おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

オルセー美術館展

2009年10月31日 | エンタメ
世田谷美術館で開催中の「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー」

「アール・ヌーヴォー」の言葉に誘われて、楽しくない?三茶の用事の口直しに鑑賞。



とーっても見ごたえあり。
細部までこだわった、熟練の技の豪奢な工芸、家具、装飾品が150点あまり。
あまりの美しさにうっとりしました。
きらきらして、細工がこまかくて・・・


それらの品とは比べようもなく、この記事にのせるのもおこがましいですが、
最近の私のシルバー作品。
年齢とともに派手になりますね~



組曲虐殺 2回目

2009年10月27日 | 井上芳雄君
先日「組曲虐殺」も東京千秋楽を迎えました。

どうしても2回目を見たくて、愛するおけぴねっとで、チケットをゲット。


今回は、話の筋も分かっているし、ゆっくりと細部まで鑑賞。
井上君がブログにアップしていた靴下の穴もしっかり確認できました。
そして、前回以上に、気持ちが入りすぎて、もう号泣!
本当にいい舞台だったなぁ~

この舞台の中でのキーワードの一つが「パン」
小林多喜二が身を寄せていたおじの家がパン屋。
そして、パンすら買えない貧乏はどこから来るのかを考えたのが、
彼のプロレタリア運動の始まり。
パンは、秘密の手紙を隠すところでもあったし、
地下活動をしていた時は、晩ご飯は卵焼きとパンのメニューだったりと
パンがよく登場した。

「パン」は、資本主義社会の矛盾を象徴するものとして表現されていたのかな。
そのパンが売店に。



大きな小豆の入ったアンパンで、パンの生地はちょっとぱさぱさでしたが、
まあまあのお味。


労働者たちの理不尽な立場を何とかしたいと思う多喜二は本当に優しい青年だった。
彼を取り巻く姉や恋人や妻たちも皆優しかった。
そして、この舞台では登場する特高の刑事さんたちも、人間味あふれ、コミカルでやさしかった。

「闇があるから光があるのです」とは、当時、酌婦だった恋人タキに送った手紙の有名な一文ですが、そんな舞台でした。

作曲、ピアノ演奏の「小曽根真」の存在も欠かせず、出演者が亡き多喜二を思い、やさしく包み込むように歌うところなんて、
胸に迫ってくる最高の場面でした。

感激のあまり、彼の最新のアルバムを買ってみました。

ジャングル
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3 選曲が・・・
5 ラテン系強烈スイング!

















元ガールズトーク炸裂!

2009年10月26日 | 食べ歩き
高校時代の女子数人で土曜ランチ。
半蔵門の「アルゴ」にて。

今回も皇居の眺めばっちりのお席でした。


ここのフレンチは本当に美しく、手が混んでいて、ため息が・・・
普段目にしない食材が使われていたり、満足度高し。

アミューズは写真のとおり。右側の3つはお豆腐です。変わったピラミッド型のお塩をつけていただきます。手前のアワアワはお味噌のムース。


そして前菜はほろほろ鳥とフォアグラを巻いたものか、ホタテとカニ肉の入ったピラミッドサーモンのチョイス。


メインはカマスのソテーか小牛のグリル。

  

そしてデザート。


まぁ、よく食べる!よくしゃべる!しゃべる!
話題はあっち行ったりこっち行ったり、尽きることなく続き、
その中の1人が「夫にいつまでも恋をしていたい」と発言。

これには一同目を丸くして、「今更、恋なんてめんどくさい~」と。
女を捨てたわけでもなく、夫を嫌いなわけでもない。
空気のような存在で、一緒にいて気も使わない間柄でいいじゃないというのが大半の意見。
「そんなくすぶった炭のような状態はイヤなんだ」と彼女。赤々と燃えていたいんだそうな。
なるほどね~

ちょっと考えさせられた話題でした。



新生 たまプラーザ

2009年10月22日 | お出かけ
ずーっと工事をしていて、どんなふうになるのかぁ?と心待ちをしていた、たまプラの駅。
いよいよ明日、たまプラーザテラス・ゲートプラザⅡがオープンする。

残念ながら、明日は仕事で行かれないから、今日ちょっと寄ってみた。
久しぶりのたまプラーザに、しかも電車を使って。

電車を降りて、エスカレータで改札へ向かうと・・・・
わぉーなんという様変わり!
ちょっと驚いた~

とーっても天井が高く、巨大な体育館のよう。
改札から、2階、3階へとテナントショップが収まっていて、何年か前にできたテラスへとつながっている。




規模は小さいけど、ロンドンのビクトリアステーションを思い出しました♪

たまプラーザにあるといいなぁと思っていたお店がいくつか進出しているので、楽しみ
買い物が楽になるわ。

とうもろこしごはん

2009年10月21日 | うちごはん
食欲の秋!

よく見る「「よめ膳@YOMEカフェ」のブログにあった「コーンごはん」が珍しくて、美味しそうだったので作ってみる。



お米2合に、生とうもろこし1本、塩小さじ1、そしてオリーブオイル大2。
たったこれだけのシンプル炊き込みごはん。

予想以上に美味しくて、見た目も楽しい。
オリーブオイルが美味しくて、塩味がぴったり。
黒こしょうをふって食べるとまた違う味わい。

今日は土鍋で炊いたので、おこげがまたたまらなく美味しい。
娘と塩加減抜群のおこげを「あーとまらない」と言いながら、ぼりぼり。

また、食べ過ぎてしまいました。

THE ハプスブルグ

2009年10月18日 | お出かけ
「マリー・アントワネット」「エリザベート」「ルドルフ」などのミュージカルの登場人物はウィーンのハプスブルグ家の人たち。

そのハプスブルグ家ゆかりの絵画や工芸品などが展示された「THE ハプスブルグ」展が六本木の国立新美術館にて、開催中。
ウィーンミュージカル好きにはたまらない企画です。

 

ミュージカル「エリザベート」でエリザベートを演じた、一路 真輝 の美しさと歌の上手さにびっくりしたが、この人の肖像画はとっても美しく、3m大のキャンパスは圧巻。
その息子の「ルドルフ」は井上君が始めて演じた役だけど、その肖像画はなく残念!だったが、説明の中には登場。
そして、マリーアントワネットのおかあさんの「マリア・テレジア」の肖像画も、
晩年のは「ベルバラ」に登場するふくよかなマリアとそっくり。
私が知っているミュージカルの内容と照らし合わせながらの鑑賞は本当に楽しかった~

ルドルフ1世、2世やヨーゼフ何世やら、同じ名前の、違う人がややこしく登場するので、世界史は苦手科目で、ほとんど知識がない。
今回もこの絵画展で、やっとオーストリア・ハンガリー二重帝国の外観がぼやーっとわかった程度。
今は、小さな国のイメージしかないけれど、当時は巨大な国力を持っていたことに驚く。
その「金に糸目をつけない」財力で、自ら宮廷画家を抱えて描かせるほか、イタリアやフランドルなどの名画も集めまくる、美術に造詣の深い、芸術好きな王様をたくさん輩出したこの王家のおかげで、世界の三大美術館の一つ、ウィーン美術史美術館のあの膨大なコレクションがあるわけなんだなぁ・・・

プラド美術館でもお気に入りのベラスケスの「マルガリータ」
凛とした目力に心を奪われてしまいますが、
ウィーンにもそのマルガリータのシリーズの絵があり、なぜ?
オーストリアの皇太子のいいなずけだったのですね。
スペインとは政略結婚によって、さらに国力を保持していたわけだぁ~

今回の音声ガイドはミュージカル「エリザベート」でルキーニ役だった高嶋兄。

そして、売店にはウィーンで有名な洋菓子店「DEMEL」も出店。
エリザベートもよく通ったらしいこのお店のザッハトルテは午前中に完売。

私は箱が素敵なチョコを買いました。~(4粒しか入っていないけど





組曲虐殺

2009年10月11日 | 井上芳雄君


♪カタカタカタまわる~という曲が頭の中をぐるぐる回っている~


久しぶりに井上芳雄君の舞台。

今回は、井上ひさしの新作音楽劇「組曲虐殺」
タイトルからしてちょっと怖い。
そして、題材はプロレタリア文学の小林多喜二。
拷問により虐殺されるまでの2年あまりを、多喜二と彼を支えた
姉、恋人、同士、そして彼を追う警察2人によって描き出す。

重いテーマなので、井上君が出なかったら、おそらく見なかっただろうなぁ・・・

しかし、井上ひさしはすごい!
どんなに筆が遅くて出演者を困惑させても、出来上がった作品は本当にすばらしい!

この重く、暗いテーマを
やさしく、丁寧に、そしてユーモアを入れながら、
小林多喜二の思いや、当時の理不尽さや厳しさ、
そして井上ひさし自身の訴えをあぶりだしていて、
切なく、あたたかくて、心に染みたいい舞台に作り上げていた。


今回、井上君は小林多喜二役。主役~
井上ひさし作品の「ロマンス」に続き2作目の出演だけど、
あの時より格段に演技力がUPしていて、違和感なし。
小林多喜二の苦悩と思いをいい具合に表現。

そして、多喜二の恋人役「田口瀧子」には石原さとみちゃん。
恋人といいなずけの中間の立場の切ない思いを好演。

この若き二人を支える脇がすばらしい。
姉役の高畑淳子、妻役には神野美鈴、特高刑事には山本龍二と山崎一。
この4人の演技力は、レベル一つ上をいく感じ。見ていて、安心。

井上作品はオペレッタのように歌劇の作風が多いが、
今回も幕開けは全員の歌から始まり、まるでミュージカル仕立て。
ただ、練習中、井上君は「いい声で歌わないで」と指導受けたぐらい、
のどを痛めるのでは?と心配するような声の出し方。
ミュージカルより、セリフに近い歌い方がいつもと違う。

しかし、上演中、ずーっと弾きっぱなしの小曽根真のピアノは秀逸。
出演者の神野美鈴のご主人とか。夫婦共演なんだぁ~
伴奏はこのピアノ一つで、音楽は美しく悲壮で、これも素晴らしかった。

劇場の入り口近くから、ホワイエまでたくさんのお花であふれていました。




満月

2009年10月05日 | 家族・家庭
すすきが美しい季節。



そして昨日は十五夜。

私の育った田舎では、十五夜の夜には子ども達が、各家庭で作ったサツマイモともち粉とヨモギで作った皮の中にあんこの入った〝ぼた餅"を、近所を回りながら頂くという風習があって、それは楽しみな行事の一つでした。
家でも、母が十五夜さんにお供えするススキや栗やおイモ類とそのぼた餅の準備で忙しくしていたので、十五夜さんは格別な思い出として今でも残っています。
母の作ったぼた餅は今でも大好きで、私の子ども達もお気に入りです。


昨日は雨混じりのはっきりしないお天気に中秋の月は無理かと思っていましたが、
夜にはきれいなお月様が。
ぼた餅ではないですが、しっかりお月見団子も食べて、満月を拝みました。


息子の作ったプリン~

2009年10月04日 | うちごはん
石鍋シェフのクイーンアリスのお料理はフレンチでもベトナムでも中華でも、なかなか美味しい。

先日、生協で次のような本を見つけ、
たまにはおしゃれなものでも作ってみようかな・・・と購入。
まだ、一つも作っていないんだけど(笑)

1800円(世界文化社出版)というお値段でしたが、
「いつもの食卓から、おもてなしまで」というキャッチフレーズの元で、220ものホームレシピが満載!
見ているだけでも美味しいそうで、美しい。




家族に、何か作って欲しいものある?と聞いたところ、
この本を見ていた息子が、自分でプリンを作る!と言い出し、台所へ。
食後、ソファーでいつものごとく撃沈している私に、道具や、材料のありかを聞いてくるのみで、一人で作り上げたのが、こちら~



オーブンの使い方が、寝ぼけ眼の私の説明では上手く使えなかったようで、蒸し器を引っ張り出して完成。
初心者マークの彼では、蒸し器の火加減はさすがに難しかったらしく、いくつかは「す」が入っていましたが、だいたいはきれいな出来あがり。
さすが、石鍋レシピ。味もなかなかのもの。
ちゃんとキャラメルも作り、初めてにしては、上出来でしょう~!

普段から、日曜の朝などは大好きなフレンチトーストは栗原はるみの料理本で、コンデンスミルクを入れるといいんだということを知ってまねてみたり、
母親のいないお昼にはオムライスを作っってみたり、
料理は少しはする子ですが、
それでも、この料理本は高校生の息子でも作れるようになっているやさしい本です~

目指せ、料理男子!
これはもてる秘訣かもね~とおだてながら、
そのうち、晩ご飯も作ってくれるかなぁ・・とひそかに期待を寄せているんだけど・・・

私は興味を持ちそうな料理本でも買い集めよう~