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田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

いきなり閉店

2019-12-31 16:53:25 | ヒゲの毒舌
クリスマス飾りが点灯する華やかな或る日のこと。
人気チェーン店の 『 いきなりステーキ 』 が、大量閉店を発表した。
             
ヒゲ達みたいな昔の飲食店経営者は、年の瀬と正月の閉店は避けたものだ。
従業員とその家族が、正月そうそう路頭に迷い、この寒空の下を右往左往するのは、
いかにも気の毒だと思うのだ。
せめて正月の間は、従業員に気持ち良くお屠蘇気分で、お節を楽しんでもらいたい。
それが、雇用する者の最低限の倫理でしたが、今は時代が違うのですネ。

それにしても、つい最近のガイヤの夜明けで、このいきなりステーキ屋さんの
新規開拓メニューとして、殼付きカキを売り込む映像を見たばかりだが・・・?
         
                       
それから間もなし、社長ハン手書きのメッセージが店の入り口に貼ってあったらしい。
曰く、もっと客が来てくれないと店を閉めまっせとのメッセージ?
そして、チェーン店の大量閉鎖。
いやはや、世の中、どないなっとるん?
                  
熊本にも、一軒の “ いきなりステーキ ” があります。
今のうちに、一応どんな店か、見ときたいナーと思います。
と、そんな時、カァちゃんが思わぬうわさ話を聞いて来た。
東京で有名な焼き肉の叙々苑さんの話。
熊本では、鶴屋デパートの催事場の常連さんで、人気のある店。
それが、今度のサクラマチに、出店しているのです。
          
ヒゲ夫婦も車椅子で行けそうなので、寒波がゆるんだら行く予定でした。
ところが、うわさでは、もう閉店するとか?
熊本には、高級過ぎるのかもしれない?
オープン間もなしでも、採算が合わなければ、潔く撤退する。
なんて引き際のイイことだろうと、感心するヒゲ夫婦。
真偽は判らない、噂話かも知れないが ・・・

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天ぷらへの誘い~キス

2019-12-27 15:10:55 | よもやま話・料理編
天ぷらの魚ネタの代表は、キス でしょうか。
映画『 釣りバカ日誌』シリーズの初期の作品に、キス釣りのシーンが登場します。
砂浜から投げ釣りするのですが ・・・ 。
                    
遠くにハリを飛ばすのには、若干の運動センスが求められます。
このキス釣りの外道釣りで掛かってくるのが、 メゴチ 。
                    
熊本では ヨドゴチ と呼ばれる下魚ですが、天ぷらにすれば驚きの美味に。
ここ熊本では、 キス も ヨドゴチ も豊富に獲れます。
つまり、熊本での天ぷらネタには、全く不自由することがありません。
               
熊本のキスのサイズはピンからキリまでだから、変に迷い箸になります。
田園では、大きなキスは塩焼き用に。
それより少し小さいものは、三枚降ろしで天ぷら用。
更に小さなサイズは、頭を取った後、 “ 松葉 ” に開いて、これも天ネタに。
この松葉とは、松の木の葉のことです。
              
 
松の木ばかりが松葉じゃない ♪♪  キスゴにメゴチも みな松葉~ ♫

「 もうすぐ廃盤(?)かの昭和宴会ソング。 
            ハ~イ! 皆さん、お手を拝借   」 
  

二股に開いている風情が、多分このネーミングの素でしょう。
或いは、このサイズを腹から開いて中骨を除くのが “ 開き ” 。
よく業務用スーパーで見かける、冷凍輸入品の開きキスと同じような。

さぁて、チョット注意すべき点が、鱚(キス)にはあります。
キスの唯一の欠点とも言うべき、水分の多さ。
つまり、水っぽい事です。 で、脱水の工夫が必要なんです。
例えば、次に紹介している干す作業。
松葉にしたキスを、しばらく漬け地に浸した後、金串に掛けて一夜干しに。
さっと炙って、前菜や朝食の焼き物にいけそうです。

寿司割烹店のショーケースに、大きな塩焼き用の鱚が飾られています。
客から、「 天ぷらに 」 と頼まれた。
早速、三枚に降ろすと身が瑞々しい!?
ところが、ここに罠が在るから世の中恐ろしい。
新鮮で瑞々しいキスだから、さっと揚げれば良いと考えがち。
すると、瑞々しいキスは、 水々しい(笑)天ぷらに揚るのでした。
          ≪ 前ブログ(2012.5.8)に、体験談を書いています ≫

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トイザらスの奇跡

2019-12-25 20:22:18 | 2人3脚チンタラ道中
クリスマスのイベントも、そろそろ終わり。
爺婆にとっては、孫からねだられたプレゼントを用意するのが一番の仕事。 (笑)
ゴジラ孫とラドン孫は、早々に品選びが決まっていた。
シンガポールに居るガメラ孫からは、なかなか連絡がないので、問い合わせる。
                    
数日後、 息子からメールが届いた。
「  今年のクリスマスプレゼントは要らないよ!  」  と。
ヒゲ夫婦は、一瞬喜んだものの、次第に不安な気持ちになって行く。
何でだろう?  何があったんだろう?
ガメラに、大変なことが起きてなければ良いが ・・・ 。
このガメラは、ヒゲの運神ニブの遺伝子を拒否した孫で、運動神経抜群なんです。
アスリートになる可能性も有りや!
動きがすばやいので、ケガも心配なんです。
このブログにも書きましたが、救急車で運ばれたことも。

その後のメールで安堵して、大喜びにつながります。
なんと、トイザらスからのビッグなプレゼントに当たった!!
シンガポール内で、5家族だけに1000ドル分のプレゼントだそうだ。
店内で、好きな物を選べるんだが、時間制限が厳し~い。  
一分間だけ!!
家族総動員で頑張れるようなので、メイドさんにも手伝ってもらうようだ。
広い店内を独楽鼠の様に走り回って、段取りよく満額の品をゲット出来るか!?
「 一年間、おもちゃを買わないで済む様に! 」 と、息子は言ったが?
さぁ、週末のイベント結果を、期待して待とう!
                

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マッチ物語③~2B弾

2019-12-24 21:11:55 | ヒゲの毒舌
さぁて、昭和30年代にタイムスリップしてみましょう。
       
             
此処は、ヒゲが暮らしていた鷹匠町の飲み屋横丁。
その通路に面して空き地が在り、ヒゲ達小学生の遊び場でした。
ある日の事、ビー玉で遊んでいた三人組は、思いもかけない “ 宝物 ” を
目にして、すっ飛んで行った。
    「 おばちゃーん! ソレちょうだ~い。 」

夜には三味線の音色が聴こえる 『 小松 』 と云う小料理屋さんが、
ヒゲ家の隣にありました。
その店から出て来たおばちゃんが手にしていたのは、ネズミ捕り器です。
しかも、まるまる太ったネズミが掛かっているではないですか!
         
ヒゲ少年たちには、まさに宝物。
何しろ、ゲームボーイも無い時代です。 (笑)
勉強しない子ども達には、時間が余っていました。
そんな時に、活きたネズミ!  笑いが止まらない子供達。
その頃は、自動(?)で動くモノは、最高のオモチャでしたから。
ヒゲ達は一生懸命おばちゃんを説得して、ネズミを手に入れた。

子ども達は、直ぐに銘々の花火と徳用赤マッチを取りに帰った。         
その頃の主役級の花火は、2B弾でした。
          
先ずはネズミ獲り器に直接、2B弾を放り込みます。
マッチ箱でこすって火を点け、何秒か後に爆発します。
まぁ、云うなれば手榴弾みたいなモノ。
ネズミは、最初は驚きますが、効き目はありません。
            
直ぐに、空き地で拾った水道管の切り落としをセットします。
それを45度に置き、2B弾に着火して、その水道管に入れます。
すると、数秒後に爆発して飛び出します。 戦時中の迫撃砲みたい。
しかし、この方法では、あまり飛ばない事が分かった少年達。

次は砲身の角度を下げて、キャノン砲式にします。
        
2B弾を砲身に入れ、紙片をねじって導火線に。
そして、マッチで着火!
数秒後、パーンと云う音と共に2B弾が飛び出します。
それがネズミ獲り器に当たったら、ネズミが「チューチュー」と右往左往。
少年達は、「 ヤッタ~ ヤッタ~ 」 と大盛り上がり。

ひとしきり遊んだら、お別れの時間。
ネズミを溺死させる事は、小松のおばちゃんとの約束。
当時のネズミ捕り器は、バケツからはみ出る大きさ。
そのまま水に浸けても、ネズミは息が出来ます。
どっこい、子供達も悪知恵が働きます。
空き地に転がっている割り箸を集め、ネズミ捕り器に差し込みます。
ネズミの行動域を、狭めようという魂胆です。
そのエリアが半分になったら、水を張ったバケツにドボンと。
子供達は、「 キッ キッ 」 とほくそ笑みながら、次の遊びへと
飛び出して行ったので御座います。
              

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カァちゃんのデビュー戦

2019-12-22 21:00:14 | 2人3脚チンタラ道中
10/26(土曜日) にっぽん丸クルーズから下船した次の日。
熊本へ帰る新幹線に、やっとの思いで座り、やれやれのヒゲ。
グリーン車のリクライニングを後ろに倒すと、貧血が解消されて呼吸が楽に。
      
                 
やがて新幹線が新水俣駅に着き、しばらくすると前の方の車両から、
スカンジナビア語圏風な発音の一行がやって来ています。
切符を手に、こまったような顔でつぶやきながら、ヒゲ達の横まで移動して来ました。
そして先頭の金髪美人が、通り過ぎたかと思ったら振り返って、カァちゃんに英語で話し掛けます。
ヒエ~、心準備もない、突然の英会話デビュー戦のはじまり、始まり!
             
本物(笑)の外人さんから、突発的に話し掛けられると、殆んどの日本人は
後ずさりして震え上がります。
                    
しかし、そうは言っても、カァちゃんも英会話教室◯年キャリアのつわもの(?)です。
隣の席で、ヒゲは心の中で応援します。 ( 高みの見物!? 笑 )
「 ケッ、外国人がナンボのもんや!? 肥後の猛婦、ドンと行け~! 」
いきなりの実戦ですが、どうなることでしょう?

その北欧美女は、一枚の乗車券をカァちゃんに示した。
「 何処の席に座ったらよいか? 」 尋ねているもようです。 
手にとったカァちゃんは、首をひねる。
そらあ、ソウでしょう。 ヒゲ夫婦は、滅多に新幹線に乗りません。
だから、自分たち自身でさえ、切符を見るのにも慣れてない初心者。 (笑)
眼鏡を掛けたカァちゃんは、乗車券をしっかり見ています。
席番号の表示もないのに気づき、よく見ると、どうやらソレは自由席のもの。
では、その自由席とやらは、何号車だろうか?
次々に疑問が生じ、車内案内図を捜す。
                
さぁ、それを英語で伝えるのがカァちゃんの仕事。 否、腕の見せ所や!
こうして、北欧美女の御一行さまは、後方の車両に向かったので御座いました。
多分? 英語は通じたのでしょう? (爆笑)

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恩讐の彼方に

2019-12-21 19:36:29 | ヒゲの盤上の世界
12/15(日) 午前中のTV。
日曜美術館から引き続き将棋フォーカスを鑑賞。
         
すると、1986年のNHK杯で優勝した前田 裕司 七段の勇姿(!)が、紹介されていた。
トーナメントで、唯一の優勝。
彼にとって、最初で最後の勲章になった。
懐かしい顔を見て、前田君との激闘を思い出す。
   ≪ 前ブログ ( 2008. 9. 28 ) でも書いている。 ≫

ヒゲが、高校三年生の時でした。
当時の前田君は、「 熊本初のプロ棋士か? 」 と、熊日新聞でもてはやされていました。
同じ時期のヒゲはと云えば ・・・
全国高校将棋選手権の参加申込書を携えて、生徒指導部教員に許可をもらいに行った。
教員 「 なに~イッ 💢  将棋だとー。
      あのヤクザ者の手慰みの将棋の大会に、本黌の名前で出場すると~?
      ならん、ならん、絶対に許可できん! 」
けんもほろろに嘲られ、どう喝され、引き下がるしかなく、悔しさが尾を引いてる頃。
“ 将棋 = 極道者的 ” な大説教を思い出すたびに、ムカついて来るのです。
当然、ヒゲは、激しい嫉妬心にかられた。
同じ将棋を指すのに、一方は郷土のヒーローと讃えられ、もう一方はと罵倒される。
こんな理不尽があってたまるか?
そんな怒れる男の行動は決まっています。 そう、討ち入りです! (笑)
道場の入り口に立って、 「 頼もう! 」 と叫ぶやつ。
高校生の一分。 ヒゲの意地とプライドを懸けた闘い。
こうして無名の高校生と、将来有望視されていたプロ入前の前田君との三番勝負が
始まるのです。

道場では、前田君との対局を望む者が列をなしていて、ヒゲもその最後尾に。
前田君は、バッタバッタとなぎ倒していきます。 
「 ハイ、次! 」 やっと、ヒゲの番です。
ヒゲは、黄線の帽子をとり、頭を下げた。
当時は、大山名人の全盛期。
保守王国の熊本では、大山流四間飛車が大流行です。
当然、前田君も四間飛車。
その一局目は、フワッーと終わります。
首を傾げる前田君。

二局目の四間飛車は慎重な指し手に。
ヒゲは、山田定跡で挑みます。
変化手順までは知らない前田君が、 「 モウ、一丁! 」 と。

三局目は、真っ赤になりながら慎重に読む前田君。
やがて、すっきりした顔で道場を後にする高校生ヒゲでした。

NHK番組での情報では、前田君は熊本に帰っているらしい。
もう一度会って、昔の将棋界の話しを肴に、盃を交わしたいもんだ。
                  

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クルーズ~朝シャン?

2019-12-19 21:45:36 | 2人3脚チンタラ道中
前日の早寝のおかげで、まぁまぁの早起きをしたヒゲ夫婦。
モーニングは、ルームサービスを使います。
このクルーズ船の朝食は、ヒゲ好み。
雰囲気は旅館の和定食風ですが、中身はバラエティーに富んでいます。
小さい器に少量の肴(?)で、酒飲みをあおる献立です。
で、ヒゲ夫婦は、昨日のまだたっぷり残っているシャンパンを取り出した。
こうして、大海原を眺めながらの “ 朝のシャンパン ” 飲みが始まったのでした。
“ 朝シャン ” 言うと、一昔前のCMであった “ 朝のシャンプー ” の習慣でした。
今でも、この朝シャンして出社する人、多いんだろうかしら?
    

最近、このストッパーを使った後のシャンパンの方が、ヒゲの好みになりました。
瓶内醗酵の炭酸ガスが、柔らかくなるからです。
パリの高級娼婦さんが、シャンパン・グラスにマドラー入れてかき混ぜる気持ちが
理解出来ます。 (笑)
    

朝食が終わって、まったりしていると、船内放送が聴こえてきた。
船長が、沖永良部島の天気予報を伝えてくれた。
「 降水確率は10%(!)ですから、絶好の観光日和になります。 」 と。

放送から暫くすると、島影が見え始めた。
まるで涅槃像を思わせる、なだらかな起伏の島。
これが、沖永良部島なのか。
そして船は、波消しテトラポットが整然と置かれた横を抜けて、港に入って行った。
遠くに、大粒の石の浜が見え、波との衝突で泡立っている。
ゆっくり接岸作業が行なわれて、最初の観光グループが下船する時間になった。
雲行きは、怪しい!?  これで、降水確率10%なのか?
  

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救世主~真コチ

2019-12-18 15:20:44 | 田園ものがたり
さて、80年前後の熊本県民の刺身物の好みは、ハッキリしていました。
やはり、天草の方々の影響もあるのでしょうか?
柔らかい刺身は、評価されませんでした。
例えば、マグロの赤身や鰹ですネ。
今は、県民の好みもずいぶん変わったようですが。
       
              
評価される刺身は、基本的に、シコシコ感 ・ コリコリ感があるものでした。
つまり、活け物です。
歯ごたえがある魚じゃあないと、馬鹿にされます。
ホタテの貝柱の刺し身もそうです。
当時は、まだ有明海の立貝がぎょうさん採れてました。
その貝柱の咀嚼感の素晴らしさには、ホタテでは太刀打ち出来ない物がありました。

そんなこだわり熊本県民の好みは、ピチピチ天然の活け白身魚でした。
真鯛やヒラメに代表されるものです。
          
                 
しかし、値段も高額な物でした。
そんな時、偶然手に入れた真コチ。
足を運びさえすれば、安価で手に入いります。

その真コチは、不思議な魚です。
活けモノのシコシコ感は相当なものの、変な箇所があるのです。
肩口の身だけは、 “ 柔らかい ” のです。
つまり、この部分は、熊本県民にウケが悪い。
そこで、ヒゲは考えた。
例えば、このコチの片身全部を一皿の刺し身にします。
すると、やがて、客は不思議な顔になるハズ。
柔らかいのと、歯ごたえのあるのが、混在しているからです。
その後、客は疑います。
柔らかい劣化した刺し身を混ぜて、 俺達に出しているんじゃなかろうか?

無用な誤解を避けるために考えたのが、 “ 李下に冠を正さず ” です。
そんな誤解を受ける様な柔らかい部位は、最初から使わない!
つまり、冠がある頭の方には、手を延ばさないという訳です。
県民好みの “ コリコリ・シコシコ感 ” のある “ 受けの良いところだけ ” を
使おうと、決めたのです。
もちろん、肩口の身をホカスなんて事はしません。
刺し身として使わないだけで、揚げ物や蒸し物には文句なしですから。

普通は、こんな極端な方法は演りません。 原価率にもさわります。
例えば、ヒラメみたいに高価な魚なら、100%使う事を考えます。
しかし、この真コチは、300円で手に入れたもの。
“ 一番良い部分だけ ” を使っても、惜しいものではありません。
下手に惜しんで残ってしまうなら、何の意味もないからです。

                             ~~~ つづく ~~~

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薩摩料理を堪能

2019-12-17 18:17:37 | よもやま話・料理編
にっぽん丸下船後、鹿児島中央駅に隣接したJRホテルのロビーに落ち着きました。
チェックインまでの時間に、カァちゃんは、車椅子の手配・翌日の新幹線の予約・
周辺の状況把握にと動きます。
チェックイン後のヒゲは、やれやれとホッとして休憩します。
目が覚めた時間は、外食に出る時間まぢかになっていました。
           
さぁ、レストラン街へ、車椅子で出かけます。
目的の方向は解っているのですが、車椅子での移動に都合の良いルートが
判りません。
方向音痴のカァちゃんですから、尚の事心配です。 (笑)
フロントで、尋ねる事にしました。
ビルの中だけを移動するのですが、コジマ電器の横を通ったりして、日頃
見慣れてないヒゲにとっては、社会見学も兼ねています。
ようやく、グルメ飲食店街みたいなエリアに到着。
折角だからと、各店舗をのぞいて回ります。 なんて面白いんでしょう!
多種多様な店が、軒を連ねています。
            
ヒゲ達は、鹿児島郷土料理らしい店のノレンをくぐった。
繁盛店らしく、席は空いてない模様だったのだが、運よくカウンターの客が立たれた。
準備されたカウンターに車椅子を横付けして、店の雰囲気を眺める。
学生風の女子バイト店員さんが多く、しかも気が利いている。
先ずは飲み物、ヒゲは芋焼酎の伊佐美、カァちゃんは生ビール。
           
名物のきびなご刺身には驚いた。 なんと!丁寧に背ビレまで取ってある。
しかし800円とは、熊本よりはるかに高い。
次に、カツオの腹側焼きを。 本場だからだろうか? 身が厚く腹に堪える。
それにしても、この店は、料理を出すのが驚くほど早い。
回転率を考慮してあるのだろう。
と云う事は、毎日満席に近い状況を回転させるノウハウを持っているのだ。
            
ヒゲは、目の前の一升瓶から選んだ浦霞の純米酒の燗付け。
カァちゃんは、豚の軟骨の煮込みを食べて、「 こんな軟骨、初めて! 」 と。
鹿児島は豚料理の本場ではあるが、すっごくトロトロで骨がない!?
まるで、 「 ノーエ節やん 」 と、ヒゲも痛く感心。
        溶けて  流れて  の~えー 
締めは、ケイハン。
奄美大島の名物で、鶏をお御馳走に仕上げた料理だそうだ。
最後は、スープ茶漬け風に完食。
普段のヒゲ夫婦なら、このまま何処か二次会になだれ込むところだが ・・・ 。
なにしろ、知らない土地の上に車椅子だから、明日に備えて寝ることにした。

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悪夢

2019-12-16 20:05:01 | ヒゲの毒舌
いつもの中学時代のクラス会でのことです。
トイメンの席に居る紳一郎が言った。 「 今でん、仕事しよる夢ば見ッとたい! 」
ヒゲ 「 ジュンでん、そぎゃんあっとタイね。 」
リタイアしても、昭和の男達はそれぞれのしがらみから抜け出せない。
因果なことです。 (笑)
仕事一筋で生きてきた昭和男。
みんな、仕事バカの性を背負って、うなされる時があるんだろう。
                
リタイアしたヒゲが見る夢も、田園での仕事関係が多い。
主に、仕入れる魚が絡んでいるのです。
          
或る日の夢は、50人を超える予約が入っている時のこと。
ヒゲは、早く起きて予約分の刺し身(三点盛り)用の魚を確保する必要があります。
先ずは、天然のヒラスを確保して、一安心!
次は白身と云う事で 、同じ魚屋の生けすをのぞき込みます。
ヒゲの視点は、大きなカレイの状態に注がれます。
ざぶとんカレイみたいで、面積は十分ですが、厚みを確認しているのです。
首をひねるヒゲ。 どうも、痩せ過ぎです。
すると、ヒゲは何時の間にかワープして、下通りアーケード街に来ています。
何故か?        
旧・大洋デパートの地下への曲がり階段を、駆け足で降りているのです。
地下の古閑鮮魚店で、白身をさがすと、小ぶりな物ばかり。
「 アーッ、困ったナ~ 」
時計を確認して、先ほどの魚屋に電話しています。
イライラするヒゲで御座いました。

次に登場する悪夢は ・・・ 。
ずっと以前の熊本市銀杏北通りを歩いているヒゲ。
昔風情の店が、賑わっています。
羨ましそうに、一軒一軒のぞいているヒゲ。
すると、突然、栄通りと光琳寺通りの交差点に立ち止まり、上の方を見上げるのです。
そこには再開発で、巨大な複合商業施設のビルが建てられています。
ヒゲは恐る恐る入って行きます。
何故か? トイレの場所を探しているのです。 (笑)

最近見た悪夢の舞台は、西銀座通り・田園の二階。
小上がり席・虹で、ヒゲが一緒に飲みながら談笑してる相手は!?
横には、SPが立っています。
ヒゲの同席者は ・・・ ナント!! 敬愛するアベ総理。
もう 『 ナイトメア 』 と云うべき、設定でしょう。
目が覚めると、まるでお迎えが来た時みたいに、気持ち悪~い。 (笑)
                        
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