ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

「ワタルのカイリュー」は本当にチートなのか?

2018-07-29 23:40:25 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


本日はシュビドゥヴァーズの練習日です。
副次的文化系合唱祭に向けた歌い込みを実施し、ピアノ伴奏の初合わせが行われました。

伴奏合わせならではの困難があったものの、おおむね順調に練習をこなすことができたのではないかと思います。
ただ、まだまだ合唱部分は磨く余地がありそうです。
残りの練習期間にしっかりと詰めてまいります。

さて、練習の話ばかりしても面白くないので、今日はポケモンのお話、中でも「ワタルのカイリュー」についてお話ししたいと思います。
「ワタルのカイリュー」といえば、「進化レベルに到達していないのにもかかわらず、カイリューに進化している」ということで有名です。
実際に、カイリューというポケモンは進化前のポケモンであるハクリューがLv.55にならなければ進化できないはずなのですが、ゲーム中ではLv.50、Lv.47といった55未満のレベルを持つカイリューをワタルが繰り出すのです。
このような事実から、「ワタルはチートを使っている」などと揶揄されることもあるようです。
(ちなみに、進化レベルが総じて高い傾向にあるドラゴンタイプの場合、このような進化レベルの食い違いはワタル以外にもしばしば起こるようです。)

では、ワタルは実際にチートを使っていたと言えるのでしょうか。
今回は、チートを使わずとも上記のような状況が起こりうる可能性について言及したいと思います。
別にワタルの味方をしたいわけではありませんが、結果的にワタルを擁護する話になるでしょう。

ワタルのカイリューがチートでない可能性を示唆するヒントは、実は、赤・緑バージョンの序盤に存在します。
皆さんは、トキワのもりで遭遇した「トランセル」を覚えているでしょうか。
バージョンによっては「コクーン」のほうが出現率が高かったかもしれません。
いずれにせよ、これらのポケモンがカギになります。

トランセルやコクーンは、補助技である「かたくなる」しか使用することがありません。
従って、もらえる経験値は進化前の「キャタピー」や「ビードル」より高いのにもかかわらず、手傷を負わずに倒すことができます。
レベル上げの際にお世話になったトレーナーも多いことでしょう。

ところで、なぜトランセルやコクーンは「かたくなる」しか使うことができないのでしょうか。
「そんなもの、トランセルとコクーンのレベルアップで覚える技が「かたくなる」しかないからに決まっている」と、多少ポケモンに詳しい人なら答えるかもしれません。
しかしこれは、とても奇妙なことです。
なぜなら、そのような事例を認めてしまうということは、そのトランセルやコクーンが「生まれてからずっとトランセルないしコクーンであった」ということを認めることにほかならないからです。

ポケモンは、一般的に進化前のポケモンの習得技を引き継ぐものであり、キャタピーやビードルを普通にトランセルやコクーンに進化させれば、「たいあたり」や「どくばり」、「いとをはく」を覚えていることになります。
したがって、野生のトランセルやコクーンであっても、これらの技を覚えていなければ辻褄が合いません。
進化前のポケモンが覚えているはずの技を覚えていないということは、すなわち、それらの個体が「生まれたときからトランセルないしコクーンであった」と考えざるをえないのです。

このことは、次のようなことを意味します。
すなわち、ポケモンの世界には、「生まれたときから進化後の姿をしているポケモン」が一定数存在し、それらは進化レベルにとらわれない、ということです。
このような分析から、私が何を主張したいかはもう明白でしょう。
つまり、ワタルの使っているカイリューもこのような「生まれたときから進化後の姿をしているポケモン」の一例であり、チートを使っていないという可能性も十分に考えられるのです。

以上のように、トランセルやコクーンの習得技をヒントにして考えれば、「進化レベルに達していない進化ポケモン」についても、一応の説明が可能になります。
ただし、ワタルはこのような個体を3匹も所持していたことがあり、チートの嫌疑が完全に晴れたわけではありません。
今後もさまざまな証拠をもとに検証していく必要があるでしょう。


今日は野生のトランセルやコクーンの持ち技から、ワタルのカイリューがチートではないという可能性について考察しました。
しかし、まだ議論は道半ばであり、顕学諸氏のご批正をお願いしたく存じます。

それでは!

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2 コメント

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Unknown (カイリューにボコられてから十数年)
2018-07-30 00:15:18
かつてクリスタルで大変苦戦したのでとても懐かしいです。
技からの考察、大変興味深いです。全てのポケモンがタマゴから生まれているわけではないかもしれない、ということになりますね。まだまだポケモンの生態には謎が多いなあと感じます。

今度は野生のカイリューは存在しないのでは…という疑惑が持ち上がるような気もしていますが…
ゲーム中に野生で出現するポケモンについて (ヨン様)
2018-07-31 22:32:11
どうも、ヨン様です。
コメントいただきありがとうございます!

今回の検討によって、「進化レベルに達していない進化ポケモン」の存在については説明が可能となりましたが、「ゲーム中に登場しない進化ポケモン」という別の問題が持ち上がる、というのはご指摘の通りだと思います。
しかし、例えば「フシギダネ/ヒトカゲ/ゼニガメ」、「サワムラー/エビワラー」などのように、野生で出現しないポケモンを他のトレーナーが所持しているということは、かなり頻繁に起こっています。
そうすると、「ゲーム中に野生で出現するポケモンが、世界に存在するポケモンのすべてではない」という一般化をすることは極めて自然なことなので、それほど大きな問題にもならない可能性があります。

以上、お答えになっているか分かりませんが、私の考えを述べさせていただきました。
今後とも、ザ☆シュビドゥヴァーズをよろしくお願いいたします。

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