味スタ満員化計画

FC東京ービッグクラブへの道

神の指をムービング

2008年11月30日 | これは言っておきたいこと。
2008年ホーム最終戦。本当に・・・よく勝ってくれました、東京。
難しい精神状態にあったと思います。
それを、残留争いの渦中にある必死な相手を向こうにまわし、
厳しいシーンも多々ありましたが、本当に・・・
よくぞ、この試合を勝ってくれました。
東京と、東京の選手たち、全てを誇りに思います。

昨日は、小平へ行って来ました。横断幕にメッセージを書くためです。
「優勝の可能性がゼロになるまで絶対にあきらめない。
悪あがきと往生際の悪さ、そういうあきらめない気持ちだけが、
フットボールの神様を微笑ませるのだと思う。
まずは人事を尽くし、残る天命さえもムービングしよう」
ってな事を書こうと思って行ったのだけど、さすが最終日、
書くスペースが残ってなかった(笑)。仕方ないので短縮版でお茶を濁す。

だが・・・小平を後にし、その数時間後にあってはならない報を聞く。
「ゼロになるまで」と思っていた、その瞬間が来てしまった。
僕たちの悪あがきが、鹿島の動きや勝負強さを封印すると思っていたが、
ここまでだったか・・・いやいやいや!!
でも、あぁ・・・、って何気持ちが折れてんだよっ!?

前節、大分が鹿島に破れた直後、大分のシャムスカ監督が
「これで目標をACL出場に変える」とかなんとか言ってて、
根性ねーなー、この監督はよー。と思ったのだけれど、
「あくまで優勝を狙う」としていたチームが、
試合前にその目標がが消えると言うダメージを受けると、
こうまで精神的にキツいのか、それがわかってて、
1週間前から切り替えさせたのか、と思ってしまった。

正解は、ない。
どちらがいいのか、それは結果が物語るだろう。いま論じることではない。
ただ、確かに、1日で目標をACLに切り替えるのは、
難しい仕事であるのは間違いない。
レッズの田中達也が、前節の試合前、「3連勝しかない」と言って、
その直後の試合を落としたら、グズグズと崩れて行ってしまった(ように見える)
それと同じように、優勝を目指してるがゆえに、
「優勝を語る資格がなくなった」次の瞬間、
膝にチカラが入らなくなる、そうあっても仕方ないとも思うのだ。

実際、僕は精神の膝のチカラが崩れた。ガクガクしてしまい、
どうしていいのかわからなくなった。
頭では理解している。言葉では「目の前の試合に勝つだけ」とも言える。
でも、まったくチカラが入らず、気持ちが不安定になってしまった。

だが、待て。
選手や監督も同じように、またはそれ以上、
ガックリ来てしまっていたとしよう。
それなら、サポーターが先に気持ちを折ってしまってはダメなのだ。
こんな時だからこそ、サポーターがいつも以上に声を出さなくては。
城福さんが、選手になんと言ってピッチに送り出すのか想像してみた。
「これだけのお客さんがスタジアムに来ている。
彼らはお前らの本当の強さが見たいんだ。
いま見せないで、いつ見せる。それを見せて来い!」
そんなことを言うでしょう。それなら、
優勝がなくなった今こそ、大きな声援で後押しするスタジアムにしなくては。
それをこそが、城福さんの言葉をサポートすることになるのだと。
そう思って、膝にグッとチカラを入れました。

それでも、本当に難しい試合を、よく勝ってくれました。
試合後、城福さんの挨拶で、「昨日の夕方、優勝を語る資格がなくなり・・・」
ここで涙が出ました。みんな、誰もその事を軽々しく口にしませんでした。
誰もが、その事をグッと飲み込んで、味スタに来ていました。
東京は、選手も監督もサポーターも、みんな素晴らしいです。
苦しい試合でしたが、それをモノに出来たのは、皆さんのチカラです。
本当に本当に、東京に関わる人すべて、誇りに感じています。

ACL出場権が得られる3位以内に入ることも、
優勝することと同じくらい難しいミッションです。
ですが、最後の瞬間まであきらめないこと、
それだけが、気まぐれな勝利の女神とフットボールの神様の、
運命を悪戯のように動かす指先を動かす唯一の方法だと思います。
「見ている人の心をも動かす」ムービングフットボール。
最後に、神の指さえも動かしたいと思っています。

マサト


王者のメンタリティー

2008年11月24日 | これは言っておきたいこと。
「ドローⅤ逸」とか書いちゃうトーチュウが信じられないなあ。
だってこれまで、単なる「数字上」の可能性しか、
残ってなかった時期のが長かった。それでも「首の皮1枚」と感じてきたのが
今の東京の強みだと思う。
川崎が、東京と同じ勝ち点にもかかわらず、「厳しくなった」なんて、
監督が言ってて、そういう監督に率いられてるチームに優勝はないなと思う。
ここのところ、ずっとそう思ってたから、東京が川崎みたいになるのだけはイヤ。
で。現地参戦だった人も、スポーツバー参戦だった人も、
自宅参戦だった人、仕事で見れなかった人も、
東京サポーターはあんまりあきらめてない、と言うか、
未だに優勝の可能性がある、ってことを
前向きに捉えてる気がするんだけど、どう?

昨日の試合、キックオフ前に、この大混戦を
最終節、5チームに優勝の可能性があった05シーズンを引き合いにだして
分析していました。あのシーズン、
意外と残り3つを全部勝ったとこはないんだね。
今シーズン、残り3試合で、「全部勝つ」って息巻いてるチームが多いんですけど
逆に、自分の言葉に押し潰されるとこもあるのではないか?
それなのに昨日負けてしまったチームは、そのままズルズル落ちてしまう可能性、
高いと思うなあ。緊張の糸が切れる。
勝ったチームだって、このまま高い緊張感をどれだけ維持出来るのかが問われる。
並みの精神力じゃ無理です。楽なとこなんてひとつもない。

残りふたつ。王者のメンタリティーに相応しいチームが
最後に今年のマイスターシャーレを掲げているでしょう。

次節ホーム最終戦、梶山も徳永もいないけれど、
そういう緊急事態を乗り越えてでも勝って行くことで、
王者のメンタリティーが育まれる。
だから、優勝の可能性が潰えたなんて、口が裂けても言ってはダメだ。
残り2試合で、そのメンタリティーが王者に値するまで成熟するかはわからない。
でも、やってみる価値はある。
そしてこの経験は、来季以降も必ず生きる。

今は勝ち点差や順位は気にせず、
優勝争いの渦の中にいることをしあわせに感じて、
頂点を真っ直ぐ見つめていればいいんじゃないかな。

だから頼むよ、トーチュウさん。
可能性が1パーセントでも残っていたら、「Ⅴ逸」なんて書くのはやめようよ~。

トキオ

たまには日本代表のこと。

2008年11月22日 | これは言っておきたいこと。
ワールドカップ予選?正直それどころじゃありません(笑)。
代表の試合、見なくなったなぁ、11年前とか15年前とかだと考えられません。
最終予選なんて言ったら、すべてを犠牲にしてでも・・・!!って思ってたもん。
今回のカタール戦、リアルタイムどころか、ニュース映像すら1秒も見てません。

この間の日曜日、天皇杯の映像が見たくて、やべっちFCを見てみました。
ずっと日本代表の話で、対戦相手のカタールについて詳しくやってましたね。
カタールってどんな国か?サッカーに対する取り組みはどんなか?
「レッズを見捨てた男・エメルソン」の顔もガマンして見てた。のに、
やらなかったね、天皇杯の試合映像。
おーい、テレビ朝日、オレの貴重な時間を返せ!!

とは言え、何も思わなかったわけではありません。
ふーん、思ったより強そうだね、カタール。と。
これは日本代表、苦戦必至!?って。
今野と長友、ケガなく返してくれればそれでいいよ、
くらいしか思ってなかったけど、面白い試合になるのかな?なんて思ったりして。

自分も含めて、日本代表への無関心、これでいいのかな・・・とは思う。
日本の最大の敵は国民の無関心だ、と誰かが言ってたけど、
それは本当に思います。
ですから、カタール国民が、純粋にワールドカップに出たい!!って
本当に強く願っているのが、とてもまぶしく感じるのですね。
ある意味うらやましくもあります。
欲よりも夢が勝ってるんです。

結局、試合は日本が3対0でカタールを一蹴しました。
「カタール侮りがたし」の報道は、視聴率を上げるために、
テレビ朝日が「社運を賭けて」、「負けられない戦いがそこにある」と、
国民、否、視聴者を煽ったんではないか?
そう勘ぐりたくなった。単なる番組宣伝なんじゃないのか。
「夢なんかより欲」臭がする。
まぁ、見てないので、なんとも言えません。

それよりも、とてもとても大事な事がカタール戦には隠されていました。

11月21日付産経新聞、たまたま読んだのですが、代表戦の記事で、
「満員のカタールサポーターは、試合途中で多くが帰ってしまった」
とありました。
あ~、残念だけどカタール、それじゃワールドカップ、出れねーよ。

確かに、チカラの差を見せ付けられての3対0。
その試合に勝ち目はほとんどない。
目の前の試合に勝ち目がないからって、帰ってどうする、あきらめてどうする。
最終予選はまだまだ続く。1点でも返せたら、得失点差を考えれば大きいのに、
選手をそう鼓舞しないでどうするのよ?

確かに、カタール国民はワールドカップへの輝くような夢を持ってる。
でも、まだまだサッカーを線ではなく点でしか見ていないんだな。
自分がスタジアムに訪れた試合で、
不甲斐ないサッカーを見せられた怒りもわかる。
わかるけど、観客のあきらめが早いのは、選手のあきらめが早いのと同義だろう。
サッカーを線で見るならば、3点差を2点差にするため、あきらめるべきでない。

前回大会、北朝鮮の観客がピッチに乱入したことがあった。
その制裁措置として日本戦は中立地帯での開催となった。
自分たちの無責任な行動が、結果的にチームの首を絞めた。

日本代表のサポーターは、試合途中に帰ったりしないし、
理不尽な判定に憤り、ピッチに乱入したりしない。
試合毎に、何をすべきか?深く理解してるのだなと、
北朝鮮やカタールを見ていると思う。
サポーター力は、彼らより上なのである。

まぁでも、カタールに限らず、アフリカ諸国もあきらめが早いとこ多いしね、
割と世界的には、そのほうがスタンダードなのかもしれないね。
「あきらめの悪さ」、実は、
これこそ世界に誇れる日本のストロングポイントなのかもしれない。
確かに怖いと思う、3点取っても4点取っても、
諦めずに向かって来る相手と言うのは。
強豪と呼ばれるチームでも、アジア人、日本人は何考えてるかわかんないって、
背筋を冷たくするかもしれない。

日本の「あきらめの悪さ」はどこで育まれてるのか?と言えば、
それは日々Jリーグのスタンドで育まれている。
僕たちが最後の瞬間まで勝負を捨てないこと、
それが、いつか世界を恐れさせる日本の、「土俵際での踏ん張り」に繋がる。
僕はそれを、信じて疑わない。

だから、試合終了の笛が鳴るまで、
僕たちは絶対に諦めず、戦い続ける。

トキオ


東京鬱病~その後

2008年11月20日 | これは言っておきたいこと。
つい先日、来季の年間チケット申し込みハガキが送られて来たので、
ワントラップしてすぐさまリターン。来年もソシオです。
実は、こんなに早くソシオの申し込みしたのははじめてです。
継続するのはわかってるんだけど、
ウダウダしてて遅くなるのがいつものパターン。
僕にとっては異例中の異例(笑)。

気持ちがこの時期になっても浮き立ってるので、
気持ち良くパスを返せた、と言うのが大きいですよね、
終盤まで優勝争いしてると、こういう副産物があるのかあ。
当然、クラブとしても、いつになくソシオ申し込みがみんな早い!?のは
明確に戻ってくるハガキの枚数が違うことから
嬉しい悲鳴になるのでは?
そんなところから、クラブのテンションも否が応にも盛り上がってくるのでは?
と、想像しています。
シーズン終盤戦、クラブ、サポーター、選手と監督一体となって邁進するためには
年間チケットの申し込みを早めに済ますのもひとつの手かもしれません。

昨年の今頃は・・・と申しますと、わたくし、東京鬱病でしたね~。
(処方箋)
今年は、紅葉を見ても悲しくなったりはしてません(笑)。
ひっじょーに美しく、むしろ燃え立つ気持ちのように紅く見えております。

それと、東京周辺がにわかに慌しくなってきました。
オフィシャルサイトに書かれた「青赤大作戦」とか、チケットが売り切れた最終節の試合を
国立競技場にてパブリックビューイングを開催、
見事優勝のあかつきには、そのまま優勝報告会をする、
なんてウワサもあります。
可能性がある以上、企画する側は、
早めに準備や手配しなくてはいけないわけだから当然ですよね。
これで優勝出来なかった場合は、どれだけの損失があるんだ・・・とは
思わないようにします(笑)。

次の神戸戦。どういう気持ちで入ればいいのかな?とはずっと考えています。
相手は、このところずっと好調だった神戸、
のはずだったのですが、先日の天皇杯で「格下」にまさか5失点。
堅守が売りだったんとちゃうんかいっ!?とは思いますが、
神戸としては、次はシッカリと守備意識を高く保ってくるのかなぁ。
開始15分でゴールを決めれば、失いかけた守備への自信も崩壊し、
大量得点で東京の勝利~!と言う青写真が見えますが、
逆に点が入らなければ、自信を取り戻しちゃうかもしれない。
そうなったら、あわてずにジックリと、神戸をいたぶって、
いや、翻弄してやりましょう。
変に優勝を意識し過ぎて、焦ってしまうのがいちばん良くない気がしますねー。

ナビスコ決勝のとき、
「はじめてだから優しくしてね
と言うゲーフラがあって、「いいな~」と思ってました♪
あの時のリラックスさはなんだったんでしょうね。
今回も、そんな感じでいいんじゃないですかあ~?

マサト





ジンクスは破るためにあるなり。

2008年11月15日 | これは言っておきたいこと。
天皇杯5回戦。
もうずっと、パソコンとにらめっこでした。
あらゆるサイトを同時に開いて、動向をチェックしてましたが、
2ちゃんねるで「ぴこーん」と呼ばれてるのは一体ナニ!?って思って(笑)。
海外サイトで、日本のサッカーもリアルタイム速報してるんですね。
それで、各会場でゴールが入るたびに「ぴこーん!」って音声でお知らせがある。
はじめてだったけど、今回の試合は、この「ぴこーん」楽しかったですね♪
エメゴール!!(ぴこーん)
赤嶺同点ゴール!!(ぴこーん)
梶山勝ち越しゴーーーーーーール!!!(ぴこーん)って。

いや~。新潟って先制点取ったら負けないジンクスあるんだって?
えーーーーーっ!?ヤバイじゃんか、と。
そもそも、東京がJ1に上がってから、天皇杯でJ1チームに勝った事ないって?
ひえ~~~~~っ、やややヤバイじゃんっ!?

でもかき消しましたね、「赤嶺不敗神話ゴール」で。
こっちのジンクスのが強かったかーっ、やったっ。

思えば、今シーズンはあらゆるジンクスを打ち破るシーズンですね。
ならば。いちばん直近に出来たジンクスも、
次の天皇杯準々決勝で打ち破ろうじゃありませんか。

「清水に勝てない」と言うジンクスを。

■追記■
石川が心配です。大きな怪我でないことを、心から本当に!願います。

トキオ

ディア・ハンター(鹿の尻尾は捕まえた)

2008年11月11日 | これは言っておきたいこと。
なぁーんか、そわそわしてるんですけど(笑)。
東京サポーターのみなさま、いかがお過ごしですか?

首位鹿島と、勝ち点差3ですよ!?
鹿島戦のマッチデープログラムの、リレーコラムに
「逆転出来る勝ち点差は、残り試合数とほぼ同じと考えるのがセオリー」
とあるが、はぁ~そうなんだ、あたしぁー知りませんでしたねぇ。
なんて、感心したくはないのだけれど、
物心ついた頃から、優勝争いなんてしたことないもんで、
恥ずかしいことかもしれませんが、まったく知りませんでしたね。

で!!その鹿島に勝って、残り4試合で勝ち点差5だったのが、
ガンバに勝って、残り3試合で首位との勝ち点差が3・・・。
って、おいっ!!そのセオリーとやらに追いついちゃったじゃないかっ!!

と言うことは・・・
我々FC東京、ならびに、東京サポーターは、
世界中に向かって大声で叫んでいいんである。
「オレらは優勝争いをしてるんだぞーっ!!!!!」と。
笑いたいヤツは笑いたまえ。なにしろ鹿島と勝ち点差3なのだよ、ふふふのふ~♪
鹿の尻尾は捕まえた。
だが、鹿って尻尾短いからなあ。しっかり捕まえてないと、すぐ逃げられそうだ。

なんて具合に週明けからそわそわと落ち着かないんであるが、
ガンバ戦で思ったことなど、追記しておきたいと思います。

塩田のスーパーセーブがあったけれど、播戸はイヤだったなぁ、本当。
前半で引っ込んでくれて、すごく助かった。あのままガマンして使われてたほうが
東京としてはイヤな展開だったと思うけど、
そこがACL優勝が目の前にぷら~んとぶら下がってるチームの微妙な采配ミスかなぁーと思ったりもします。
播戸は好きなんですよ、スマートないまどき兄ちゃんが多いJリーガーにおいて
横山のやっさん的キャラは貴重だと思うなあ。
なのに、インタビューで「ぼく」とか言っちゃうか?って思わないですか?
「わし」って言ってくれと(笑)。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00073590.html
以前、ジャーンがいたとき、播戸は神戸にいたかな?
激しくやりあって、睨み合ったまま詰めより、そのまま頭突きし合ってた。
あの負けん気の強さは天晴れだと思う。
僕らにとってジャーンは、すぐ泣くブラジル人だけど(笑)、
普通の日本人にしてみれば、一見無表情で強面、あんなにデカイ外国人は
怖くて目も合わせられないんじゃないかと思う。

あと、播戸と言えば、
オフサイドポジションにいて、ボールに関与するフリをしたよね、
一瞬、「あ、オフサイドになるな」って、ほんの一瞬気が抜けたら
それはフェイントだった。そのままプレーオンで、ヒヤッとさせられた。
戸田が、タッチラインから出ていて、ボールが来たらピッチに戻る、
往年のジョージ・ベストもかくや?と言うプレーに次ぐ名プレーだと思います。
いや、でも本当。草サッカーなどで応用してみてはいかがかと。

でも本当、勝って良かったなぁ~♪
なにしろ東京、残り3試合で、首位との勝ち点差3なんですよ~~~~!!!
何度でも言っちゃいましょう、わははははははーっ!!

トキオ

万博記念競技場には神が棲む

2008年11月08日 | これは言っておきたいこと。
やっぱり棲んでるらしい、ヌリカベ型GKの神様が。
ただし今回ばかりは、松代には降臨しなかった、ベンチだもんな。
前半、塩田のスーパーセーブ連発には痺れました、
あれで完全にチームが乗った。
きまぐれな神様は、塩田におりてきたらしい。

本日は、恵比寿のスポーツバーFootnikで観戦。
どんよりとした秋の空に、否が応でも思い出されるのは
5年前のあの日であった。
ガンバの先発メンバーに、松代の名前はなかったけれど、
ACL決勝を控え、一部主力を温存するかと思ったのに、
遠藤の名前は、やはりメンバーに入っていた。

同じ画面にルーカスが並ぶと、
東京の9番がカボレでなくルーカスに思えてしまう。
実況のアナウンサー氏も、何度も間違えてましたね。
でも、ガンバの9番を「カボレ」と間違えるのは如何なものか。
東京の9番を「ルーカス」と間違えるのはわからないでもないんだけど(笑)。

試合の均衡を破ったのは「真・東京の9番」カボレ。
「旧・東京の9番」は、青赤時代何度も見た苦渋の表情を浮かべてたね。
眉毛を八の字にした悲しげな表情。彼がそんな顔してると、
ダメなんだよね、勝てないんだよねー、ハハハハハ、と思ってたな♪

東京ブログをなんとはなしに見てると、
みなさん吉祥寺のスポーツバーへ行く人が多いんですね。
勝利の後は、店内で「シャーっ!」やったりしてるって。
この恵比寿の店は3回目なんですが、
はじめて行ったナビスコ磐田戦は、シャーッ!なし。
前回の大分戦は敗戦・・・で、当然なし。
今日は?と言えば、石川のヒーローインタビューの後、
現地組と呼応するように石川の「シャーッ!」。
同じ瞬間に、都内のあちこちで同じ光景が見られたのでしょうね。
嬉しいことです。

最後に、1点返されてしまったけれど、
勝って兜の緒をしめるためには、必要な1点だったんじゃないか?
シーズン終盤、気が抜ける試合はひとつもない。
緊張感を保つこと、この難しいミッションを成し遂げるために
戒めとして覚えておかなくてはいけないゴールだった。
そう思うことにします。
まだまだ、優勝するために覚えなくてはならないことがある、
でも、優勝を狙える位置にいるだけで、どんなことも
血となり肉になっていく、貴重な経験を今僕たちはしてるように思います。
これが、優勝争いの渦中にいる、と言うことなのですね。

トキオ


魂のピース(後編)

2008年11月06日 | これは言っておきたいこと。
大分がナビスコ杯優勝しましたね~。いやー、ヨカッタヨカッタ♪
ガンバもACLの決勝、まずはホームで1勝。これもヨカッタヨカッタ。
是非優勝して欲しいもんです。
なぜなら・・・「優勝」を成し遂げた後の試合は、どうしたって気が抜ける。
わかってはいるんだけど、どうしてもチカラが入らない・・・、
それが「悲願の優勝」です。
ACL出場権を現実的な目標を掲げる東京にとって、
大分とガンバの「悲願成就」は追い風です♪
是非是非ガンバには頑張って(シャレのつもりはまったくございません)
いただき、この調子でアジア王者になってほしーもんです、あはははっ。

いい加減、鹿島戦の余韻に浸ってる場合じゃないんですが、
「歴史的1勝」だと思ってますし、そうしないといけないとも思ってますので、
もうしばらくお付き合いくださいませ。

鹿島戦を前に、「世界が待っている」と言うチャントが
アタマをグルグル回っている、と言う内容の記事を書きました。
http://blog.goo.ne.jp/tokyo-a-bonbers/e/4301497e64633ea422d3c40fe33aa11f
実際ヘビーローテーションで困ったのですが(笑)、
東京サポーターのみなさんの頭の中でもグルグル回っていただこうと言う気持ちも
あって、そのような記事を書きました。そのままスタジアムへ行き、
自然発生的に誰の口からはわからないけど、
キックオフ直前、選手アップ時に歌いだされ、それが広がっていく・・・
そういう光景があったらいいな、とも思っていました。
ですが、まぁいつも見慣れた光景になってしまいましたよね、アップ時。
うーん、まぁいいか、とは思いましたけどね~。
私自身、東京ソールドアウトに賛同して、
はじめての人を数人連れて来たもんですから、
その引率にかかりきりで(笑)。いやぁ、はじめての人って、
ゴール裏で「FCは~」とかって平気で言うから(笑)。
「いいいいいや、ここでは東京って言ってください!」とか。
そういう意味ではいつもとは全然違いました。

まぁ、アップ時の歌はなかったですけれど、
東京を包む「気」のようなものが漲ってるのは肌で感じていました。
だから大丈夫、今日はいつもとは違う、そう確信していた試合前です。

果たして・・・。
試合開始直後の東京はエンジン全開だったと言っていいのではないでしょうか。
後に、城福さんは「開始5分で全員アグレッシブなプレーを一度はしてこい」と
ロッカールームから選手を送りだしたと聞いて、
この2週間に及ぶサポーターの準備やアクションは、
城福さんのその言葉を引き出す役割をしたのではないか?
そう思いました。
結果的に、選手を駆り立てたることに成功したのですから、
サポーターの行動は「結果」を出したことになると思います。

TBS地上波で中継されたこの試合は、たくさんの方々が見たようで、
普段はJリーグなど見ないような人からも、試合後、
随分いろんなことを言われました。
「あんな試合を毎試合出来たら優勝出来るんじゃない?」
いやいや、アジア王者になれると思う(笑)。
ただし、本当に毎試合やれたら、ですけれどもね。

鹿島は、本当に強かった。
相手が嫌な時間にゴールをきっちり決めてくる。
先制点を東京が取って、ゴール裏が浮かれてる時、
鹿島ならここで取り返すんじゃないか・・・?と思った瞬間に取られましたもんね。
一瞬の気の緩みを見逃さない、そこを執拗に攻めてくる。
ですから、本当に最後まで気の抜けない試合でした。

非常にクリーンな試合でもありました。
相手の選手や、審判のおかしな判定には、ほとんど憤ることなく進み、
結果、お互いの出せるチカラを全て出し切った真剣勝負だったと思います。
真っ向勝負が出来たのは、鹿島が偉大な敵だったからこそ成立しました。
こちらも敬意を持って挑み、最後は誰にはばかることなく勝利した。
一点の曇りもない勝利です。
純粋な力勝負を生み出せたのは鹿島アントラーズのおかげです。
本当に感謝しています。
ここのところ、審判問題や勝利に拘るあまり中途半端な「マリーシア(ずる賢さ)」なプレーを散見しますが、真っ向勝負がこれほどまでにすがすがしいとは。
審判問題を解決する糸口は、こんなところにあるのかもしれません。

とにかく、ここ数年、経験したことがないくらい、
結果以上に素晴らしい90分間でした。

今の東京に足りないピース、
それは選手や監督、フロントの人事、戦術や戦術理解力などなど・・・
考えるとたくさん挙げられますが、
いちばん足りなかったピースは、魂のチカラなのではないでしょうか。
時々、名も無きサポーターが行動を起こしたところで、
ピッチに届かないんじゃないか?と虚しくなりますが、
そんなことはない、今こそ大きな声で言いたいです。
友人・知人に声をかけ、スタジアムに来てもらう、
それくらいしか、今の私たちには出来なかったかもしれませんが、
それでも、こんな90分間を生み出すことが出来た。
これは誇りにしてもいいはずです。

まだチカラは出し切っていません。
優勝を目指す「青春熱血チーム」にはなっていません(笑)。
まだ余力がある。
これを続ければ、たとえ負け試合があったとしても、
東京は本当の強さを手に出来るのだと思います。

10.26.鹿島戦。
それを気付いた歴史的な試合になる。
いつか、そう言える日が来ることを祈っています。

マサト