新入生の皆さんへ!②

2019-03-21 13:20:00 | Weblog
部員のHachiです.

先日弊部の著書(リンク)が発売されました.

Rockwell君らが頑張ってくれたので、内容としては素晴らしいのですが、レゴを普段買わない方や小さいお子さんなどにはややわかりづらい部分もあるかもなあ、と思ったので、前提知識としている部分の補足をしたいと思います.

また、そろそろ新歓の時期でもあるので、レゴ部に興味はあるけど、知識が全くなくて入部後にやっていけるか不安、という新入生に向けた記事にできればなあ、と思っています(実際には入部時に以下のような知識がなくても困りませんので安心してください.詳しい人が教えてくれるし、自然と覚えるので).

と言っても書けることはほぼ無限にあるので、とりあえずここではレゴ界隈(部内)で慣習として使われているパーツ(部品)の表記方法について解説します.

パーツの表記方法というのは、実物や画像を使わずに相手に自分がどのパーツの話をしているのか伝える方法、ということです.例えば、レゴの部品の多くは四角いので、「四角いアレ」のように言っても全然伝わりません(部内で一緒に作業することが多い人同士だとたまに伝わりますが笑).そこで、以下のようにある程度の規則に従いパーツを分類・表現します.

1.色
まず、わかりやすい分類方法としては色があります.同じ形の部品でも、赤、青、緑...など、たくさんの色のものがあります.ただ、色も種類がたくさんあり、主観のみで話していると誤解をうむことがあります.

そこで、色の分類は基本的にLEGO社、もしくは通販サイト(bricklink, bricksetなど)の表記に従います.例えば、「グレー」と呼べる色は5種類ほどあって、それぞれ「Light Bluish Gray」や「Very Light Gray」などと呼びます.

2.形状
次は部品の形による分類です.四角い、丸いみたいな話です.また、LEGOは立体なので、厚さ(高さ)による分類もあります.これも基本的に通販サイト等での表記に従います.

種類名でよく出てくる単語として、以下があります.

・ブロック(Brick):「レンガ」のようないわゆる普通のレゴの部品を指します.

・プレート(Plate):「板」状の薄いパーツのこと.プレートの厚さはブロックの高さの1/3です.

・タイル(Tile):レゴにおいてはパーツ同士をくっつける凹凸(ポッチ=stud)がなく、表面がツルツルなもの、という意味.



・スロープ(Slope):「坂」のような形状のもの.


・ウェッジ(Wedge):「くさび」のように底面が台形のパーツです.

・ラウンド(Round):「円形」のものを指します.


以上の単語と、パーツの寸法(例:底面の短辺×底面の長辺×高さ)、そして色でよく使うパーツは割と表現できます.

ただ、これらの分類に当てはまらない部品もたくさんあります.そういう場合はそれぞれの見た目からつけられたニックネームや、どのセットのどの部分で使われていたか、などで表現することが多いですが、それらの全てを暗記するのは大変で、いちいち書いたり言ったりするのは面倒です.

3.番号
言葉で説明するのが難しいときには、各パーツ形状に割り振られた番号(以下パーツ番号)を使います.当ブログなどでたまに出てくる5ケタくらいの数字はパーツ番号です.

色についても同様で、公式(LEGO社)の呼称と通販サイトなどでの通称が異なることもあるので、色番号を参照します.

パーツや色の番号は暗記することはほぼありませんが、必要になったら設計ソフト(LegoDigitalDesigner等)やbricklinkなどでパーツを探し、番号を特定します.

例えば、通称「ヘッドモドキ」のパーツ番号は「87087」で、Dark Stone Gray(=Dark Bluish Gray、DBG、新濃灰)の色番号は「199」です.


番号で表現するのは普段使いにはわかりづらいのすが、書ける文字数が限られていたり、パーツを発注するときなど厳密さが必要なときには便利です.

ちなみに、レゴのセットも番号でよく表現するので、たまにパーツ番号なのか、セット番号なのか判断に困りますが、明確に区別する方法はありません(ネットで番号を検索したり、文脈から判断するしかありません).

いかがでしたか?
以上、パーツの表記方法についてのご紹介でした!
何かの役に立っていたら幸いです.

新入生(もしくは興味を持った2年生以上)の方、サークルオリエンテーションでお待ちしています!
また、東大LEGO部に興味を持ったら、いつでもutlc.shinkan.2019(あっとまーく)gmail.comまでメールしてください!



新入生の皆さんへ!①

2019-03-10 10:00:00 | Weblog
こんにちは、新2年生のせきしょーです!

今日は合格発表ですね。僕も去年は、福井の実家でドキドキしていました。実際に合格通知が届くまで、なかなか信じられなかった記憶があります笑

さて今回は、新入生の方々に向けて、東大LEGO部の紹介をしたいと思います~!
軽く読んでいただけると幸いです~

ちなみに、LEGO部では新歓用のメールアドレスを用意していますので、なんか興味あるなあと思ったら気軽に連絡してみてください!
utlc.shinkan.2019(あっとまーく)gmail.com



1. そもそも東大LEGO部とは?

まずは簡単にレゴブロックの説明を。
レゴブロックはデンマークに本拠を置く玩具会社「LEGO社」の発売する組み立ておもちゃのシリーズで、およそ60年の歴史を誇ります。商品ラインナップは、街や車を作るお馴染みのシリーズから、東大の講義でも用いられるプログラミング教材まで、多岐に渡ります。

東大LEGO部は、2007年に東大本郷キャンパスの安田講堂をレゴブロックで再現するプロジェクトとして発足した、東大の学生のみからなるサークルです。



この時制作した1/40スケールの安田講堂が好評だったこともあり、サークルとして活動を継続していくことになりました。


2. どんなものを作っているのか?

サークルとして活動を継続することにしたLEGO部ですが、私たちが制作する作品の種類は主に二つです。部員同士で協力して制作する大型作品と、各々の部員が得意な分野を生かして制作する個人作品です。



大型作品
大型作品は、部員同士が色々と意見を出し合いながら一つのものを作り上げる過程が醍醐味の一つです。学祭向けが主ですが、外部から依頼を受けて制作することもあります。

東大看板


2008年の五月祭に併せ、大学当局からの許可を得て制作しました。
写真は、見た目はそのままに薄型化・軽量化を実現したアップデート版(2017年)。



レゴジャパンさま依頼作品 山


オフィシャルに依頼をいただき、全国展開されたレゴブロックのイベント向けに制作した作品です。2018年制作。



東京



2018年駒場祭に向けて制作。各ランドマークは部員が分担して設計しました。







個人作品

個人作品は、各々のメンバーが好きなように作る楽しさがあります。
ネットで喝采をさらうような単純明快なものや、通も賞賛する深遠さをたたえたものまで、ジャンルは様々です。

ゾエトロープ



ハンドルを回しながらタブレット端末を見るとミニフィグが動いて見える、ゾエトロープのようなものです。2018年制作。



パソコン



2017年にある部員が制作し、Twitterで11万いいねを獲得したのち、世界的に拡散されました。



ノイシュヴァンシュタイン城



ドイツ南部にある、シンデレラ城のモデルです。ある部員がおよそ3か月かけました。2018年制作。



3どんなメンバーがいるのか?どこで活動しているのか?どれくらい活動しているのか?

東大の学生(院生含む)であるということ以外、特に入部に制限はないので、メンバーも様々です。
文系理系男女出身問わず仲良くやっています!もちろん兼サーしている部員も多くいますよ!
作品制作スキルのようなものは、だいたい入部後に伸びるので、あまり気にしなくて大丈夫です笑

部室は駒場キャンパス学生会館104Aにありますので、興味のある方はいつでも遊びに来てくださいね~
(部室に部員がいない場合もあるので、新歓用メールアドレスに連絡をしてもらえれば確実に部室見学ができます!)



ロケで来てくださった櫻井翔さんには「えっ、狭くない?」と指摘されてしまいましたが、結構大きなものもここで作ってます。
レゴのトレンドについてはもちろんのこと、最近面白かった映画や良かった音楽について雑談しながら作ることが多いです。

普段の活動頻度は週1,2回という程度ですが、学祭直前期など作品の制作が追い込みにかかると増えたりします。
文化系あるあるかもしれませんね~



4どこで展示しているのか?

LEGO部は年2回の学祭(五月祭、駒場祭)での展示を主目的として制作を行っています。



学祭の企画人気投票では、おかげさまで上位表彰企画の常連です!



昨年の五月祭の展示へは、およそ1.7万人の方々がLEGO部の展示に訪れてくださいました。



5他にはどんなことをしているのか?

依頼があると、レゴブロックを用いたワークショップを行うことがあります。子供向けが多いですが、大人が参加するものもあります。





また、レゴブロックの面白さを伝えるために、各種メディアの取材を受けたり(もちろん希望しない部員が映り込んだりすることはありません!)、
本を出版させていただいたりすることもあります。






ここまでお読みいただきありがとうございます。
なんかおもしろそうやなあと思ったら、気軽にutlc.shinkan.2019(あっとまーく)gmail.comまでメールしてください!ちょっと時間がかかるかもしれませんが、新歓イベントの案内を送らせていただきます~!
また、4/1(理系)と4/2(文系)に開催されるサークルオリエンテーションでもLEGO部は1号館(駒場キャンパスの正門から入って正面の安田講堂似の建物ですね)107教室でお待ちしておりますので、お時間のある方はぜひ来てくださいね~!