美人画ばかりを描いている自分だが、
最近ハマっている漫画は「グラップラー刃牙」だ。
グラップラーというのは組み技系の総合格闘家の意味。
刃牙シリーズの最初の方ですね。
ちなみに、刃牙の前は、「WORST」だった。
こっちは悪ガキどもの闘争の物語だ。
こういう漫画ばかり読んでいると、誰かをぶん殴りたくなる(笑)
自分の中に眠っていた暴力的で野蛮な何かがうずきはじめる。
気にくわないやつをボコボコにして半殺しにしたくなってしまうのは、
無意識にアドレナリンが放出されているからかもしれない。全くアブナイ。
刃牙シリーズで一番好きなキャラは、花山薫である。
花山の強さはもはや馬鹿げており、人間以外の存在とも言える。
まあ、作者もそういうのが描きたかったのだろうが、
その馬鹿げた強靭さゆえに、見ている者もカタルシスを味える。
さらに、その馬鹿げた格闘シーン故に、この漫画は実写版を拒絶する。
つまり現実には絶対にありえない格闘シーンが展開されているからだ。
その象徴的シーンが、範馬勇次郎というキャラクターが、
でかい地震が起こった時に、拳で大地をぶん殴って沈静させてしまうところだ。
永井豪先生の「バイオレンスジャック」でもそれは不可能だった、、。
ここまで来るともう笑うしかないのだが、それが面白いのだ。
まあ、そういう馬鹿げた雄専用の格闘漫画を読みながら、
自分なりに美人画とのバランスをとっているのかもしれない。