浦和戦後、非常に悔しくて、ブログの更新も出来ない始末でありました。
なんでこんなに悔しいんでしょうね?見方を変えれば、
34試合あるリーグ戦の、たった1試合ともとれるのに。
じゃあ逆に、相手にこんな悔しい思いをさせる戦い方、応援の仕方もあるのだと、
前向きに、心に刻み付けておこうかなと、思います。
北京五輪の柔道を見ていて、
金メダルを取った晴れやかなインタビューも気持ちいいですけれど、
惜しくも銀に終わった後のインタビューにも、
感じることがあるなと思っていました。
柔道での日本の位置は、サッカーで言うブラジルでしょう?
常に負けが許されない状況で、相手にマークされ研究され、
想像を絶するプレッシャーと国民の期待、マスコミにも負けてはいけない。
そして、日本の柔道の代表だと言う強烈な誇り。
それでも勝てなかった場合のコメントには、
本当に重いものがあります。
「結果です」
マイクを向けられ、キレギレにそう言う選手の想いを思うと、
なんと声をかけてあげればいいのかわからなくなります。
審判のせいやピッチのせいや、とにかく誰かのせいに出来ないし、しない。
結果は結果であって、言い訳をしたところで負けは負け。
そんな潔さがありました。
レッズに負けたのは悔しいですけれども…
負け惜しみのひとつも言いたくなりますが
結果は負けです。
その事実を真摯に受け止めなくてはいけません。
どうもこう、レッズを見ていて、「どうしようもないサッカー」をしているなー
とは思うんですけど、ゲームプラン通り、1点とって、後は守りきる、
それをきちんと現実にしてしまうんだから、2位と言う順位も伊達じゃない。
好きでもないし、面白くもないけど、これは「強さ」とも言えます。
(言いたくねーけど)
レッズサポーターのみなさんも、まぁたくさん来てくださいまして。
いろんな捉え方があるようですね、レッズの声が意外と小さかったのでは?
ということに関しては。
①東京を歯牙にもかけていなかった。
②モチベーションをどこに持てばいいのか迷走している。
③東京の応援が大きかった。
この3つが考えられますが、
もし①ならば、浦和レッズはもう終わりでしょう。あとは凋落が待っています。
決して良いチーム状態にないのは、彼がいちばん知っているのに、
そのチーム状態から目をそむけ、相手を甘く見てるようでは
じきに落ちていきます。
②はあるかもしれません。アジア王者になって以降、
燃え尽き症候群になっていてもおかしくありません。
右肩上がりで駆け上がってきたチームですから、
ここで息切れすることもあるでしょう。
③は…どうかな(笑)。でも、頑張って大きな声を出してる人の耳のは、
レッズの応援は一切聞こえません。個々にみんなが頑張っていたのなら
レッズの応援が小さく聞こえたのかもしれません。
私はひとつも聞こえませんでしたから。
レッズサポーターがキックオフ直前に掲げてきた巨大ゲーフラですが、
確かに、アタマに来ましたよね。直後のアマラオコールで
完全に声帯が温まり、その後の声はよく出ました。
いろいろ思うのですが…
東京に勝てなかった頃、成績もパッとしなかった頃に
アウェー側のトイレットペーパーをすべて投げ込んでた事がありましたよね?
あの頃とちっとも変わってない人たちが相変わらずアジア王者になった後もいて、
似たようなレベルのことをやってるのでしょうね。
一方で、強いレッズになってから応援してる人たちもいて、
その分裂を今後どうするのか、彼の動向に注目したいと思います。
王者にはなれても、盟主にはなれないかもしれない。
じゃあ、それを反面教師にして、我々は自分たちをどうすればいいのか?
考える一助にすればいい、ただそれだけのことです。
温かく見守ってあげましょう、決して助言などすることなく。
レッズにはあって、東京にはなかったモノとはなんでしょう。
まずは、たった1点取っただけで逃げ切れる堅牢な守備。
そして、ピッチに小さな「爆発」をもたらすことが出来ること、だと思います。
実は、最初に書いたレッズの強さとは、この1点に集約されると思います。
湯浅さんのリポートを読んで、ナルホドと思いました。
割と好きなんです、湯浅さん。サッカーの、目には見えない部分を見ようと
しているので。サッカーは行間に何があるのか?それを読む競技だと思います。
文脈を捉えた先に、結果が導き出される。
そういう面白さがあります。
それをこそ、「勝利の女神」と呼ぶのだと思っています。
湯浅さんは、浦和田中のミドルシュートが起爆剤になって
「攻撃マインド」に火をつけたのだと言っています。
それ以後、流れにレッズに傾いていった、のだと。
確かに、前半30分までは、どちらかと言えば東京がゲームを支配していたのが、
それ以後、なんとなく浦和に傾いて行ったのを感じていました。
東京には、この試合、そんな起爆剤がなかった。
それが決定的な差だったのではないでしょうか。
終了間際、文字通り猛攻をしかけた東京ですが、
もうひとつ「爆発」が感じられなかった。
2006年11月11日の川崎戦や
2004年6月19日の名古屋戦にはあった爆発が、
この日にはなかった。
流れを変えるための「爆発」…それはなんでもいいんです。
全員に虚をつく弾丸ミドルでも、反則でも、挑発でも。
「勝利への飽くなき強い意志」が現れた行動であるならば。
逆転するためには、それがどうしても必要で、
それは現場で見ている人なら、誰でも感じていることだろうと思う。
04年の名古屋戦、0対2と2点差をつけられてしまって、
当時の原監督曰く「ルーカスが突然怒り出し」ひとりでドリブル中央突破!
見事に反撃の狼煙をあげるゴール。
和を持って貴しとする日本人的ブラジル人ルーカスは、とても温厚な人でしたが、
確かにあの時のルーカスは常軌を逸していた。
これはいわゆる起爆剤となり、続いて投入された宮沢は、
相手がスパイクの裏を見せて取りに来たボールに頭から突っ込んで行った。
原さんをして「涙が出そうになった」と言わしめた宮沢のプレーは、
派手さはないが、これも大きな起爆剤になった。
味スタの雰囲気が、ガラリと変わったのを、昨日のことのように思い出す。
結果は2点差を跳ね返しての逆転勝利。
忘れられない劇的な試合として、今でもベストゲームのひとつだ。
ルーカスのゴール、宮沢のプレー。
これを機に、東京ゴール裏は勢いを増した。
後に福西が「勢いが出ると手がつけられない」
川崎の選手が、「独特の怖さがある」と評したのは、
東京のチームだけでなく、ゴール裏サポーターも込みで言ったことだろうと思う。
だが。
ニワトリが先なのか?タマゴが先か?
選手の、勝利への強い意志を見せられて、「手がつけられない」状態に
サポーターもなることは、これまで何度か経験した。
それなら、サポーターが勝利への強い意志を見せて、
つまり起爆剤となって勝った試合はあるのだろうか?
私の記憶では…ない。
そんな試合を、見てみたいと本当に思う。
マサト
なんでこんなに悔しいんでしょうね?見方を変えれば、
34試合あるリーグ戦の、たった1試合ともとれるのに。
じゃあ逆に、相手にこんな悔しい思いをさせる戦い方、応援の仕方もあるのだと、
前向きに、心に刻み付けておこうかなと、思います。
北京五輪の柔道を見ていて、
金メダルを取った晴れやかなインタビューも気持ちいいですけれど、
惜しくも銀に終わった後のインタビューにも、
感じることがあるなと思っていました。
柔道での日本の位置は、サッカーで言うブラジルでしょう?
常に負けが許されない状況で、相手にマークされ研究され、
想像を絶するプレッシャーと国民の期待、マスコミにも負けてはいけない。
そして、日本の柔道の代表だと言う強烈な誇り。
それでも勝てなかった場合のコメントには、
本当に重いものがあります。
「結果です」
マイクを向けられ、キレギレにそう言う選手の想いを思うと、
なんと声をかけてあげればいいのかわからなくなります。
審判のせいやピッチのせいや、とにかく誰かのせいに出来ないし、しない。
結果は結果であって、言い訳をしたところで負けは負け。
そんな潔さがありました。
レッズに負けたのは悔しいですけれども…
負け惜しみのひとつも言いたくなりますが
結果は負けです。
その事実を真摯に受け止めなくてはいけません。
どうもこう、レッズを見ていて、「どうしようもないサッカー」をしているなー
とは思うんですけど、ゲームプラン通り、1点とって、後は守りきる、
それをきちんと現実にしてしまうんだから、2位と言う順位も伊達じゃない。
好きでもないし、面白くもないけど、これは「強さ」とも言えます。
(言いたくねーけど)
レッズサポーターのみなさんも、まぁたくさん来てくださいまして。
いろんな捉え方があるようですね、レッズの声が意外と小さかったのでは?
ということに関しては。
①東京を歯牙にもかけていなかった。
②モチベーションをどこに持てばいいのか迷走している。
③東京の応援が大きかった。
この3つが考えられますが、
もし①ならば、浦和レッズはもう終わりでしょう。あとは凋落が待っています。
決して良いチーム状態にないのは、彼がいちばん知っているのに、
そのチーム状態から目をそむけ、相手を甘く見てるようでは
じきに落ちていきます。
②はあるかもしれません。アジア王者になって以降、
燃え尽き症候群になっていてもおかしくありません。
右肩上がりで駆け上がってきたチームですから、
ここで息切れすることもあるでしょう。
③は…どうかな(笑)。でも、頑張って大きな声を出してる人の耳のは、
レッズの応援は一切聞こえません。個々にみんなが頑張っていたのなら
レッズの応援が小さく聞こえたのかもしれません。
私はひとつも聞こえませんでしたから。
レッズサポーターがキックオフ直前に掲げてきた巨大ゲーフラですが、
確かに、アタマに来ましたよね。直後のアマラオコールで
完全に声帯が温まり、その後の声はよく出ました。
いろいろ思うのですが…
東京に勝てなかった頃、成績もパッとしなかった頃に
アウェー側のトイレットペーパーをすべて投げ込んでた事がありましたよね?
あの頃とちっとも変わってない人たちが相変わらずアジア王者になった後もいて、
似たようなレベルのことをやってるのでしょうね。
一方で、強いレッズになってから応援してる人たちもいて、
その分裂を今後どうするのか、彼の動向に注目したいと思います。
王者にはなれても、盟主にはなれないかもしれない。
じゃあ、それを反面教師にして、我々は自分たちをどうすればいいのか?
考える一助にすればいい、ただそれだけのことです。
温かく見守ってあげましょう、決して助言などすることなく。
レッズにはあって、東京にはなかったモノとはなんでしょう。
まずは、たった1点取っただけで逃げ切れる堅牢な守備。
そして、ピッチに小さな「爆発」をもたらすことが出来ること、だと思います。
実は、最初に書いたレッズの強さとは、この1点に集約されると思います。
湯浅さんのリポートを読んで、ナルホドと思いました。
割と好きなんです、湯浅さん。サッカーの、目には見えない部分を見ようと
しているので。サッカーは行間に何があるのか?それを読む競技だと思います。
文脈を捉えた先に、結果が導き出される。
そういう面白さがあります。
それをこそ、「勝利の女神」と呼ぶのだと思っています。
湯浅さんは、浦和田中のミドルシュートが起爆剤になって
「攻撃マインド」に火をつけたのだと言っています。
それ以後、流れにレッズに傾いていった、のだと。
確かに、前半30分までは、どちらかと言えば東京がゲームを支配していたのが、
それ以後、なんとなく浦和に傾いて行ったのを感じていました。
東京には、この試合、そんな起爆剤がなかった。
それが決定的な差だったのではないでしょうか。
終了間際、文字通り猛攻をしかけた東京ですが、
もうひとつ「爆発」が感じられなかった。
2006年11月11日の川崎戦や
2004年6月19日の名古屋戦にはあった爆発が、
この日にはなかった。
流れを変えるための「爆発」…それはなんでもいいんです。
全員に虚をつく弾丸ミドルでも、反則でも、挑発でも。
「勝利への飽くなき強い意志」が現れた行動であるならば。
逆転するためには、それがどうしても必要で、
それは現場で見ている人なら、誰でも感じていることだろうと思う。
04年の名古屋戦、0対2と2点差をつけられてしまって、
当時の原監督曰く「ルーカスが突然怒り出し」ひとりでドリブル中央突破!
見事に反撃の狼煙をあげるゴール。
和を持って貴しとする日本人的ブラジル人ルーカスは、とても温厚な人でしたが、
確かにあの時のルーカスは常軌を逸していた。
これはいわゆる起爆剤となり、続いて投入された宮沢は、
相手がスパイクの裏を見せて取りに来たボールに頭から突っ込んで行った。
原さんをして「涙が出そうになった」と言わしめた宮沢のプレーは、
派手さはないが、これも大きな起爆剤になった。
味スタの雰囲気が、ガラリと変わったのを、昨日のことのように思い出す。
結果は2点差を跳ね返しての逆転勝利。
忘れられない劇的な試合として、今でもベストゲームのひとつだ。
ルーカスのゴール、宮沢のプレー。
これを機に、東京ゴール裏は勢いを増した。
後に福西が「勢いが出ると手がつけられない」
川崎の選手が、「独特の怖さがある」と評したのは、
東京のチームだけでなく、ゴール裏サポーターも込みで言ったことだろうと思う。
だが。
ニワトリが先なのか?タマゴが先か?
選手の、勝利への強い意志を見せられて、「手がつけられない」状態に
サポーターもなることは、これまで何度か経験した。
それなら、サポーターが勝利への強い意志を見せて、
つまり起爆剤となって勝った試合はあるのだろうか?
私の記憶では…ない。
そんな試合を、見てみたいと本当に思う。
マサト