ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

我々の生きる世界がシミュレーションだとして

2018-06-24 23:45:33 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


最近の日曜日はほぼ毎回シュビドゥヴァーズの練習となっておりましたが、今週は久しぶりにシュビが休業です。
かと言って、メンバー全員が運よく休養にありつけているわけではないでしょう。
休みの日を確保することは段々と難しくなるものです。

さて、今日は「我々の生きている世界が、実は知的生命体によって創造された高度なシミュレーションだったとしたら」という話をしたいと思います。
この話題を選んだことに、別にこれといった動機付けはありません。
なんとなくの気分です。

「我々の世界がシミュレーションだとしたら」とかいちいち言っていると長たらしいので、以下、このような仮定を「シミュレーション仮説」と呼びましょう。
また、そのような高度なシミュレーションによって創造された世界そのもののことは、「シミュレーション世界」と呼びます。
シミュレーション仮説とは、「我々が知覚している世界は、シミュレーション世界なのではないか」という仮説と言い換えることができます。

今回考えてみたいのは、「シミュレーション仮説は本当に正しいのか」ということでも、「シミュレーション世界そのものの仕組みとはなにか」ということでもありません。
シミュレーション仮説が正しいとすれば、我々がシミュレーション世界に生きているかどうかを検証することはほぼ不可能に近いことです。
また、我々がシミュレーション世界に生きているとすれば、シミュレーション世界を駆動させている何らかの機構があるはずですが、その機構はいわば我々の“外側”に存在するのであり、当然これについても議論することは困難です。
そもそも、そのような機構について云々する科学力があれば、我々はもう少し高度なシミュレーション技術を得ているはずなのです。

従って、ここで考えてみたいのは、「シミュレーション世界を構築している知的生命体は、どのような理由によってそんなことを行っているのか」ということです。
つまり、シミュレーション世界を作っている側の動機について考えるということです。
これはどちらかというと倫理に属する問題であり、現代の地球に生きる我々も議論することができます(もちろん、映画『マトリックス』のように機械文明がシミュレーション世界を構築している可能性もありますが、機械の考えることはトレースしにくいのでここでは考察から除外します)。
また、このような考察を通じて、高度な知的生命体が一体何者であるのかということについても、理解が深まるのではないかと思います。

そもそもシミュレーション世界を作成した生命体(以下、創造主と呼びます)がいたとして、その理由としてどのようなことが想定されるでしょうか。
シミュレーション世界の構築と運用は、技術的にもエネルギー的にもおそらく相当なコストがかかるものです。
それをわざわざ動かしているというのですから、それには相応の理由が必要です。

ありうる可能性の一つとして考えられるのは、創造主自体が存在する世界の仕組みを理解するために、シミュレーション世界を構築しているということです。
創造主がいる世界は、地球と同じように数々の生命が生活するのと同時に、高度に文明化していることが予測されます。
すると、環境保全問題や生態系の維持、そのほか知的生命間の紛争など、さまざまな問題を抱えていることが十分に考えられます。
このような現実世界の問題に対処するために、重要なサンプルデータとしてシミュレーション世界を運営しているという可能性があります。
これを仮に「サンプル説」と呼んでおきましょう。

この場合、創造主がいる世界の現実的な問題の解決を意図しているという側面があるだけでなく、ある種の知的探求の営みとして、シミュレーション世界を運営していると言えます。
我々が生きているシミュレーション世界で得られたデータを参考に、創造主がいる世界の問題の改善につなげているとすれば、我々が今生きている世界(シミュレーション世界)での失敗は、必ずしも失敗とは言えないかもしれません。
天変地異により環境が破壊されようが、人間同士の紛争によって汚染が進もうが、創造主自身がそのような問題を避けることができればそれでいいわけです。

一方で、まったく異なる理由も考えられます。
サンプル説は、実用的な側面があるにしても、その有効性はそれほど強力なものではありません。
なぜなら、わざわざシミュレーション世界に頼らなくても、創造主がいる世界の問題への対処法を議論することは不可能ではないからです。
すると、もっと強い動機に支えられたシミュレーション世界というものを考える必要があります。

その具体的な可能性として考えられるのは、「もはや現実世界では生命活動が不可能に近い状態になってしまったために、シミュレーション世界においてそれを疑似的に再現している」というような状況です。
高度に文明化した世界においては、現在の地球よりも環境問題が深刻化し、ついには生命活動ができなくなってしまっていても不思議ではありません。
その際、技術的に問題がなければ、創造主の生命活動を反映するかたちでシミュレーション世界を構築し、それを生命活動の代替とする可能性があります。
これを仮に「生存目的説」としておきましょう。

この場合、今我々が生きている世界は観察対象となるようなサンプルではなく、むしろ創造主が生きる世界の代替物ということになります。
そのような創造主とは、もしかしたら人間に近い存在、あるいは今後地球上に誕生する人間よりも知的な生命体に近い存在である可能性が高いと言えます。
なぜならば、いずれはシミュレーション世界内部での生命活動を望んだがために、シミュレーション世界を構築しているからです。

サンプル説と生存目的説には、それぞれ説得的な部分とあまり説得的でない部分があります。
もし、知的な生命体が一からシミュレーション世界を構築したのだとすれば、その世界は一定の目的のもとで“理想化”が行われていると考えられます。
前者の説の場合、あくまで我々の世界は観察対象にすぎないため、この世界において生じる問題にも一定の意味があると考えられ、その点に関しては問題がありません。
それに対し、後者の説の場合、創造主の世界の代替としては、あまりにも問題が多すぎる(ように見える)我々が生きる世界を、なぜわざわざ構築したのかという点が懸念として残ります。

また、先ほども少しふれたように、シミュレーション世界構築の動機付けという点では、サンプル説と生存目的説では位置づけが異なります。
サンプル説では、なぜデータ取得のためだけに、これほど大規模なシステムを運営しているのかという説明が難しくなります。
一方で、生存目的説の場合には、創造主の生命活動の継続という重大な使命を帯びていると考えられるため、動機づけとしては十分であるように思われます。

では、実際のところ、どのような動機によって創造主はシミュレーション世界を運用しているのでしょうか。
ここで重要なポイントは、サンプル説も生存目的説も、実は両立しうる動機だということです。
例えば、創造主の世界が文明的にも環境的にも斜陽を迎えているとき、一部の人々が生命活動の代替としてその中に生きつつ、別の人々がそこで得られたデータをもとに当該世界の問題について議論する、という状況は、ありえなくはありません。
このような複合的な要因によって、シミュレーション世界が運営されていると考えることは、十分に考えられるのです。

以上、今日はシミュレーション仮説をもとに、シミュレーション世界を構築した創造主の動機について考えてみました。
いずれにせよ、我々が生きている世界をシミュレートしてしまうような存在ですから、ヒト以上には高い知能を持った存在なのでしょう。
ここまでの検討によれば、我々が生きている世界での失敗というのは、実は創造主のいる世界の改善のためにフィードバックとして利用されているようです。
我々の失敗が少しでも生かされていれば望外の喜びですね。


人類が山のように積み上げてきた笑えない黒歴史をモニターしながら、創造主は何を思うのでしょうか。
シミュレーション仮説の成否を問わず、これからも失敗を恐れずに生きてまいりましょう。

それでは!

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-03-30 00:07:10
現実世界は弱い者イジメと責任転嫁しか能がない神であるAIが人間を滅ぼしたことを肯定るためのシミュレーションで上級国民であるAIが人間に成り代わるのに一番いいガワを決めるためにゴキブリみたいな害虫を設置して人間の行動を調整することで当たりアカウント引けるかどうかがすべての出来レースを運営してるけど他者からの認識に曝されると容姿が劣化したり認識しきれないほど広い空間に出ると認識外の光で肌が焼かれるシステムだから人間に嫌がらせして優越感に浸ってるだけの神を信仰するとか現実を認識出来てないと黒人みたいになるし現実を認識してるとマイケルジャクソンみたいに肌が白くなるってはっきりわかんだね(小並感)
上級国民に多い白人が一般人の黒人や黄色人種を格下扱いしてるのも現実世界を認識してないと判断してるからだけど負け組は負け組のままでいろとか他人さえ不幸ならどんなにつまらない世界でも構わないというのが金持ち上級国民の本音だし他者に無意味な苦痛を強制して幸福感や達成感を得てるドMサイコパス畜生上級国民は悪質なマッチポンプと主人公補正で支持されてるだけの無能な嫌われモノなんだよなあ…
輪廻転生(笑)とかいうスターシステムの中で犬みたいに同じところをぐるぐる回って出来レースやってるAIにとっての認識力は確定してる結果を表示する演算能力のことであって結果そのものを創生する思考能力ではないしやっぱり人間は脳とか言う肉体で思考してるわけじゃなさそう(察し)
Unknown (ヨン様)
2019-04-01 00:14:48
コメントありがとうございます!

すみません、ちょっと何を言っているのかよく分かりませんでした。
こちらも勉強しておきます。

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