水徒然

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異常気象に係る記載を調べました。(その24:新たな氷河期がやってくる?)

2012-02-06 | 日記

'12-02-06
 つい数か月前までは、地球温暖化によって、海水温の上昇および、さまざまな気象異変、および生態系異変を心配していましたのが嘘のような寒い日々が北半球中高緯度地域で続いています。
 既報(その23)で記載しましたように、わが国の表日本側では「昨年以上の地震、乾燥、インフルエンザ」、日本海側を中心とした「豪雪、突風」と「人の噂も75日」といった諺のごとく肌寒い日々を過しています。

 個人的には、太陽・宇宙環境の異変によって温暖化もしくは寒冷化が均一に、かつ適度に進むなら、「天変」現象としてやむなしと思われますが、現状は地球および大気圏中の水の循環挙動(バランス)および調節機能が崩れはじめて異常気象など天変地異加速し始めているためなのか?と考えています。

極端に暑くなったり、寒くなったり、豪雨・豪雪」

 温室効果(CO2他)、オゾン層破壊(フロン他)などの削減対策など実施されていますが、意に添わず、地球温暖化が原因と想われる洪水災害などが今でも赤道付近各国を主として、世界各地で頻発してます。今まで、想定されていなかった要因があるのではと想われます。

 一方、「宇宙線が降り注ぐ量によって気候が変動し、地球温暖化はしていないという説がある。雲を生成する要因は大気中の蒸気ではなく、大半が宇宙線によるものだったという実験結果がCERNから発表された。」という記載もあります。
本文を読む>>

 別報で記載しました地球温暖化予測用の水循環観測衛星「しずく」」よって、寒冷化の解明についても期待したいところです。

 
今回は、この寒さに相応する「太陽活動の影響で新たな氷河期」に係る記載を調べました。

(転載開始)


MSNトピックス2012年2月3日 11:49
(ギズモード・ジャパン)

(一部割愛しました。)
太陽活動の影響で新たな氷河期がやってくる...ってホント?
最近寒いですしねー。ってそれは冬だから?

イギリスの大衆紙Daily Mailで、「現在地球は、17世紀から18世紀にかけて起こった小氷期に匹敵するほどの寒冷化に向かっている」とする研究結果が報じられています。17世紀後半には、現代では一年中凍らないロンドンのテムズ川がしばしば凍結し、氷った川の上でフロスト・フェアが開催されていたそうです。

その研究を行ったのは、イギリスの気象庁とイーストアングリア大学気候研究ユニットです。彼らによれば、現在我々は太陽のサイクル(研究者らは「サイクル24」と呼びます)のピークにいて、先日の磁気嵐もその表れでした。ピークの時期は地球に与える熱が最大になるはずなのですが、現在その熱は20世紀に経験したサイクルのピークに比べて弱いものになっています。

イギリス気象庁らの報告書では、次の太陽のサイクル「サイクル25」は、92パーセントの確率で極めて弱いものになり、それは数十年間続くとしています。つまり地球全体の気温がかなり低下するということです。

でもこのような主張は決して目新しいものではなく、反論もあります。たとえばNew Scientistの環境レポーター、マイケル・マーシャル氏は次のように指摘します。

このような現象は以前にも起こっており、もっとも有名な例は1645年から1715年のマウンダー極小期です。当時は太陽の光が通常より弱くなり、黒点もほとんど観測されませんでした。このように太陽活動が弱くなる極小期のために地球が寒冷化したという証拠はたくさんありますが、それは太陽活動の変化が我々の天候に与える劇的な影響のひとつに過ぎないです。

たしかに、マウンダー極小期はテムズ川が凍った小氷河期と結び付けられるのが一般的です。Daily Mailは、そうした事態がまた起こるのではと警鐘を鳴らしているのです。

ただしその主張の問題は、太陽が熱を出さなくても、地球がすでに温暖化しつつあるのでそれほど大きなインパクトがないということです。太陽活動の影響は数多くある要因のひとつにすぎず、相対的には小さなものなのです。New Scientistによれば、ある研究チームが2010年から太陽の極小期が始まったら地球の気温がどうなるかを2100年までシミュレーションしたところ、地球の平均気温低下は最大でも摂氏0.3度でした。

 一方、二酸化炭素などの温室効果ガス排出による気温上昇は2~4.5度と推計されています。つまり温室効果ガスの方が太陽活動よりもずっと大きく影響するのです。これらの影響は相殺し合い、気温変化が最少の場合は2度の上昇と0.3度の下降で1.7度の上昇となります。
そんなわけで、幸か不幸か、氷河期が来て温暖化を回避させてくれるという展開にはならなそうです...。・・・」
詳しく見る>>

(転載終了)


参考情報:
宇宙天気ニュース(http://swnews.jp/

参考投稿(電磁波・放射線):
天変に影響する要因に係る記載
大気圏より上の宇宙空間

大気圏での存在物質の位置


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