やっと天気が回復した北見 PC4からです。
~別海町民体育館
PC4の受付(ピンボケで申し訳ありません m(__)m)
北見市ではこんな大歓迎
チェックは15:25 ここではトン汁他の食事とドロップバック
大浴場や仮眠施設もある最大のPCだが、仮眠が別海町の予定なので、ドロップバックを受け取って着替えを取り出して、自転車に装備。
ライトの電池も交換して外に出ると、スタッフがスプレー缶を持っている。
チェーンオイルとの事で、メンテしてもらう。
何だかんだで、スタートは16:10過ぎと、ずいぶん長居をしてしまった。
No54 美幌トンネル・活汲峠 387.7kmは緩い登りのまま通過。
降りに入ると雨がぱらつきだすが、ジャージが濡れるほどではないので、そのまま走り続ける。
No57 美幌峠 まで長い登りが始まる。最初はだらだらとした登り。
道路標識では、美幌峠の峠付近は視界不良らしい。
登りの斜度が増した辺りでカッパの上下を着込む。
少し早い気がするが、この先雨に降られてせっかく乾いているジャージがずぶ濡れになるのは避けたい。
いくら登っても登りが終わらない気がしたが、道の駅2kmの看板の辺りから霧が濃くなる。
峠に近づくと、風雨が強くなって前に進むのがやっと。
ブリーフィングで降りに入っての路面注意 と言っていたが、まだ薄明るいので路面の溝が判る。
一気に標高を下げると、霧はなくなる。
屈斜路湖湖畔を走るルートのはずだが、一切見えずにだんだん夜の帳に包まれて行く。
暗い中、左右に小山がある。それ以外の状況は一切判らない。
どんどん雨が強くなってきて、左の路側帯の白線だけを頼りに走り続ける。
暗くなって眠気も出てきて、ガムを噛んだり歌を歌って誤魔化すが、なかなか睡魔は立ち去らない。
No58 弟子屈町「鈴蘭4-2 」 463.7kmのセイコーマートにピットイン。
丁度別海まで140kmの中間点で予定していた補給ポイント。
ここからまた10km位の登り。
自分のライトの光が路面で反射して遥か彼方の道路標識を光らす。
辺りに人家など有るはずないのだが、この光る標識がマンション等の窓明かりに見えてしまう。
道路の両脇も多分森なのだが、ライトの薄明かりでコンクリート壁のように見えてくる。
半分は幻覚なので判ってはいるが、何回も同じ風景が出てくると、本当にマンションがあるような気がしてくる。 (^^ゞ
雨は土砂降りになっていて、路面状況はまったく判らない。
路肩側は、路面の継ぎ目が大きな穴になっていることが多いので、センターラインよりを走るが、こっちにも穴があいて居る。
No60 標茶町 虹別 483.8km付近で「別海町」の道路標識。
やっと別海町に入るが、まだ市街まで40kmも有る。 (;_;)
相変わらず雨は酷いし眠気も消えなず、かなり滅入ってくる。
どんどん負のスパイラルに入って行って、「もう別海でDNFする。」「根室で輪行バック買って電車で帰る」と考えている。
No61 別海町 西春別駅前栄町 493.6kmでセブンイレブンストップ。
気休めのつもりで「眠眠打破」を飲んでガムを補充。
カッパを着ていてもとっくに濡れていて、停まっていると寒い。オマケに吐く息が白く見えている。(;_;)
とにかく走るしかないので、すぐにセブンイレブンをスタート。
道は果てしなく真っ直ぐで、抜いて行った車のテールライトがいつまでたっても見えている。
多分ひたすら真っ直ぐなのだろうが、雨は酷いし真暗なので、全然楽しくない。
道路脇に1kmおきに距離表示があり、この数字だけが楽しみ。
No62 523.4km セイコーマートを目印に右折。
このセイコーマートはとっくにしまっていると思っていたが、24時までの営業でまだ開店している。
24時前と思っただけで元気が出てくる。(^^ゞ
どうにか、No64 別海町民体育館 524.3km 到着。
そして
スタッフの誘導で自転車を置いて館内へ。
館内のスタッフは、別海から先(特に根室から先の半島部)が危険な状況だとか、美幌峠で避難している参加者が居るとか、気象警報が出る予定とかで、中止を含めた対応で大忙し。
あまりお邪魔をしないように、カッパ他濡れた衣類を脱いで、レーパンとインナーだけでシャワーを浴びに行く。
暖かいシャワーでさっぱりして、北見から運んだ乾いた衣類に着替える。
先行していたW@Hさんと少し情報交換。
食事スペースにたくさんの牛乳とパンが用意してあり、ありがたく頂く。
食事を済ませて、体育館でマットと毛布で眠りにつく。
天井を見上げて、「雨の音だ」と思ったまま落ちた。
目覚しをかけずに寝て、5時起床。
館内に人が増えているが、誰も走ろうという気配がない。
寝ている間に「中止」が決定されていた。
まだだらだらと続きそうなので、その4へ