カイトサーフィン

2006-09-30 | 趣味(海)
すっかり気温も下がり、ビーチもずいぶん静かになってきました。
そんな中、ひときわ目をひく巨大なセールが。。

アメリカではすっかりメジャーになったようですが、カイトサーフィンという、風力を利用したマリンスポーツを楽しむ人が千葉にも現れました。
私が千葉でその存在に気づいたのは昨年ですが、今年に入ってもまだまだやっている人は少なく、とにかく目立ちます。

サーフィンにとって、風は天敵。 しかし、ウィンドサーフィンにしろ、このカイトサーフィンにしろ、その天敵を味方にして遊んじゃうんですから、すばらしい発想です。
仕事でも、そういった発想ができないものか。。。沖で波待ちしながらしばし考えましたが、簡単ではなさそうです。。

輸入検疫

2006-09-27 | 国内業務

貨物を輸入する際、場合により、検疫検査が必要になります。
検疫官が我々の貨物を抜き取り、検査し、問題ないときに初めて通関許可が下ります。

検査の内容、強制や任意は、貨物の種類や頻度、輸入する会社の実績等々、色々な要因によってまちまちのようです。本来、良く知っていなければならないはずなのですが、あまり気にしていませんでした。

抜き取り検査をされた箱には、「とったからね~」とステッカーが貼ってあります。



上記は「日本冷凍物検査協会」が抜き取ったステッカーです。
一番上の緑のステッカーは「検疫所」のもの。
本当に恥ずかしいのですが、どこの機関がどういった役割、何の権限で抜き取っているのか、良く知りません。

彼らは、この商品が売り物である、という感覚を持っていません。従って、商品を気の向くまま、開梱し、さらには、内袋を破いて、一部分商品を抜いていきます。箱の中には、商品の残骸が放置されています。。





そして偉そうに、「TOKYO QUARANTINE STATION」 と書かれたテープでべたべた封をしていきます。きちんと封をしていてくれればまだしも、「こちとら国家機関でい。忙しいんだから、適当に貼っとくぜっ」というのりで、テープされています。。





こんなものは売り物にはならず、結局処分となります。。。


マグロの海外消費

2006-09-25 | 国内業務

先日のNHKの特集で、海外でのマグロの消費の伸びについてやっていました。写真は、アメリカのスーパーで売られている、マグロ(黄肌)のステーキカットです。

日本とは異なり、個別に真空包装をし、それを、化粧袋に入れて、店頭に並べます。 トレイ盛りをする日本とは大違いです。
この仕立てはすべて海外で行われ、アメリカ側は、店頭に並べるだけの状態にされたものを輸入します。  写真左下に、小さく、「SASHIMI Grade」と印字されています。もっとも、すでに加熱用として処理・流通されていますので、刺身で食べられるとは思いません。


こちらの写真は、ヨーロッパで売られているものです。同じようにステーキにされ、個別包装された上、こちらは箱詰めされて販売されます。

加熱用なので、温度管理も日本のように厳格に行う必要ありません。 日本では、「色」が大事ですが、箱に入っていると、色を確認することもできません。

それでも、販売数量はグングン伸びています。。


「食品を見分ける」

2006-09-24 | 日常雑談

神田神保町の古本屋街を歩いていて、こんな本を見つけました。

岩波新書 「食品を見分ける」 磯部晶策 著  
初版1977年11月のものでした。(第一版がありました)
(当時の売価で280円、今日は¥100で売っていました)

30年も前の本ですが、、
 1. 大量生産時代の食品
 2. つくる側の責任
 3. 食品表示の表と裏
 4. 食品添加物の安全性
 5. 食品をめぐる情報
 6. 問屋、小売店の役割
 7. 輸入食品
 8. 選ぶ側の姿勢
という項目だてになっており、今も昔も着眼点は一緒であることに驚かされます。

パラパラと読んだところ、これまた我々が現在抱えている問題がそのまま提起されており、今書かれた本ではないかと錯覚するほどです。

※ ・・・現実問題として、生産者あるいはメーカーと消費者とが直結する場合、生産能力に応じて作り出される製品の量を、消費者が買取保証をしなくては、メーカーの努力も消費者の理想もともに空に帰してしまう・・・

※ ・・・その表示の中に示されている原材料や食品添加物について、「こういったものが入っていれば買わない」という態度をあらかじめ決めておくことである・・・

※ ・・・食品産業では、品質を維持するためには規模をある程度以上には大きくすることはできない・・・大量生産、大量販売を余儀なくされる大メーカーの食品の品質が・・・みずから意識しないかぎり劣悪化していくことはやむを得ない・・・

※ ・・・開発途上国からの輸入食品については・・・先進国に追いつけ追い越せと馬力をかけ・・・日本が経験してきた農薬濫用の弊におちいる危険性が考えられる・・・

もし、今この本がリニューアルされて販売されたら、流行の食品関連の本に肩を並べるのではないかと思ってしまうくらいです。

著者は1926年生まれと記してありました。しらべたところ、近年も色々本を出しているとのことです。


4月31日??

2006-09-23 | 国内業務

ベトナムで生産した商品に、

賞味期限 : 07.04.31

と印字されているものがあり、早速現地と連絡をとりました。
日本人なら子供の頃に、何月は何日まで。。と教わります。

私は、小学校の頃、「西向く士(サムライ) 二、四、六、九、十一は、一ヶ月が短い月」と習いました。4月が30日までしかないことなど、当たり前すぎて、注意のしようがありません。
若い衆に早速現地へ連絡させたところ、現地からは、
「OK, カレンダー確認してみる。。」という返事が。。。 

そんなこたぁ、調べるまでもないだろーが!! 

もともとそういった感覚を持ち合わせていないのかもしれません。少々仕事がスムーズに流れ出すと、基本的な文化の違いをつい忘れてしまいがちです。
こういったトラブルが発生すると、やはり「海外での仕事」の難しさを思い知ります。


タイのクーデター

2006-09-20 | 海外雑談
タイでクーデターがあったことが、朝から報じられています。

タイで作られた加工食品も多数日本に入ってきています。 中国ばかりがクローズアップされていますが、タイでの加工品も多数あります。

幸い、無血クーデターとかで、街内はいたって平穏とのこと。工場も通常通り稼動しており、たいした混乱は起こっていないとのこと。
もっとも、銀行や政府機関が停止した関係上、現地で加工した貨物が日本へ船積みできない状態、現地に日本から加工原料を持ち込んだけど、陸揚げ・通関できない状態等、今後、色々支障がでてきそうです。

我々営業職は、お客様に対する供給責任があり、工場の稼動や貨物の船積み予定等が先ず気になります。
管理部門は、タイへの売掛金の過多(入金できなくなるのではないか)、委託で現地に留め置いている貨物の金額 等が真っ先に気になります。。。。


いずれにしろ大した混乱もなく、何よりです。。

商品見本

2006-09-19 | 国内業務
見事に切られた鮭の切り身。。
これは、ゴムでできた商品見本です。

海外の工場にもって行き、現場に置いておくため、写真よりリアリティのあるゴム製の見本を作製してみました。
一枚数万円。 日本のこういった技術は海外でも高く評価されていると聞いていますが、実際眼にすると、その精巧さに驚きます。

外国のお客様からも、土産にしたいと依頼があるのですが、価格を言うと皆さん遠慮されます。 
人を驚かせるためだけに使うには、少々高価なおもちゃです。。

銚子にて

2006-09-18 | 国内業務

ベトナムのお客様(取引先の社長・日本市場向けに魚の加工を行っています)をつれ、銚子にある日本の加工屋さんを訪問しました。

以前にも書いたことがありますが、海外の加工工場の方を日本の工場に連れて行くのはあまり気が進みません。
簡単に言えば、海外に要求するものと、日本のそれ自体が全く異なっている、ということでしょうか??

入り口で入念に手を洗わせ、消毒、手袋させて、さらにコロコロと衣服のゴミを取らせているのが海外。ヘアネット、白衣着用、手袋、長靴は必須です。
日本では長靴はいたら、そのまま工場に直行。さらに、手袋など誰もしていない状態です。
女工さんの平均年齢も高く、スローな空気が漂っています。
もっとも、細かい技術、たとえば骨のとり方なんかは十分参考になるのですが、それにしても、その他の部分の「マイナス」が目立ちすぎます。。

当のベトナム人社長は、帰りに連れて行った、「地球が丸く見える展望台」で、はるかベトナムの方角をにらみ、物思いに耽っていました。。。


連休ですが。。

2006-09-15 | 日常雑談
連休ですが、台風の影響とかで、どうも天気は期待できそうにありません。
今週は思いのほか気温が下がり、水曜日に来日した取引先の社長(ベトナム人)も、あまりにも涼しいのでびっくりしていました。
前線の影響で房総も波が高そうです。

明日はこの社長を連れて、銚子行きです。加工屋さんと浜の見学です。
どんな刺身が食べられるか。。 

もちろん、仕事です、仕事。。。

ゴマ鯖4 鯖の刺身

2006-09-13 | 国内業務

鯖は痛みやすいということで、なかなか「刺身」を食する機会はありません。
浜で水揚げしたばかりの鯖、ゴマサバを輪切りにしたところ、脂がこってりのっておりました。鮮度もバリバリとくれば、当然刺身で食べたくなります。

浜に定食屋でもあればいいのですが、そういった店も見つからず。取引先におねだりしたところ、なんとその場でさばいてくれました。



岸壁の船脇で、海水ホースで水かけながら、乗組員の方が手早く刺身を切ってくれます。お仕事中なのに大変恐縮してしまいました。


いや~脂がのっててむちゃくちゃ美味! これが飼料行きとはなんとももったいないことですが、浜には凍結設備もなく、生で出荷するしかありません。 
日本酒でも飲みたい気分でしたが、ここは水揚げ現場、しかも夜通し操業してきた船員さんが脇で一生懸命水揚げしています。。なんとも不謹慎な話しですが、そのくらい旨かったということで、ご勘弁ください。

刺身を食べるために、岸壁にわざわざテーブルを用意してくれました。。感謝です。