これだけパソコンとネットが発達した世の中になると、
例えば僕がここで、YOU'LL NEVER WALK ALONEを紹介して、
ネットで探せば音源やら歌詞やらは、すぐに出てくる。
リンクを貼るのが常道だろうけど、
あえて僕は貼らない。僕たちのYOU'LL NEVER WALK ALONEは
スタジアムで聞くものだけが本物であり、
どんな録音の仕方をしたのか知らないけれど、
雑音だらけの音源を聞いただけで、知った顔をしないで欲しい、
興味を少しでも持ってくれたのなら、
ぜひ、スタジアムに足を運んでください。
今年のJリーグは、あと6試合しかない、ホームゲームはたったの3試合。
このチャンスを逃したら、来シーズンがはじまる3月まで待たねばならない。
そして、僕たちの想いがつまった歌声に耳を澄ませてほしい。
そう思います。
行くなら今でっせ♪
この曲に関するエピソードを、もうひとつ紹介しておこうと思います。
「ヘイゼルの悲劇」の後、イングランドのクラブに5年間、
リヴァプールには7年間、国際大会への出場停止処分が下る。
この処分が尾を引いたか、長らくチャンピオンズリーグで
良い成績を残せなかったリヴァプールだが、
ついに2005年、準決勝へと駒を進めた。対戦相手はユヴェントス。
リヴァプール対ユヴェントス。この組み合わせを聞いただけで、
胸に熱く重いものがこみ上げてくる人がどれだけいるだろう。
リヴァプールやトリノの人々はもちろん、
あの悲劇に関わることのなかった僕でさえ、
何も感じないわけにはいかなかった。
あの時確か、ユヴェントスサポーターも
YOU'LL NEVER WALK ALONEを歌ったと、聞いたような気がする。
そしてリヴァプールは、決勝進出を決める。
決勝の相手はACミラン。場所はトルコのイスタンブール。
前半だけで3対0と、大幅にリードを許したリヴァプールは、
後半になると、信じられない猛追撃をはじめ、
54分、56分、60分と立て続けにミランから3点を奪う。
前半戦で、勝負はついたものと思われた試合に、たったの6分間だけで
リヴァプールは追いついたのだ。
試合は結局、90分間+30分の延長戦でも勝負がつかず、
PK戦の末、リヴァプールがヨーロッパチャンピオンの座を射止めた。
3点のビハインドを逆転優勝に導いたのは、
イスタンブールまで駆けつけたリヴァプールサポーターと、
彼らが試合中に歌い続けたYOU'LL NEVER WALK ALONEであったと思う。
ヘイゼルの悲劇から20年、彼らの言葉にならない想いは
リヴァプールに奇跡の勝利と、ビッグイヤーをもたらした。
この奇跡の大逆転勝利を「イスタンブールの奇跡」と呼ぶ。
20年の歳月を超え、リヴァプールはこの勝利で、
ヘイゼルの悲劇の呪縛から解き放たれたのではないだろうか。
そこにも歌があった。
時に、死者の霊を弔い、
時に、敗色濃厚なチームを勇気付ける。
いつでも彼らの胸にはこの歌があった。
YOU'LL NEVER WALK ALONEは、そういう歌なのである。
トキオ
例えば僕がここで、YOU'LL NEVER WALK ALONEを紹介して、
ネットで探せば音源やら歌詞やらは、すぐに出てくる。
リンクを貼るのが常道だろうけど、
あえて僕は貼らない。僕たちのYOU'LL NEVER WALK ALONEは
スタジアムで聞くものだけが本物であり、
どんな録音の仕方をしたのか知らないけれど、
雑音だらけの音源を聞いただけで、知った顔をしないで欲しい、
興味を少しでも持ってくれたのなら、
ぜひ、スタジアムに足を運んでください。
今年のJリーグは、あと6試合しかない、ホームゲームはたったの3試合。
このチャンスを逃したら、来シーズンがはじまる3月まで待たねばならない。
そして、僕たちの想いがつまった歌声に耳を澄ませてほしい。
そう思います。
行くなら今でっせ♪
この曲に関するエピソードを、もうひとつ紹介しておこうと思います。
「ヘイゼルの悲劇」の後、イングランドのクラブに5年間、
リヴァプールには7年間、国際大会への出場停止処分が下る。
この処分が尾を引いたか、長らくチャンピオンズリーグで
良い成績を残せなかったリヴァプールだが、
ついに2005年、準決勝へと駒を進めた。対戦相手はユヴェントス。
リヴァプール対ユヴェントス。この組み合わせを聞いただけで、
胸に熱く重いものがこみ上げてくる人がどれだけいるだろう。
リヴァプールやトリノの人々はもちろん、
あの悲劇に関わることのなかった僕でさえ、
何も感じないわけにはいかなかった。
あの時確か、ユヴェントスサポーターも
YOU'LL NEVER WALK ALONEを歌ったと、聞いたような気がする。
そしてリヴァプールは、決勝進出を決める。
決勝の相手はACミラン。場所はトルコのイスタンブール。
前半だけで3対0と、大幅にリードを許したリヴァプールは、
後半になると、信じられない猛追撃をはじめ、
54分、56分、60分と立て続けにミランから3点を奪う。
前半戦で、勝負はついたものと思われた試合に、たったの6分間だけで
リヴァプールは追いついたのだ。
試合は結局、90分間+30分の延長戦でも勝負がつかず、
PK戦の末、リヴァプールがヨーロッパチャンピオンの座を射止めた。
3点のビハインドを逆転優勝に導いたのは、
イスタンブールまで駆けつけたリヴァプールサポーターと、
彼らが試合中に歌い続けたYOU'LL NEVER WALK ALONEであったと思う。
ヘイゼルの悲劇から20年、彼らの言葉にならない想いは
リヴァプールに奇跡の勝利と、ビッグイヤーをもたらした。
この奇跡の大逆転勝利を「イスタンブールの奇跡」と呼ぶ。
20年の歳月を超え、リヴァプールはこの勝利で、
ヘイゼルの悲劇の呪縛から解き放たれたのではないだろうか。
そこにも歌があった。
時に、死者の霊を弔い、
時に、敗色濃厚なチームを勇気付ける。
いつでも彼らの胸にはこの歌があった。
YOU'LL NEVER WALK ALONEは、そういう歌なのである。
トキオ