日本ではなかなか認知度があがりませんが、海外では相当メジャーになっているベトナムの養殖魚、バサ。 このブログでも過去に何度も取り上げてますが、やはり和名が「ナマズ」であったり、淡水養殖魚であったり、と、日本人は好みません。
天然資源が枯渇している現在、安定的に安価に供給されるこの魚に火がつかないわけがないのですが、まだまだ日本は遅れています。輸入時の残留農薬チェックなどがネックになっている一つでもあります。日本の自国の汚染食品は平気で輸出させておき、輸入を規制している相手国に文句を言うくせに、自国が輸入する食品への過度な検査+要求の高さはまたすごいものがあります。
昨日、メコン川の中洲のバサ養殖池を訪問してきました。
当然船でしか渡れません。世間から断絶された世界。自炊をしながら、魚の管理を数人で行っています。
一応電気は来ていましたが、かまどで食事を作り、野菜類をその辺に植えて自給自足。
犬とハトと、見たこともない鳥と、400tのバサと、男が3人。中州でひっそり暮らしていました。
手土産はビールと鶏。鶏肉が手に入らなかったので、船着場で生きた鶏を分けてもらい持参。さらには、中州に行く途中に丁度水揚げをしていたバサ運搬船から生きたバサを二匹分けてもらい、中洲へ向かいました。
ボートはこんな感じ。
水揚げ中のバサ船
世間から隔絶された中州での生活。久しぶりの来客に、鶏をその場でしめて料理開始。野菜類は、そのあたりから拾ってくる感じです。。
こちらの痛風を気遣って、自家製の焼酎 二年ものをしこたま振舞ってくれました。。
焼酎と、さっきまで生きてた鶏
この池、魚出荷時には400tになっているそうです。
一日二回、合計5tの餌をいかだに乗せ、撒いていきます。
そのとき、死んでる魚も回収してきます。
基本的にはそれが仕事。。
2.5tもいかだに乗せるので、半分沈んだ状態で、池に出て行きます。。
さて、この池のバサの主マーケットはヨーロッパ。おしゃれなヨーロッパの町で食べられてる魚の根っこがここかと思うと、なんともいえない気持ちがこみ上げてきて、飲まずにはいられない状態でした。。笑
なにせ男3人で餌やりをせっせとしているわけです。世間とも断絶?して。。
中州ですから風も気持ちよく、のどかを通り越して、ちょっとしたサバイバル気分。
この魚が日本市場で日の目を見ることがあることを期待します。
今週はシーフードショーが国際展示場で開催されます。
バサの展示もあると聞いてますので、参考まで。
天然資源が枯渇している現在、安定的に安価に供給されるこの魚に火がつかないわけがないのですが、まだまだ日本は遅れています。輸入時の残留農薬チェックなどがネックになっている一つでもあります。日本の自国の汚染食品は平気で輸出させておき、輸入を規制している相手国に文句を言うくせに、自国が輸入する食品への過度な検査+要求の高さはまたすごいものがあります。
昨日、メコン川の中洲のバサ養殖池を訪問してきました。
当然船でしか渡れません。世間から断絶された世界。自炊をしながら、魚の管理を数人で行っています。
一応電気は来ていましたが、かまどで食事を作り、野菜類をその辺に植えて自給自足。
犬とハトと、見たこともない鳥と、400tのバサと、男が3人。中州でひっそり暮らしていました。
手土産はビールと鶏。鶏肉が手に入らなかったので、船着場で生きた鶏を分けてもらい持参。さらには、中州に行く途中に丁度水揚げをしていたバサ運搬船から生きたバサを二匹分けてもらい、中洲へ向かいました。
ボートはこんな感じ。
水揚げ中のバサ船
世間から隔絶された中州での生活。久しぶりの来客に、鶏をその場でしめて料理開始。野菜類は、そのあたりから拾ってくる感じです。。
こちらの痛風を気遣って、自家製の焼酎 二年ものをしこたま振舞ってくれました。。
焼酎と、さっきまで生きてた鶏
この池、魚出荷時には400tになっているそうです。
一日二回、合計5tの餌をいかだに乗せ、撒いていきます。
そのとき、死んでる魚も回収してきます。
基本的にはそれが仕事。。
2.5tもいかだに乗せるので、半分沈んだ状態で、池に出て行きます。。
さて、この池のバサの主マーケットはヨーロッパ。おしゃれなヨーロッパの町で食べられてる魚の根っこがここかと思うと、なんともいえない気持ちがこみ上げてきて、飲まずにはいられない状態でした。。笑
なにせ男3人で餌やりをせっせとしているわけです。世間とも断絶?して。。
中州ですから風も気持ちよく、のどかを通り越して、ちょっとしたサバイバル気分。
この魚が日本市場で日の目を見ることがあることを期待します。
今週はシーフードショーが国際展示場で開催されます。
バサの展示もあると聞いてますので、参考まで。
ほぼ全魚種値上げ傾向にある現状を考えると、この状況が続けばきっとバサも!ってな気もしますね(笑
あ、一部大手水産会社や競合メーカーが出展取りやめておりますが・・・シーフードショー出展しますんで・・・頑張ります♪
東北で養殖事業を再開、というのは、結構リスクが高いですね。これも会社の決断やら、客先の見込みやら、さらには取引先の協力なしではなしえないと思います。
短期的な値下げはありますが、大きな流れはすべて値上げ。10年前には一生懸命営業活動をした魚(メバルやスイ、油がれいなど)なんかも高値と聞いて、市場の方々が、「売れねえよ、こんなもん・・」と言ってたことを思い出しますね。
きっとバサも日の目を見るでしょう。
展示会、大変だと思いますが、頑張ってくださいね。金曜帰国なので、その足で会場へ行ってみようかと思っています。
バサという事は南部に来られていたのでしょうか?
こちらではバサの養殖が盛んですね!
ビジネスパートナーの方もバサをEU、中国向けで行っているそうです。
まだまだ立ち上げ時期で難しい部分も多いですが、来年にはこちらでもバサを行う予定です。
日本でもバサが徐々に出まわているようです。
理由は完全に価格ですが。。。
南部に行ってました。その後は台湾へ。。。
日本市場が受け入れてるのは単純に価格。それまでは、ナマズなんか売れない、とか、臭いとか散々でしたが。。
というか、消費者の意見ではなく、売る立場の方々が固定観念から取り扱いを拒んできた、というのが実態ですね。
私の経験では、
「カラスガレイなんてネーミングが悪い」⇒ 今じゃ高級商材
「油がれいなんて誰も食わない」⇒縁側含め、引き合い強い
「メバルなんて売れない」⇒アカウオの代用でひっ迫
「スイなんて聞いたこともない」⇒切り身で使えるのでどんどん持ってこい・・
てな感じ。バサもようやく芽が出る環境になってきたのかな・・と感じてます。