第71回駒場祭 大型作品紹介

2020-12-29 21:41:27 | 学園祭展示
どうもこんにちは、mizutaroです。


今年度の駒場祭の大型作品は、リアルタイム組み立てと称して1, 2日目に組み立てを行い、3日目にお披露目という形で展示しました。駒場祭から1ヶ月ほど経ってしまいましたが、この記事ではその大型作品についてご紹介しようと思います。





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* 概要 *
これまで東大レゴ部が製作してきた大型作品は日本的なものが多めでした。そこで、「洋風な何かを作ろう」→「やっぱり城がかっこいい」→「城下町もあった方がいいね」という極めて平凡な発想のもと今回の大型作品のテーマが決定しました。
とはいえ、実際にある具体的な何かを再現したわけではなく(資料として大いに参考にしたのは事実ですが)、ファンタジーという位置付けで一から考えていったため、そもそもどんなものを配置するかや、サイズ感、作風の統一などそれなりに苦労しました。



上から見るとこんな感じになっています。

また、この作品の面積は16 x 16プレートが76枚分と弊部大型作品としては最大級の大きさですが、実は元々この作品は今年の五月祭で展示される予定だったもので、そこにさらに今回の駒場祭向けに村エリアを拡張したという経緯があります。そのため大規模な作品となった訳です。

さて、全体の話はこれくらいにして、製作者のコメントとともに詳細をご紹介したいと思います。



* 村エリア *
◯ 風車(せきしょー)

どんぐりのような形を、初めはプレートを横向きに重ねることで表現しようと思いましたが、思ったような形にならなかったのでスロープを使いました。羽は回転します。


◯ 村の家1(とふゆ)

屋根はヒンジ(角度を付けられるパーツ)で斜めにプレートを接続して作りました。また4070 “Brick, Modified 1×1 with Headlight”というパーツに空いている穴を窓に見立て、側面に接続した2×3プレートをドアに見立ててみました。


◯ 村の家2(とふゆ)

上の家と設計方針は同じですが(実はこちらの方を先に設計しました)、側面に木材に見立てたプレートを接続してみました。


◯ 村の家3(みかん)

ヨーロッパの家をイメージして作りました。本当は横や斜め方向にも茶色のラインを入れたかったのですが、サイズ感が小さいのでそこまではできませんでした。でも全体としてかわいくまとまったと思います。


◯ 村の家4(みかん)

1階建てで屋根裏部屋のある家をイメージしました。屋根のところにある茶色の枠で窓を表現しています。


◯ 村の家5(みかん)

金色の網目のパーツを扉として使ってみたかったので作りました。また、それだけだと少し寂しかったので煙突もつけました。


◯ 村の家6(ぺんぎん)

小さい家ですが、 極力屋根の隙間ができないようにするように工夫しました
シンプルですが、 きれいにできたと思います。


◯ 村の家7(ぺんぎん)

村の家ということで、 農家っぽさをイメージしてつくりました。 タイルの隙間を
埋めようとしてつけたReddishBrown(濃い茶色)のバーがいい感じに木でできている
ように見えてよかったです。 


◯ 村の家8(カピバラ)

木でできた家をイメージして作りました。Reddish Brownの1x1Roundブロックを横にならべて、丸太らしさを表現しています。4つの角のところはtanの蛇口で接続していました。木の家っぽさが出せたと思います。


◯ 森の家(あんこ)

森の家なので、他の村の家とは少し異なる、華やかなデザインにしました。家にはさまざまな色を使い、材質の違いを色でも表現するように心がけました。お庭には焚き火とベンチをおいて、周りの村の人たちも集っておしゃべりを楽しめるようなお家を想像しました。小さなお花としてさまざまな色のタイルもお庭に配置しました。



* 広場エリア *



◯ 出店, 噴水(Masato)
こちらについては設計者に代わって統括のmizutaroから紹介させていただきます。ヨーロッパで実際に見られる屋台を参考に設計してもらいました。形や色がそれぞれ異なる雰囲気を持ったデザインとなっており、賑やかな広場を演出できたかと思います。私個人的なお気に入りは車輪のついた屋台です。
また、噴水についてもディッシュや透明パーツを使用しシンプルに仕上げてくれました。てっぺんのPearl Goldのパーツがいいアクセントになっています。

◯ 人々(カピバラ)
広場にいるミニフィグを作りました。祭のときのような服装をイメージして、作りました。スカートの形を再現するのに苦労しました。



* 城下町エリア *
◯ 城壁(さくらもち)



総延長180cm、総パーツ数約4000にもなる作品です。合計4つの見張り台を作ったり、Dark TanやDBGなんかを混ぜて自然な色調を演出したりして、のっぺりとした壁にならないように工夫しました。作っていると城壁内部がすっからかんで面白くなかったので、中にシャフトを通したりギアを組んだりして正面の扉を可動式にしました。余談ですが、ライブ配信終了後に黄蛙を扉の前において進撃の黄蛙ごっこをして楽しみました。


◯ 図書館(せきしょー)

外見だけで図書館とわかる建物を作ることが難しく、テーマがファンタジー性のある物だったので、思い切って建物全体を本の形にしてみました。窓のところに花をおき華やかさを出しました。写真ではみにくいかもしれませんが、模様が入ったブロックを使うことで紙の質感を出してみました。


◯ 銀行(せきしょー)

石造りの建物をイメージして作りました。全体的にシンプルになりがちですが、クリップ付きプレートやラウンドタイルで模様を付けてみたり、窓の色を紫にすることでアクセントを入れてみました。


◯ 教会1(つーこま)

城の雰囲気に合うように、中世ヨーロッパのゴシック様式の教会をイメージして作りました。荘厳な雰囲気を出すために暗めの色にしました。上から見ると十字架に見えるところも再現しています。


◯ 教会2(つーこま)

1個目の教会とは違った雰囲気を出そうと思い、ドーム状の屋根をつけました。その結果、どちらかというとイスラム教のモスクのようになりましたが、これはこれでいい味を出していると思います。


◯ 時計台(ぺんぎん)

塔のてっぺんに時計をつけるだけでも確かに時計塔とはわかると思いますが、 それだけでは味気ないと思ったので、 時計の裏や塔の部分にも歯車をデザインとして取り付けて時計塔っぽさをだしました。 塔の部分が単調にならないようにしました。


◯ 城下町の家1(アーブー)

家の中央に水車があり、その動力で紡績をしているストーリーを頭に描いて設計しました。通常の水車は建物の横に設置されると思いますが、あえて中央に配置することでファンタジー感を出してみました。


◯ 城下町の家2(アーブー)

屋根にこだわってみました。ヨーロッパ風の家と検索して出てきたオランダの家の画像を参考にしました。段状の屋根がポイントです。


◯ 城下町の家3(アーブー)

軍馬を城主に奉納しているストーリーを頭に描いて設計しました。屋根をアーチ状にして牧場感を出しました。土台担当の方が放牧地を前に作ってくれたのでより雰囲気が出ていると思います。


◯ 城下町の家4(アーブー)

風車から得た動力を利用して、何かしらの生産活動をしている想定で設計しました。屋根の勾配を急にしてファンタジー感を出してみました。


◯ 城下町の家5(アーブー)

ワインの醸造所をイメージして設計しました。城主にワインを奉納しているというストーリーを考えました。壁にワイン樽(1×1のround brick)を設置して雰囲気を出してみました。

◯ 城下町の家6(あんこ)

お菓子の家を想像しました。外壁はミルクチョコレート、扉はストロベリーチョコレートをイメージして作りました。屋根や壁には円形のプレートやタイルをつけて、可愛らしくなったと思います。


◯ 城下町の家7(あんこ)

グリーンに色を塗った木の家を想像して作りました。工夫したのは、家の外壁に緑系だけでなく、赤系の色を混ぜることです。これによって、暖かみのある楽しいお家を作ることができたと思います。


◯ 城下町の家8(つーこま)

正面から見ると屋根が階段のような形になっているように見えるおしゃれな家です。このデザインに赤色がよく合っていると思います。


◯ 城下町の家9 (つーこま)

比較的シンプルな家ですが、全体的に優しめの色になっているのと屋根が丸みを帯びたデザインになっているのが特徴です。


◯ 城下町の家10(つーこま)

こちらの家は少し趣向を変えてみました。2本の円柱状の部分を四角い家から張り出したように作るのは少し工夫が要りましたが、これによって森の中にある家という雰囲気が出ました。


◯ 城下町の家11(つーこま)

形はシンプルですが、木の屋根、レンガの壁というように材質がわかりやすいように作りました。レンガはうまく色を変えてプレートを重ねることで表現しました。


◯ 城下町の家12(ぺんぎん)

赤と緑は相性がいい色で、 Dark RedとDark Greenをつかうと良さげだったので、 この2色をつかって設計しようと思い、 色にこだわって設計した家です。 赤と緑の建物と白のラインがいい感じじゃないでしょうか。


◯ 城下町の家13(ぺんぎん)

レンガっぽい家をつくろうと思って設計しました。 レンガっぽくタイルを貼ろうとした結果として、 建物が1*1ブロックをたくさん積んだような構造になってしまいとても弱い構造になってしまいました。 デザイン自体は僕は好きだったので、 もうちょっとうまい設計ができたらよかったです。


◯ 城下町の家14 (ぺんぎん)

ベランダのある家を作ってみました。 ドアの部分を少しヘコませていたりはしますが、 全体的に見ると壁がブロックを積んでいるだけな感じがして平坦に見えるし、 色ももうちょっと工夫できたかなという気がします。


◯ 城下町の家15(ぺんぎん)

この屋根のデザインを生かした家を作ろうと思い設計しました。 西洋っぽい屋根なのでそれに合わせてぽい感じを出していきました。 屋根と本体の接続や窓の枠のところで半ぽっちずらしたりしています。


◯ 城下町の家16(ぺんぎん)

この家は木でできた感じにしようと思って設計しました。 この家のサイズで木の枠(濃い茶色の部分)を再現しようとすると、 枠が太くなってしまって見たときに違和感のある家になってしまうため、 枠の部分を薄くすることに注意しました。 そのため、 全体が横向きに組まれています。 ちなみに2階の屋根から飛び出している部分も作るのに苦労しました。



* 城エリア *
◯ 城壁2(mizutaro)

城下町を囲う城壁と雰囲気を合わせつつ、スケールダウンするイメージで設計しました。角が丸い1x2プレート(35480)を円柱部分で多用していて、丸っぽい形を表現するのに一役買っています。


◯ 城







・建物部分(カピバラ)
城の建物部分を作りました。mizutaro君の描いてくれたラフのスケッチと、世界の有名なお城たちの写真や、アニメ作品のお城などを参考にしつつ、自分の持っているお城のイメージとそれぞれの城の共通しているイメージを抽出しながらデザインを決めていきました。特にこれといった特定のモデルがあるわけではありません。お城の概形はmizutaro君の描いてくれたスケッチに依っています。あの有名なお城には似せないようにしようと言っていたのですが、最終的には色の関係もあって、似ていますね。
デザインでは、何も模様がない壁がなく、短調にならないようにしたことに気をつけています。いろいろなところにお城らしさのある装飾をちりばめられたと思っています。
前面中央の少し前に飛び出しているところにあるクリップ付きバーの装飾のあたりと、裏面に作ったステンドグラスの部分が気に入っています。前面中央の建物がちょっと前に飛び出していて、ドアが奥まっている感じがいいですね。
当日のライブ放送ではステンドグラスの部分はあまり綺麗に写っていなかったと思うのですが、この写真ではしっかりtransの色がわかるレベルできれいに写っていています。また当日、言われて気づいたのですが、そもそもあまり光の当たらない場所にステンドグラスを作ってしまったので、中に光るブロックを入れたりすれば、面白かったかなと思いました。

・屋根, 塔(mizutaro)
カピバラ君が作ってくれた概形を元に、屋根や塔を設計しました。
まず屋根ですが、プレートとタイルからなる板を傾けています。細かな位置調整や角度調整が大変でしたが、見た目に注力しすぎた余り少々強度が犠牲になってしまったので改善の余地ありといった感じです。また、屋根で最も苦心したのは妻(...であってますでしょうか、日本語が定かではないのですが屋根の下の壁の三角形の部分です)です。屋根の角度に合わせてなるべく隙間を埋めるために最終的には結構強引な構造になってしまいました。しかし、これについては一つアクシデントが。この部分を実現するのにはTanの18° 4x1スロープ(60477)がキーなのですが駒場祭当日、発注したはずのこのパーツが見当たらず、結局33° 3x1スロープ(4286)で代用しました。個人的には屋根で最も苦労したかつこだわった箇所なだけに少し残念です。
塔については、城壁2と同様、角が丸い1x2プレートを使って円柱を表現しました。中心に2x2ラウンドブロックの芯が通っているのですが、それを囲むようにして設置している壁は実はポッチ固定等されておらず、上下と芯で挟み込んで動かないようにしている形です。先端のとんがり屋根はウェッジプレート等を使ってなるべく円錐に近づけられるよう頑張りました。


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以上、今年の駒場祭大型作品紹介でした。

弊部のYouTubeチャンネルでは、駒場祭当日のライブ配信にて動画で大型作品の紹介を行っていますので、気になった方はご覧いただけると幸いです。


それでは、2020年もあと数日ですが、来年も我々東大レゴ部をよろしくお願い致します。

第71回駒場祭個人作品

2020-12-06 00:34:44 | 学園祭展示


こんにちは。副部長のさくらもちです。第71回駒場祭で展示された個人作品を紹介します。五月祭が9月にあった都合上、既出の作品もいくつかありますが、ご了承ください。

◯おにぎり(みかん)


おにぎり(ふつうの・天むす・かじりかけ)、たくあん、竹の皮を作りました。どの面もポッチが表に出るようにして、お米の粒の感じを表現しています。かじりかけのおにぎりで、ポッチを表に出しつつ中の具を見せるのが難しかったです。竹の皮は、1×2のブロックと1×1のラウンドブロックを組み合わせることで丸みを持たせるようにしました。

◯顔(せきしょー)


人の顔が作りたかったので作ってみました。できるだけ顔の黄金比に近くなるように設計しました。使用したパーツの都合上、肌の色は暗い灰色です。余裕があれば、顔の曲面がもう少し滑らかになるようにしてみたいです。

◯電柱(せきしょー)


電柱です。ごちゃごちゃした雰囲気が好きなので作ってみました。実物とは異なる点もあるかもしれないですが、ご了承いただければと思います。

◯飛び出す絵本(せきしょー)



2年前の駒場祭で初めて展示した作品です。久々の展示となりました。”飛び出す”絵本なので、本の厚みよりも家の高さが高くなるように作りました。家が飛び出す様子は、ライブ配信のアーカイブをご覧いただければと思います。

◯国立科学博物館日本館(とふゆ)


タイトル通り国立科学博物館の日本館という建物を再現しました。上から見た形状が実物と同じ様に飛行機の形になるように設計しました。比較的小さめのサイズで作ったため、細かいところ(窓の位置など)にこだわれなかったのが残念ですが、建物の形状は再現できたと思います。

◯大正風の街並み(りょうへい、Yamatai)


私の在学中最後の文化祭でしたが、卒論等がいそがしく、本格的な作品には取り組めない状況だったので、既存作品の組み合わせによる新作を作ることを思い立ち、本作が出来上がりました。「大正」という時代設定はりょうへい・Yamataiがそれぞれ保有していた作品ありきで決まったものです。寄せ集めにしてはそれらしいものになったかと思います。大型の作品ですが、共同作業により短い期間で完成させることができました。(りょうへい)

◯S.S.コロンビア号(mizutaro)


東京ディズニーシー、アメリカンウォーターフロントに停泊する蒸気船です。TDSに行ったことのある方は3つの斜めの煙突に見覚えがあるかもしれません。今回、この蒸気船をレゴで再現する際にもこの特徴的な煙突を意識しました。また、敢えて手のひらサイズで作ることで家の色々なところにワンポイントとして飾ることができるようにしました。実際、我が家ではテレビ台に鎮座しています(笑)。少しテクニカルな話をしますと、船の胴体の部分は3ポッチ幅+α(ブラケットとタイル)、船首と船尾の部分は4ポッチ幅となっておりポッチ接続はできませんが、ヒンジプレート(44567b44302b)を利用することで繋げています。

◯ルーク・スカイウォーカー(mizutaro)


映画、スター・ウォーズシリーズの主人公の一人、ルーク・スカイウォーカーをBrickHeadzという公式の規格に沿って作ってみました。Ep.4〜7から一人ずつです。特に衣装の表現には注力しまして、Ep.4ルークのジャケットを着てる感を出すために半プレートずらしたり、Ep.7ルークが着ているローブが地面につかないようにしたりと、まぁ挙げ出したらキリがないほど隅々までこだわりました。自分的には満足です。スカイウォーカーサーガに登場するルークの主な姿を全て再現する計画を立てているので今後も続編を製作する予定です。乞うご期待!(笑)。

◯花のある家(このやろー)


以前から何か建物を作りたいと思っていたので、この機会に作りました。窓や壁が単調にならないように心がけました。想定より庭が小さくなってしましましたが、その中でも花々をうまく表現し、配置できたと思います。

◯ペガサス(このやろー)


羽の表現をやってみたかったので作りました。足の太さや胴体の長さなど、全体のバランスを見ながら不自然な印象にならないよう気を付けて調整しました。

◯リトル・マーメイド(このやろー)


2ポッチ幅の顔でどれだけ再現できるかということに挑戦しようと思い、テーマとしてアイコニックな髪型をしているアリエルが真っ先に思い浮かんだので作りました。カーブスロープや動物のツノのパーツを使って髪型をうまく表現できたと思います。また、海の中の世界というのも以前から作ってみたいテーマであったので、一緒に作りました。

◯オスプレイ駒場祭版(さくらもち)


外見や各種ギミック(左右プロペラの連動・ブレードの折りたたみ機能と翼全体の90度回転によるコンパクト化・前後ギアの同時作動など)は五月祭で出したものと変わりませんが、中の設計は割と変更しています。例えば、エンジンと翼端の接続部分は、重力によるしなりを考慮して、前設計より角度を急にしました。それでもまだ足りないような気がするので、気が向いたら更なる補強を施したいと思ってます。また、来場者に中の様子を見てもらえるように、翼の部分やギアの格納部分のカバーを取りやすくしました。特に翼の部分の設計は非常に苦労したので、中の様子を見てもらえてよかったです。

◯消火ロボ+α(V.14)


消火器をモデルにしたオリジナルロボットです。1、2年前に製作しました。「小型ロボットと同居する」というコンセプトのもと白いロボット(掃除、家事全般)を製作し、その続編として防災用のロボットにしました。こっちは家事ではなくて火事ですね(笑)。一度フォルムを決めてからブロックで再現したので、それなりに苦労しました。体重は白いほうの倍はあります。

◯レッサーパンダ(V.14)


去年の駒場祭に向けて製作しました。恒例の150ピース製作でテーマが動物だったため、深く考えずに「レッサーパンダ」と分担を決めました。若干顔が大きくなってしまいましたが大まかな特徴は捉えられたと思います。白い眉毛が表現できなかったのが残念ですが、小さい目を優先しました。150ピースきっかりです(尻尾で調整しています)。

◯乗員帰還機「コメット」(V.14)


最近ロケットを組んで操縦するKSPというゲームにはまりました。「宇宙のレゴ」なんて言われたりしています。火星に行ったり、宇宙ステーションを建設したりしました。ロケットのほかに飛行機も作ることができて、当然ロケットのように打ち上げて飛行機のように帰還するスペースプレーンも作れます(空力安定性とか重心位置とかハードルが高いです)。「かっこいいから」という理由で、一人乗りのスペースプレーンを作ったのをレゴで再現しました。他の惑星まで往復するだけの燃料は無いですし、荷物も運べないので宇宙ステーションの救命ボート扱いです(アポロやソユーズみたいなカプセルのほうがコスパはいいです)。



ドッキングはこのように機体を折りたたんでやります。一人乗りといえど案外せまくるしい宇宙船だというのが分かると思います。

◯青いドレスの王女マルガリータ・テレサ(HF)


今年頭に上野で開催された「ハプスブルク展」へ行ったときこの作品を観て「これはレゴ化せねばならぬ」と思ったので作りました。ドレスの装飾をどこまで再現するか悩みました。
余裕があったら背景の小物まで作りたかった…
原画(wikipediaより)

◯真珠の耳飾りの少女(HF)


以前フェルメールの名画をノリと勢いで立体レゴ化した作品です。
真珠の耳飾りはミニフィグに持たせるマイクを使っています。
原画(wikipediaより)

他にも
関西鉄道「早風」型蒸気機関車(Yamatai)
鉄道院1690形蒸気機関車(Yamatai)
が展示されていました。

ライブ配信を見逃してしまった方も、アーカイブでご覧になれます。気になる作品がありましたら、アーカイブの個人作品紹介もぜひご覧ください。

東大レゴ部・UTLCちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCQAEwy2QlAi7R96UF__uLbg



それでは。