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「トットちゃん!」8話~10話

2017-10-17 20:56:55 | 見る
ドラマ「トットちゃん!」8話~10話

黒柳一家は、子供NGの乃木坂上倶楽部を出て、一戸建てに住んでいる。
朝さんは相変わらず仕立物をしている。
でも、守綱さんも仕事が増えたんだって。この時代にクラシックの仕事、そんなにあったのか。
幼い黒柳徹子の子守歌は第九!
耳覚えのドイツ語で歌うようになると、芸術家のパパが発音を直す。
(森山良子が、鼻歌の音程を怒られ直されたというエピソードを思い出した)

守綱さんは帰宅すると、
「今日もきれいだね」と朝さんに言うの。
それじゃまるで山本耕史じゃありませんか。

でも、(たぶん)耕史くん自身と違うところは、朝さんが不機嫌だったりすると、
そんな顔は似合わないよと言うの。
朝さんが「ハイハイ」と笑顔をつくると、「そうそう、そのほうがいい。きれいだよ」って。
自分が笑顔にしてあげるわけじゃないのね。

トットちゃんには弟・明児クンが生まれていて、明児くんはお父さんがバイオリンの英才教育、
でもトットちゃんがやりたがっても、
「トットスケはお母さんのようないいお嫁さんになればいいのだ」と教えてくれません。
この辺はまるっきり、「この時代の男」なんだなぁ。

小学校に上がると、トットちゃんは問題児であることが発覚する。
落ち着いて座っていられない、興味のあるものがあると夢中になる、
いまだったらすぐ病名がつくところですね。
学校から自主退学を求められ、たどり着いたのが、かの有名な自由主義の校長先生(竹中直人)のトモエ学園。

もう戦争が始まっているんですね。
乃木坂上倶楽部でダンスパーティーをやっていたら、警官がやって来て咎められ、
ダンサーのエミー、ダニー夫妻も、バイオリンを弾いていた守綱さんも特高に引っ張られ、
殴られたりするシーンあり。
最終的にはエミーさんの父上の伯爵様が口をきいてくれて、助かったけど。
そうやって助かったダニーが「自分は無力だ」とへこんでいるのを励まして、
守綱さんが「特高に殴られても僕はバイオリンと朝を愛することしかできないと思った」と言う。
新納くんと耕史くんのいい場面でした。
(でも守綱さん、この調子で、よくこの時代を無事に生き延びたね)

トットちゃんの子役がとっても野放図な無邪気さでぴったり。
コメント
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