚、尾輪が動きます。一日中動かしていると補助翼の動きが若干鈍くなってきたので、よりスムーズに動くよう、改善していこうと思います。


○スプラッシュ・マウンテンのボート(mizutaro)

東京ディズニーランドにあるアトラクション、スプラッシュ・マウンテンのボートを再現しました。イバラの茂みに投げ込まれる瞬間を切り取りたかったので、斜めに傾けたスタンドやミニフィグの表情・ポーズなど作品そのもの以外の部分にもこだわりました。最もこだわったのは水しぶきをコントロールするために(と個人的に勝手に思っている)、真ん中がえぐれたような形をした先頭の部分です。胴体に対して複数の方向に傾いているのでその再現と、それにより発生するスキマを埋めるのが大変でした。ガイドタイヤをつけるなどボートの裏側も作り込みましたが、実物の裏側はほとんど見えないので資料が少なくほとんど妄想で作りました。


○ドゥームバギー(ホーンテッドマンションの黒いソリ)(mizutaro)


こちらも東京ディズニーランドにあるアトラクション、ホーンテッドマンションの乗り物(ドゥームバギー)と乗り場を再現した作品です。丸みを帯びた独特な形状の再現にこだわりました。セーフティーバーは動くようになっています。コンベアのこうもりの柄も、見る人が見れば何かわかってくれるくらいにはなったのではないでしょうか。キャストのミニフィグの服装は胴体、脚をハリー・ポッターのキャラ2人から別々に持ってきてそれっぽく仕上げました。スプラッシュ・マウンテンでもそうでしたが、作品に合わせてミニフィグをセレクトする、みたいなことをあまりやったことがなかったので楽しかったです。


○ルーク・スカイウォーカー(mizutaro)


今までの学園祭でもちょこちょこ展示していたのですが、今回新作も含めて13体全員を持ってきました。BrickHeadzという公式で売られているシリーズのデザインを踏まえ、スター・ウォーズに登場するキャラ、ルーク・スカイウォーカーを様々な場面の衣装で作りました。お気に入りはEp.4の反乱軍パイロットのルークとEp.5のバクタ・タンクに入ったルークです。どちらも特徴的なデザインのヘルメットだったり溶液の中で逆立っている髪の毛だったりと、見た目的にもレゴの技術的にも他のルークたちにはない点を持っているのがお気に入りポイントです。


○おにぎり(みかん)

おにぎり(普通の・天むす・梅)、たくあん、竹の皮を作りました。おにぎりの丸っこいフォルムの表現にこだわっています。また表面にあえてポッチを残すことで、お米の粒々感を表現しました。子供から大人まで、幅広い年代の方に反応していただけて嬉しかったです。


○はたらく細胞(みかん)

はたらく細胞のキャラクターたちを、BrickHeadzという規格に沿って作りました。それぞれのキャラクターの特徴を踏まえた上での「可愛さ」を意識しています。髪型や服装、持ち物など細部までこだわりました。通常のBrickHeadzとは異なり首を可動にしたのですが、たったそれだけで可愛さが倍増したと個人的には思っています。


○スワローズ・ネスト(みかん)

クリミア半島にある、スワローズ・ネストというお城を作りました。以前小さいスケールで作ったときに細部まで表現したいと思ったのがきっかけです。後部の丸い塔は八角柱の骨格にカーブスロープを貼るという形で作りました。塔は手前の四角い部分に食い込むように立っており、そこをうまく接続し隙間を埋めるのに苦労しました。また、正面のドアの模様を表現するのにパーツの裏側を使おうと思ったのですが、普通の1x1プレートでは裏に丸いへこみがついていて気に入らなかったので、上面にクリップの付いた1x1タイル(15712)をbarでつないで固定するという(面倒な)方法をとりました。細かいところまでこだわった分、それなりに満足なものができました。


○カービィ30周年(Village)

今年で30周年を迎える『星のカービィ』シリーズのドット絵です。様々な色を使うことで、全体的に見ていて楽しい、カラフルな作品に仕上げました。またこの作品はパーツの発注を一切せず、既成のセット(21226 Art Project)一つに含まれるパーツのみで作り上げています。


○トロッコ(星のカービィスーパーデラックスより)(とふゆ)

洞窟大作戦というモードや灼熱の星ホットビートというステージに登場するトロッコです。カービィが30周年だったことと四角いので作りやすそうという甘い考えから設計しました(正直手を抜きました)。色は変更しましたが、ドット絵のトロッコの外見を再現できるように設計しました。意外と来場者の方が元ネタを知っていらっしゃって驚きました。


○インベーダーゲームのテーブル筐体

レトロゲームが好きだったので作りました。小さいサイズですが、本体の形は再現できたのではないかと思います。ブラケットと言うパーツに苦手意識があったのですが、ブラケットを使ったことで側面がしっくりくる感じになりました。


○ホテル(三鷹の民)

ヨーロッパ風の古風なホテルを作りました。高さと重厚感のある構造、壁面の複雑で豪華な装飾が特徴です。1番の見所は中央の金の騎士像、白鳥の大理石像、そしてそれらを囲む建物中央のテラスです。2階の前方に膨らんだテラスと3階の奥にへこんだテラスとの組み合わせは、角ばった建物の両側に比べ中央に丸みと柔らかさを持たせています。
各所に施された装飾も見所です。1階部分では、アーチとスロープを複雑に配置し、入り組んだ壁の装飾を表現しました。2階3階の白い出窓は、特に最も綺麗な形と比率を見つけようと試行錯誤しました。初めは設計上の制約から来た幅5ポッチというビミョーなサイズ感に頭を抱えましたが、これを逆にうまく活用して、たとえば出窓の上側のスロープ2ータイル1ースロープ2という丁度いい形を作ることができたり、手すり(テラス?)部分も2x4では表現しえなかったであろうスタイリッシュな感じが出せたりと、かなりうまくいったと思います。
屋根裏部屋の出窓の手すりはよく見ると左右の棟で異なっており、これは、歴史の古い建築であるため増改築が行われ、それによって微妙に外観が異なるという(一応)裏設定です。実際、格子のパーツを使った左側の棟と、望遠鏡を4本並べた右側の棟では、よく見ると若干印象が異なるのがわかります。格子の方はすっきりとした柱である一方、横の手すり部分が0. 何プレート分か厚く、高く無骨なのに対し、望遠鏡の方では、柱は重厚感があるものの、横の手すりは薄く、高さが抑えられていてさっぱりしています。はじめはどちらかに統一しようと悩んでいましたが、実際の作品設計ではこうした些細な違いも吟味して作っていることを知ってもらいたいというねらいや、あえて2種類の細かい表現による違いを見てほしいというねらいもあり、二つとも採用しました。


○旧安田銀行小樽支店(Mk.3)

なかなか作るものが決まらず、苦肉の策でこちらの建物に決めましたが少々マニアック過ぎました。正面の4本の柱が特徴的な建物なので、建物と柱の大きさのバランスの再現にこだわりました。窓の近くの三角屋根になっているところもパーツを逆さに使うこと、また可動な接続をすることで表現しました。


○オンゲキ筐体(あらいぐま)

アーケードの音楽ゲームの機体です。自分がいつも遊んでいて、かつ、動くレバーやアーチの斜め加減などがレゴで作りがいがあると思ったので作ってみました。自分がよく見るものなので結構拘りたくなって、実際にこのゲームを遊んでいないと分からない細かい再現をたくさん詰め込んであります。


○キハ40系気動車(広島色)(番翁)

国鉄キハ40系気動車の、いわゆる広島色を作りました。広島県や山口県の非電化路線などで走っていたものです。残念ながら現在は塗装が変更されており、この色で走っている様子を見ることはできません。作品のポイントは、前面に縦に入っている幌の分割線と、横に入っている新濃灰のラインとの両立です。これを再現するために、ブラケット等を利用して少し複雑に組んであります。



以上、個人作品紹介でした。
大型作品の紹介も後日アップロードする予定ですのでお楽しみに!

長い記事でしたが、ここまでご覧いただきありがとうございました!!

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