行って来ました「至上の印象派展」
本当に心から感動しました。
東京で、これまで見てきた全ての展覧会の中でも、
1、2を争うほどの素晴らしさです。
印象派を中心にした今回の展覧会には、傑作が多くて驚かされます。
まず、モネの作品の美しさは、本当に心を打たれました。
「そうか!これが印象派なんだ!」「なんて綺麗なんだ!!」と驚きました。
明るい光と・・いえもう、これは言葉にはなりません。すみません。
他にも、マネ、コロー、シスレー、ドガ、アングル、ゴッホ、ゴーギャンなど名のある画家の作品があり、
その中でも、本当に感動して涙した作品が一つありました。
ルノアール作「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」を見た時に、その美しさに感動して、
いつの間にか、目頭が熱くなって・・じっくり見終えた後で、涙がぽろぽろとこぼれてきました。
毎晩、美しい女性像を見つけようと描いて、「うーん」とか唸ってる自分だからかもしれませんが、
これは、生まれて初めての体験でした。あれこそが、本物だけが持つ輝きや深みなんですね。
出る前に戻ってきて、2度目には冷静に分析していました・・
骨格、肉付き、衣装、顔の輪郭や光の当たり方、髪の表現、背景・・・。
でも、結局、この作品の持つ美しさに心が反応してしまい、また涙が出そうになるのでした。
その時、この絵を見ていたおばはん2人組の一人がつぶやきました。
「純心よねぇ・・でも、いつまでも純心ではいられないのよねぇ・・」
僕は思いました「だからこそ、イレーヌの純粋さ可憐さ、この美しさを絵にして、永遠に残そうとしたんじゃないか!!」
会場を出たところで、また、そのおばはんがこうも言いました。
「あの子、将来どうなったんだろうねぇ・・?」
僕は思いました「まあ、裕福な銀行家の娘だから、たぶん幸せな結婚もして・・」っておいおい(笑)
んなこたー、どうだっていいんだよ!!絵を心に刻めええーー!!味わえー-!!
関東近隣の方は、これは絶対に行くべきです。
僕も、もう一度見に行こうかと思っています。
http://www.buehrle2018.jp