政府、社会の問題、提言など

社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

最近の米軍関連の諸問題(~05/18)その6

2008年05月21日 23時58分08秒 | 政治・自衛隊
佐世保の米弾薬庫火災で協定見直し 常時通報を明文化 指揮車基地乗り入れも
2008年5月17日 04:41 カテゴリー:九州・山口 > 長崎

 佐世保市の米海軍前畑弾薬庫で一昨年10月に木工所が全焼した火災を受け、同市と米海軍佐世保基地が見直し作業を進めてきた消防相互援助協定の改定案が、日米双方の消防トップで合意していたことが16日、分かった。改定案は米軍上層部で精査中で調印時期は未定だが、市内で発生した火災情報を双方が常時通報することを明文化し、米軍基地・施設内に日本の消防指揮車の乗り入れが許されるなどの改善点が盛り込まれた。

 見直し作業は弾薬庫火災から3カ月後の昨年1月以降、事務レベルで5回、市消防局長と在日米海軍統合消防部佐世保署長とのトップ会合を3回開き(1)通報体制(2)火災現場での援助活動(3)共同訓練の実施‐の3点について協議を重ねた。

 改定案は現協定が規定する「他方の管轄区域の人命、財産に危害を及ぼすかもしれないと判断したとき」との通報要件を削除。市内で起きたすべての火災を対象に双方が迅速に通報することを明文化する。市消防局によると、現行の運用でも米軍の通報を受けているが、日米の市民がより安心できるよう「義務化」を盛り込むことで一致したという。

 日本側からの援助活動については、従来、米側の要請がない限り、基地内に立ち入ることができなかったが、市の消防指揮車に限り、火災発生時の乗り入れが可能になる。これで、日本側も現場での火災状況の把握や米側との情報交換、消火活動の協議ができるという。共同訓練や研修会を少なくとも年1回実施することでも合意した。

 協定の見直しをめぐっては、2007年3月までに決着することで合意していたが、基地の消防トップの交代などで遅れていた。

=2008/05/17付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/22984




2008年5月17日(土)「しんぶん赤旗」

米兵受刑者 秘密合意根拠に優遇 ステーキ・パイ・ケーキ… 罪犯しても特別メニュー

 日本国内でさまざまな特権を保障されている米兵は、罪を犯して刑務所に入っても、他の受刑者に比べ優遇されています。一番の問題は特別メニューの豪華な食事です。実態はどうなっているのか、根拠はどこにあるのか。

 表は、日本共産党の井上哲士参院議員に法務省が提出した横須賀刑務所の一週間分のメニュー(今年三月二十三―二十九日)です。同刑務所は、日本で罪を犯したすべての米兵受刑者を収容しています。米兵受刑者にはステーキなどの肉類、フルーツやデザートがほぼ毎食欠かさず出され、日本人受刑者との差は歴然としています。

米軍から補充日本政府容認

 日本人受刑者とメニューが異なるのは、米軍が横須賀刑務所に補充食料を届けることを日本政府が認めているためです。政府は、日本人受刑者はもちろん、米軍関係者以外の外国人受刑者への補充食料も認めていません。その点でも、米兵受刑者は特別待遇です。

 日本政府は、補充食料の提供を認める根拠として、“日本の当局が米軍関係者を拘束した場合には、日米両国間の慣習等の相違に適当な考慮を払う”とした日米合同委員会の合意があることを挙げます。

 しかし“日米間の慣習の違いに考慮する”というだけでは、食事面で米軍関係者を特別に優遇する根拠にはなりません。

 実は政府は、この合意の「要旨」については公表していますが、合意の全文そのものは非公表・秘密扱いにしています。

 「要旨」では確かに「日本国の当局は、合衆国軍隊の構成員、軍属又はそれらの家族の身柄を拘束した場合には、日米両国間の言語及び習慣の相違に適当な考慮を払い」としているだけです。
処遇での格差解決先延ばし

 ところが、すでに明らかになっている法務省作成のマル秘資料(一九七二年)に掲載されている合意全文は、前記の要旨の文言に続き、次のように明記しています。

 「このような習慣の相違が拘束された者の健康に害を及ぼすような拘束の条件は課さないものとする。拘束されたそれらの者の習慣となっている食事について配慮がなされる」

 秘密扱いの合意全文では、米兵受刑者の「習慣となっている食事」の提供を明記しているのです。

 日本政府は現在、「最終的には(米兵受刑者と日本人受刑者との)処遇の格差は是正されるべきだ」との立場です。しかし、刑務所内での優遇措置は、米兵が日本で罪を犯しても大したことはないという意識を生み出すものです。「最終的には」などといって解決を先延ばしすることは許されません。秘密合意の問題を含め国民に隠し立てせず堂々と対米交渉し、早急に改善を図るべきです。(榎本好孝)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-05-17/2008051704_02_0.html



在日米軍ゴルフ場からボール、小6けが 相模原市が抗議

2008年05月17日08時36分

 米陸軍キャンプ座間のゴルフ場から飛んできたゴルフボールが小学6年の男児(11)の顔に当たる事故が15日、隣接する神奈川県相模原市新磯野の市立新磯野西公園であった。同市は16日、キャンプ座間の在日米陸軍司令部、防衛省南関東防衛局に対し厳重に抗議し、再発防止の対策をとるよう申し入れた。

 相模原南署によると、ゴルフボールは男児の鼻付近に当たった。ワンバウンドだったため骨折もなく鼻血が出た程度だったという。ゴルフ場は米軍人、軍属、家族向けの厚生施設。周囲には高さ約35メートルのネットが張ってあるが、それを越えて飛んだらしい。

 市側の申し入れには、在日米陸軍司令官のパーキンズ少将が応対した。市側は「事故防止については、かねて要請してきただけに誠に遺憾だ」とし「実効性のある万全の対策を講じるよう」求めた。

 これに対し在日米陸軍側は「事故については当事者が相手方に率直に謝罪し、誠意を持って対応している」と説明、「今後このようなことがないよう対応を図っていく」と回答したという。

 南関東防衛局では齊藤敏夫局長が応対し、市側に対し「在日米陸軍に対し再発防止を申し入れ、さらに実効性のある事故防止策を講じるよう強く要請した」と答えた。

 市によると、隣接の新磯野、相武台地区では、住宅地の市民から、ゴルフボールが飛んでくるという苦情が毎年出ている。器物損壊で損害賠償までになった例は06年度2件、07年度2件。負傷事故は80年に主婦がけがをして以来という。

http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY200805170017.html


近隣住民にとっては危険な状態にあるようだ!。

この事件もテレビのニュースにならなかったが、「住宅地の市民から、ゴルフボールが飛んでくるという苦情」が発生しているのであれば、「隠蔽」するのではなく早急な対策を行なわなければ、取り返しのつかない問題、事件につながる可能性がある状態である。

クラブで打ったゴルフボールは「石」と同等の破壊力がある。

放置すれば、大問題に発展する可能性もある。

万が一、「公園」で遊んでいる児童の「目」などに当たり、場合によっては「失明」などになった場合、米軍幹部、又は加害者はどのような対応をとるのであろうか?。

ボールを敷地外に出さない工夫が必要であり、早急に対策すべきだ。




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