大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

中国の自動車都市 長春に来ています

2016年03月15日 | 日記

 

 中国の自動車都市 長春にきている。上は、中国3大自動車メーカーのひとつ第一汽車(自動車)の本社ビル。正面からとった写真もあるが、あまりに大きすぎてフレームに入らなかった。

 はじめて中国東北部を訪れたが、香港や上海とかわらない繁栄ぶりに正直びっくりした。

 町中に車があふれ、歩道にまで車があふれている。第一汽車がVWと早くから提携しているため、ここはドイツなのかと思うぐらいとくにVWが多い。

 町中には百貨店が乱立し、それぞれにグッチ、プラダ、ルイヴィトン、カルティエ、ブルガリといった高級ブランドがたくさん入っている。

 今回の訪問で、中国東北部に対する認識が一変した。やはり実際に自分自身の目で確かめることが大切だ、と改めて思ったのでした。

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トランプ氏とテッド・クルーズ氏どちらがいいのか

2016年03月06日 | 日記

 日米欧の主要紙がトランプ氏批判を強めている。そうした中、茶会系のテッド・クルーズ氏が票を伸ばしている。気になって、氏のホームページで公約を調べてみた。

 とくに驚いたのが、所得税を10%に統一して、IRS(国税庁)を廃止するというもの。ちなみに低所得者には免税をおこない、四人家族であれば3.6万ドル(410万円:1ドル=115円で計算)までは無税。クルーズ氏は、これにより10年間でGDPが13.9%、賃金が12.2%、雇用が480万人増えると主張している。

 また茶会系候補の当然の公約として、結婚は男女に限る(同性婚は認めない)。中絶は認めない(pro-life)。

 また国境管理を強化し、オバマ政権が進める不法移民へのアムネスティー(長期滞在の事実など一定条件を満たせば市民権を与えること)は認めない、などなど。

 一律10%の所得税は極端な政策に思える。しかし現在、上院と下院は共和党が過半数を握っており、その状況が変わらなければ(その可能性がきわめて高い)、あながち実現不可能とも思えない。

 過去には、イギリスでサッチャー首相が人頭税(家族人数分、定額の住民税を払う仕組み、ただし低所得者への免税あり)を導入したこともある。

 カーター元大統領が、トランプ氏とクルーズ氏だったらトランプ氏を選ぶと言った理由が少しわかった。

 どちらの候補がいいかはわからないが、どちらになってもアメリカの政治、経済は大きく変化することになるだろう。

 トランプ氏とともにクルーズ氏の動きを注視していきたい。

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米オレゴン州が最低賃金を時給1700円に大幅引き上げ

2016年03月04日 | 日記

 2016年3月3日、オレゴン州知事は最低賃金を大幅に引き上げる法案にサインした。

 フォーチュンガーディアンなどによると、オレゴン州は州を3地域に分けたうえで、2022年までに、ポートランド都市圏の最低賃金を時給14.75ドル(1700円:1ドル=115円で計算)、中規模郡の最低賃金を時給13.5ドル(1550円)、残る地域の最低賃金を時給12.5ドル(1440円)に引き上げる法律を成立させた。ちなみに現在の最低賃金は9.25ドル(1060円)。

 アメリカでは連邦政府が時給7.25ドル(830円)の最低賃金を定めているが、州や市郡がそれより高い独自の最低賃金を設定する動きが強まっている(詳しいデータはこちら)。オレゴン州の動きは、その中から生まれたもの。

 なおこれまで州の最低賃金は、州のすべての地域に一律に適用される仕組みだった。これに対し今回オレゴン州は、地域を3分割して、それぞれ独自の最低賃金を設定した。これはアメリカでははじめての試み。これは、経済が良好な地域が、実態に合わせて高い最低賃金を設定するのを可能にするもの。

 なお、WSJ(3/3)などによると、こうした動きへの反対も一部では強くあり、先月、アラバマ州では、市や郡が州より高い最低賃金を設定することを禁止する法律を制定。その動きにミシガン州とオクラホマ州が続いている。

★ 2016年5月1日追記

 2016年4月28日のWSJによれば、アラバマ州で市郡が州を上回る最低賃金を定めることを禁止する州法が制定されたことに対し、バーミンガム市の住民が市民権が侵害されたとして連邦裁判所に訴えた。WSJは、州法によりとくにマイノリティーが大きな不利益を被ることが問題視されていると伝えている。バーミンガム市は2017年半ばまでに市の最低賃金を10.1ドル(1100円:1ドル=110円で計算)に引き上げる条例を制定したが、上記の州法により条例の効力がなくなった。裁判が決着するには数年かかる見込み。

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米連邦最高裁の候補者

2016年03月03日 | 日記

 米連邦最高裁でスカリア氏の後任について具体的な名前が出てきた。

 2月24日のWSJは、穏健保守派のネバダ州知事サンドバル氏(共和党)が候補に上がっていると伝えた。

 そして昨日(3月2日)のNYTはあらたに、アイオワ州の連邦高裁判事ジェーン・ケリー氏が候補になっていると伝えた。

 連邦最高裁の人事は上院の承認を必要とするが、上院で過半数を握る共和党は、新大統領が就任するまで一切の審議を拒否するとしている。ただ、審議開始の決定権をもつ司法委員会の議長チャールズ・グラスリー氏の地元はアイオワ州。また氏は、連邦高裁の人事でケリー氏を称賛した過去がある。氏は、今年、上院選挙を控えており、審議開始へのプレッシャーが高まっているとNYTは伝えている。

 これからも、さまざまな思惑から多くの名前が上がってくると思うが注視していきたい。

2016年3月17日 追記

 3月16日、オバマ大統領は、スカリア氏の後任としてワシントンDC連邦巡回控訴審(高裁)のメリック・ガーランド判事を正式に指名した。これに対し、共和党は従来通り、新大統領が就任するまで一切の審議を拒否するとしている。CNNは、ガーランド判事は、これまで銃規制などで保守派に近い判断を下していると伝えている。

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