サンマ について

2012-06-21 | ビジネス業界
魚の場合、大概はシーズン性のある商材です。
そして、シーズンの手前になると、昨年からの在庫やら今年の漁獲や市況の予想やらが市場に出回ります。
冷静に聞いていくと、だいたい情報の発信者に都合の悪い情報は排除されます。
単純にいえば、在庫を持っている人は、少しでも高く売れる環境の情報を、買いたい人は、できる限り相場を下げる情報を拾ったり、発信したりするものです。

さて、秋刀魚について
あと2週間ちょっとで、小型刺し網がスタートします。
シーズン開始が迫り、色々と噂話が出回っています。

取引先さんからの連絡によれば、水産庁がテスト操業を行いましたが、結果については公表していない? ということです。
詳しくはわかりませんが、越年の在庫が多い今シーズン、豊漁などと予想を出せば、一挙に相場が下がる、ということに配慮されたものなのでしょうか・・。

放射能の影響で、ロシアを中心とした海外向けの輸出が滞りました。
一大加工地の三陸の業者さんもずいぶんと被災、加工数量が減りました。
そんな影響で、北海道の業者さんを中心にずいぶんと固めた(冷凍)ようですが、それが売れずに眠っている・・という状況です。
ただし、やはり相場に影響が出るからなのか、詳しい数量はなかなか把握できません。

方や、海外からもサンマ在庫を売りたい、という申し入れが相次いでいます。
すでに台湾船は、北海道沖で操業を開始しています。

そんな中、シーズン開始まで秒読みとなってきました。。


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