VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

原作 枕上書も面白い

2021-11-09 12:14:31 | 永遠の桃花

ようやく 「夢幻の桃花」原作を読み始めました。

これが ユーモアたっぷりで 面白い!

やはり 文章のあちこちに 様々な仕掛けがあって

読む人の興味をそそります。

正直 十里桃花のドラマで描かれる帝君と鳳九の

エピソードに惹かれなかったのは

鳳九のあまりの鬼気迫る執着心に嫌気がさしたから。

まるで 日本昔話の 僧侶安珍と清姫みたいで

もうその時点で ごめんなさい🙇だったのですが

十里桃花の原作では ドラマのような筋書きはなく

人間界に鳳九が行って その後帝君の運命が変わってしまい

司命星君から 帝君の寵愛を受けたらその心を

蹂躙するように言い渡された時点で終わっているのと

 狐狸洞で 鳳九が大酒を飲んで帝君への恋心を

あれやこれや嘆き しまいには絆を断ち切ってきた事が

書かれているだけなのです。

だから 原作の中では辻褄はあっています。

もし 十里桃花のドラマを見た人が

枕上書を見るにあたり あの原作通りのドラマ化なら

見た人は 混乱すると思います。

枕上書は まだ読み始めたばかり 鳳九のまっすぐで

一途な心根がみてとれます。

「敏敏公主」さんの訳は とても流れるように美しく

私は気に入りました。

どのくらいの長さの物語かはわかりませんが

訳はまだ途中です。

十里桃花も ついつい思い入れが強く

毎日のようにブログ更新してしまいますが、

この作業が 楽しくて ついつい十里桃花の

解説をしてしまって・・・

そうそう、枕上書で阿離が どうやったら

母上と一緒に寝られるようになるかを

鳳九に相談する場面がありました。母上と一緒に

寝たはずが 気づくといつも 自分の住まい

慶雲殿で寝ている。

きっと 父君に戻されてしまっているんだ・・

鳳九はアドバイスしますが その後

白浅から睨まれ、罰まで与えられた、という・・

狐狸族は 一度伴侶を決めたら 生涯変える事はない

 そして 他のカップルでも 子供より

夫婦の絆のほうが強いことが 何気に書かれています。

白浅の親も 白浅を 兄の白真に預けたままだったし

鳳九も 白浅に預けたままだったという事が書かれていました。

 

白浅が 勉強のことで 夜華と比較して叱っている場面も

あったりして( *´艸`)

母上に似ただけなんですよね。

鳳九も 成績はかなり悪かったと書かれていました。

 

これからの展開も期待しています。

 



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