2012年度に予定されている米海兵隊岩国基地(岩国市)での民間空港再開へ向け、旅客ターミナルビル運営会社の設立発起人会が16日、岩国市で開かれた。役員人事や事業内容など定款のほか、運営会社を30日に設立することを決めた。
発起人会には、二井知事や周辺2市4町の首長らが出席。商号を「岩国空港ビル株式会社」とし、ビルなどの賃貸を主な業務とすることを決めた。役員については、社長にプラント塗装会社「カシワバラ・コーポレーション」(岩国市)社長の柏原伸二氏、副社長に松永博男・前県民間空港再開推進室長、取締役に福田良彦・岩国市長と古木哲夫・和木町長が就任することになった。
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平野博文官房長官は15日午後の記者会見で、米紙ワシントン・ポストが先の核安全保障サミットで「最大の敗者は迷走続きの鳩山由紀夫首相」と論評する記事を掲載したことについて、「一国の首脳に対して、いささか非礼な面があるのではないか」と不快感を示した。
記事では、オバマ米大統領と約90分間会談した中国の胡錦濤国家主席が「勝者のリストのトップに位置付けられる」とする一方、首相については「慰めとして(大統領に)非公式会談をしてもらった」などと酷評。これに対し、平野長官は「時間の問題ではなくて、いかに機会に接するかという観点から大事な意見交換の場だった。たとえ(非公式会談が)10分であろうが有意義な機会であった」と強調した。
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