
今週は仕事が忙しい訳じゃないですが、先週末が忙しくてあまり遠出してなかった(出張は除く)ので、やっぱりネタがありません。
と言うわけで、穴埋めネタの乗り鉄のお勧め路線、第4回は函館本線です。
函館本線は函館駅から旭川駅までの423.1kmと、大沼駅から渡島砂原駅を経由して森駅へ至る通称砂原線の35.3km、七飯~大沼にある下り特急用専用線(この区間だけの営業キロは未設定で渡島当別周りと同じ距離扱い)があります。昔はもっと支線もあったんですが、現在は函館付近にこれらの支線が残るだけで少し寂しくなりました。
函館本線は函館~小樽が全体的にローカル色が濃く、特に山線と呼ばれ特急列車の通らなくなった長万部~小樽は列車本数も少なく、本線なのに通り抜けるのが困難な場所になっています。一方で小樽~岩見沢は札幌都市圏輸送での需要が高く、特に千歳線、札沼線(学研都市線)の列車も走る桑園~白石の列車密度が高くなっています。また、札幌~旭川は都市間輸送の特急が頻繁に走っており、小樽~旭川は交流電化されています。

札幌都市圏で活躍するキハ201形。車体傾斜機構を持つ通勤型気動車

札幌都市圏の主力、731系。ロングシートの通勤型

旭川付近の輸送を中心に現在も残る国鉄型交流電車の始祖、711系

札幌駅の東側ですれ違う主力近郊形電車721系と、特急/快速エアポート用の785系

函館地区の輸送の主力キハ40形

山線で活躍するキハ150形

左が函館と札幌を結ぶキハ281系特急「スーパー北斗」、右は789系1000番台L特急「スーパーカムイ」/快速「エアポート」

785系のL特急「スーパーホワイトアロー」。「スーパーカムイ」の登場前の列車名

かつて走っていた781系「ライラック」。現在は全て廃車されたが、廃車前に国鉄色を復刻して欲しかった
風景は夏、秋、冬にそれぞれ楽しみがあります。春は北海道の春自体が短いので、あまり春らしさはないでしょうけど、GW頃ならいいでしょう。夏は砂原線から長万部までの噴火湾の風景が良く、秋は大沼公園、山線の紅葉がすばらしい。冬は気にし寒さに雪をつけて走る列車の力強さを感じます。GWと夏場は函館~森で「SL函館大沼号」、秋は札幌~蘭越で「SLニセコ号」の運転もあり、観光に利用すると良いでしょう。札幌からは、夏場だと富良野方面、冬場だと釧路方面への臨時特急も走っています。また、近年はキハ183系改造の「旭山動物園号」がかなり特徴的な列車ですね。車内の動物シートは初めて見ると驚きます

函館駅に到着した「SL函館大沼号」

蘭越駅で補給中の「SLニセコ号」。2灯式のC11 207はJR北海道にしかない珍しいタイプ

臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」。車両はキハ183系「クリスタルエクスプレス トマム・サホロ」。最盛期はその他のリゾート車両も使用される

臨時特急「流氷特急オホーツクの風」で使用されるキハ183系「ノースレインボーエクスプレス」

団臨などではキハ183系が使われることも多い。写真は国鉄色とJR色の混成編成

秋の大沼公園の紅葉を抜けてくるキハ183系特急「北斗」

キハ183系「旭山動物園号」。基本的に札幌~旭川の電化区間を走るのだが、キハ183系改造の気動車だ
函館本線の輸送の特徴としてもう1つあるのは特急の長距離輸送です。函館~長万部(実際は札幌~白石も)は特急「北斗」「スーパー北斗」、寝台特急「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」と言った列車が走り、札幌~旭川はL特急「スーパーカムイ」に加えて、特急「オホーツク」「サロベツ」「スーパー宗谷」が走り、多くの特急列車を見ることが出来ます。また、貨物輸送に置いても重要な路線であり、北海道の中心と本州を結ぶ幹線として多くの貨物列車が走っています。

キハ281系特急「スーパー北斗」。函館~札幌を高速で結ぶが、飛行機とわずかな需要の取り合いでもある

キハ283系特急「スーパー北斗」。「スーパー北斗」はキハ281系の運用が中心だが、一部にキハ283系がある

キハ183系特急「オホーツク」。現在でも唯一、スラントノーズの先頭車が残る列車

ほんのちょっと前までは稚内への夜行列車もあったのだ。特急「利尻」

特急「スーパー宗谷」の専用形式、キハ261系0番台。車体傾斜機構を備える

寝台特急「北斗星」。北海道内は非電化なので、DD51形の重連が牽引

寝台特急「カシオペア」。北斗星同様に、DD51形の重連が牽引

近年は廃車が進んでいるDD51形。道内の貨物牽引の主役をDF200形に譲って久しい

DF200形は電気式ディーゼル。ハイパワーの機関車で1両だけでDD51重連運用をカバー
昨今は駅の再開発も進んで、昨年は立て直した岩見沢駅がグッドデザイン大賞なども受賞してます(まだ見てないんですけどね・・・・)。とりあえず、昔と現在の函館駅駅舎の写真でも掲載しておきましょう。

8年前の函館駅駅舎。4代目の駅舎であった。後に建設中の5代目駅舎の姿がある

現在の函館駅駅舎。近代的なデザインの5代目
季節も列車も楽しめる函館本線。乗り鉄にも撮り鉄にも楽しい路線でしょう。
これからの紅葉から冬にかけて、訪れるのが楽しい路線の1つです。
おまけ

流山温泉駅の200系新幹線。最近はかなりぼろぼろに痛んでます。修理してやれよ
と言うわけで、穴埋めネタの乗り鉄のお勧め路線、第4回は函館本線です。
函館本線は函館駅から旭川駅までの423.1kmと、大沼駅から渡島砂原駅を経由して森駅へ至る通称砂原線の35.3km、七飯~大沼にある下り特急用専用線(この区間だけの営業キロは未設定で渡島当別周りと同じ距離扱い)があります。昔はもっと支線もあったんですが、現在は函館付近にこれらの支線が残るだけで少し寂しくなりました。
函館本線は函館~小樽が全体的にローカル色が濃く、特に山線と呼ばれ特急列車の通らなくなった長万部~小樽は列車本数も少なく、本線なのに通り抜けるのが困難な場所になっています。一方で小樽~岩見沢は札幌都市圏輸送での需要が高く、特に千歳線、札沼線(学研都市線)の列車も走る桑園~白石の列車密度が高くなっています。また、札幌~旭川は都市間輸送の特急が頻繁に走っており、小樽~旭川は交流電化されています。

札幌都市圏で活躍するキハ201形。車体傾斜機構を持つ通勤型気動車

札幌都市圏の主力、731系。ロングシートの通勤型

旭川付近の輸送を中心に現在も残る国鉄型交流電車の始祖、711系

札幌駅の東側ですれ違う主力近郊形電車721系と、特急/快速エアポート用の785系

函館地区の輸送の主力キハ40形

山線で活躍するキハ150形

左が函館と札幌を結ぶキハ281系特急「スーパー北斗」、右は789系1000番台L特急「スーパーカムイ」/快速「エアポート」

785系のL特急「スーパーホワイトアロー」。「スーパーカムイ」の登場前の列車名

かつて走っていた781系「ライラック」。現在は全て廃車されたが、廃車前に国鉄色を復刻して欲しかった
風景は夏、秋、冬にそれぞれ楽しみがあります。春は北海道の春自体が短いので、あまり春らしさはないでしょうけど、GW頃ならいいでしょう。夏は砂原線から長万部までの噴火湾の風景が良く、秋は大沼公園、山線の紅葉がすばらしい。冬は気にし寒さに雪をつけて走る列車の力強さを感じます。GWと夏場は函館~森で「SL函館大沼号」、秋は札幌~蘭越で「SLニセコ号」の運転もあり、観光に利用すると良いでしょう。札幌からは、夏場だと富良野方面、冬場だと釧路方面への臨時特急も走っています。また、近年はキハ183系改造の「旭山動物園号」がかなり特徴的な列車ですね。車内の動物シートは初めて見ると驚きます

函館駅に到着した「SL函館大沼号」

蘭越駅で補給中の「SLニセコ号」。2灯式のC11 207はJR北海道にしかない珍しいタイプ

臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」。車両はキハ183系「クリスタルエクスプレス トマム・サホロ」。最盛期はその他のリゾート車両も使用される

臨時特急「流氷特急オホーツクの風」で使用されるキハ183系「ノースレインボーエクスプレス」

団臨などではキハ183系が使われることも多い。写真は国鉄色とJR色の混成編成

秋の大沼公園の紅葉を抜けてくるキハ183系特急「北斗」

キハ183系「旭山動物園号」。基本的に札幌~旭川の電化区間を走るのだが、キハ183系改造の気動車だ
函館本線の輸送の特徴としてもう1つあるのは特急の長距離輸送です。函館~長万部(実際は札幌~白石も)は特急「北斗」「スーパー北斗」、寝台特急「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」と言った列車が走り、札幌~旭川はL特急「スーパーカムイ」に加えて、特急「オホーツク」「サロベツ」「スーパー宗谷」が走り、多くの特急列車を見ることが出来ます。また、貨物輸送に置いても重要な路線であり、北海道の中心と本州を結ぶ幹線として多くの貨物列車が走っています。

キハ281系特急「スーパー北斗」。函館~札幌を高速で結ぶが、飛行機とわずかな需要の取り合いでもある

キハ283系特急「スーパー北斗」。「スーパー北斗」はキハ281系の運用が中心だが、一部にキハ283系がある

キハ183系特急「オホーツク」。現在でも唯一、スラントノーズの先頭車が残る列車

ほんのちょっと前までは稚内への夜行列車もあったのだ。特急「利尻」

特急「スーパー宗谷」の専用形式、キハ261系0番台。車体傾斜機構を備える

寝台特急「北斗星」。北海道内は非電化なので、DD51形の重連が牽引

寝台特急「カシオペア」。北斗星同様に、DD51形の重連が牽引

近年は廃車が進んでいるDD51形。道内の貨物牽引の主役をDF200形に譲って久しい

DF200形は電気式ディーゼル。ハイパワーの機関車で1両だけでDD51重連運用をカバー
昨今は駅の再開発も進んで、昨年は立て直した岩見沢駅がグッドデザイン大賞なども受賞してます(まだ見てないんですけどね・・・・)。とりあえず、昔と現在の函館駅駅舎の写真でも掲載しておきましょう。

8年前の函館駅駅舎。4代目の駅舎であった。後に建設中の5代目駅舎の姿がある

現在の函館駅駅舎。近代的なデザインの5代目
季節も列車も楽しめる函館本線。乗り鉄にも撮り鉄にも楽しい路線でしょう。
これからの紅葉から冬にかけて、訪れるのが楽しい路線の1つです。
おまけ

流山温泉駅の200系新幹線。最近はかなりぼろぼろに痛んでます。修理してやれよ
函館本線は北海道最大の幹線のため、JR北海道のほぼ全種類の車両が走行します。写真にはないですけど、789系0番台やキハ261系1000番台も部分的には走行しますしね。
今後とも宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
コメントありがとうございます。
函館駅の旧駅舎は確かに味わいがあっていいですね。
最近は国鉄時代の古い木造駅舎から、新しい鉄筋コンクリの駅舎への立て替えが全国的に進んでいますけど、旅する身としては古い駅舎の方が訪れた感慨があって好きです。