よむよま

よむ・よまない、それから。

上士と下士と弥太郎と

2010-08-31 20:59:08 | 見る
「龍馬伝」で見廻組が出たのはいいが、(出ること自体少ないから)
新選組との対立の描き方が悪ガキのいじめみたいで、
土下座した近藤局長をぐりぐり踏みつけてた。
ほんとうの近藤局長は大目付の永井さまと親しいんだからね、
ぐりぐりなんかしたら、言いつけちゃうぞ!

それはさておき、
思い浮かんだのが、土佐編の「上士と下士」の描き方。
そっくりだよね。意図的に同じにしたよね。
見廻組と新選組を上士と下士的に見るのは無理があるんじゃないかな。
お互いにライバル視してたんじゃないの?つまり、上下じゃなくて、並列的に。

弥太郎が新選組に捕らえられて拷問されちゃうのも、衝撃映像でしたね。
しかも、龍馬が薩長の仲介してるとか、寺田屋にいるとか、進んでしゃべっちゃうの。
三菱からクレーム来ません?
私は爆笑シーンでしたけど。

このシーンにしても、責められる弥太郎と、故郷の家族のやりとりと、
交互に入れる呼吸の良さ、テンポ感、うまいのよ。
このうまさと、照明から何から緻密な画像作りの凝り方と、
映像の力にごまかされてるんだと思う。
今年の大河はリアルというより、かなり極端な脚本なんだと思う。

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ハラハラ新選組

2010-08-30 21:50:36 | 見る
今年の新選組in「龍馬伝」は徹底的に敵役なのはわかってたけど、
このままいくと、暗殺犯にされそうだとハラハラしてた。
しかし、昨日ので見廻組がそれに輪をかけた悪役キャラで登場して、
(あまりに単純な「こいつ、悪役です」設定で)
この分なら、暗殺犯はやっぱり見廻組か。

近藤局長が会津藩の守護職屋敷へ報告に来るシーンがあって、
それ自体は画期的な気がするんだけど、
(あまり、そういう関係だということが描かれない)
容保公が品がない上、うろうろしてんのよ。
頭に来ることがあると、そのへんのものを蹴飛ばしたりするキャラ。
土方じゃないのよ、容保公がよ。

幕府側の人物は全部、慶喜や将軍家茂も含めて、
全員ともかく悪役の設定なのね。悪いかばかか。
唯一、勝海舟を除いて。
つまり、勝は「幕府側」ではないわけね。

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ハードボイルドだぜ

2010-08-29 17:06:44 | 慎吾
「蘇える金狼」by香取慎吾を貸してもらって見てる。
慎吾くんは無理なく役にはまってて、カッコいいし、
ドラマ自体もおもしろい。
ど派手なアクション、普通なら何回か死んでると思われる、不死身の主人公。
女を抱きしめるのも自然で、(抱きしめるとこまでしかいかないんだけど)
「新選組!」のときのようなぎこちなさはありません。

22歳ぐらいですか。
ハードボイルドは実にとってもお似合いじゃありませんか。
どうしてこの後、この傾向の仕事がどんどん来なかったんだろう?
この路線が来てれば、いまごろ、セクシー男優で通ってて、
昼は普通のサラリーマン、夜は片手に拳銃、片手に女とかね。
まあ、そっち系でなくても、大人の役者として認められやすい方向というか。
こち亀じゃなくて、矢吹丈が来てたかも。

今日は久しぶりに神代植物園に行ってみた。
夏休み最後の日曜日だし、「ゲゲゲ」ブームだし、
家族連れで混んでるかなと思ったが、そうでもなかった。
鬼太郎茶屋のあたりはさすがに人がいっぱいいたけど。

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エリザベート

2010-08-28 20:30:21 | 見る
東宝ミュージカル「エリザベート」を見てきた。
もう10年やっているそうだが、私は初めて。
石丸幹二さんがトート役で初出演というので、見てみたいと思って。

トート=死神というふうに思っていたのと、影のようにエリザベートに沿う設定と
思い込んでいたので、かなりちがう印象でした。
エリザベートを熱愛する、死の帝王で、常に手下の「死のダンサーズ」が従ってる。

幕開き、いきなり、吊されて処刑された暗殺者の姿が闇に浮かぶ。
ぎょっとしていると、その男は自分でロープをはずして、叫び出す。
えーっ!と思っていると、どうやら、彼は100年の間、毎晩同じ質問をされている。
なぜ、皇后エリザベートを暗殺したのか?と。
彼の答えも毎晩同じ、「彼女が望んだからだ」
そこからマイケル・ジャクソンの「スリラー」みたいなゾンビ集団と、
死のダンサーズによる再演劇が始まっていき、暗殺者が狂言回しの役。
ちょうど「エビータ」のチェみたい。あ?エリザベートとエビータって似てるね。
暗殺者は高嶋政弘で、香川照之の弥太郎的な熱演でした。

目立ったのがおばさん二人、エリザベートの母と伯母で、
母は阿知波悟美(また、この人!うまかった)
伯母は寿ひずる、これは元男役かな?と思った。
皇帝をやった石川禅という人が印象に残りました。

皇太子の子役と青年になってからの田代万里生クンが、カーテンコールのとき、
仲良く手をつないで楽しそうにしてた。
この子役の子も山本耕史みたいになるのかしら。

私はエリザベートって、ただのわがまま女としか思えないんだけど。
悲劇のと言われるけど、自分が巻き起こしてるんでしょう。
皇太后が厳しかったのも、立場からいってあたりまえだと思うし。
最も自由のない立場に立って、自由に生きたいと言われてもねえ。

終演後、主役の朝海ひかる、石丸幹二、田代万里生のトークがありました。
(最近はこういうの多いよね)
石丸さんはトリプルキャストで、スケジュールが5日開いたりすると、
とってもコワイと言ってた。だから、前日は劇場に来て、ひとりでやってみたり、
客席のうしろで見ていたりした、と。

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蘇える山南さん

2010-08-27 23:47:42 | 慎吾
通勤の電車ではipodを聞いている。
今朝、突然、「山南さんの曲」が流れた。
(突然っていったって、自分でシャッフル設定にしてるからなんですが)
通勤用ipodにはスマップも入ってるけど、「新選組!」サントラも入ってるし、
いろんなミュージカルも徳永英明も入っていて、シャッフル設定で出してるから、
何が聞こえてくるかわからない。
それで、今朝は突然「山南さんの曲」が流れた。
場面がぱーっと浮かぶ。
先日のスマスマで切腹シーンの映像が出たせいもある。

「沖田くん、私が声をかけるまで待つように」
脳内に聞こえる堺さんの声。
蘇える山南さん。
翌週の放送の冒頭、山南さんが回想シーンでなく、生きて出てきたことまで、
ついでに思い出した。
試衛館へ近藤さんの結婚式に行くと言って、出て行く場面だった。
朝の通勤電車の中で涙ぐんでいるヘンなオバサンは私。うう。

いまお友達に借りて「蘇える金狼」を見ている。
このドラマ、おもしろい!
慎吾くんは普通に役にはまってて違和感ない。
初めて人を撃ってしまった、衝撃と動揺のシーンがすごくいい。

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スママガ

2010-08-26 17:57:30 | 慎吾
昨日発売の「スマップマガジン」全部スマップ
凝りに凝った雑誌、たくさんの写真、たくさんのコメント、インタビュー、
まだ全然ちゃんと読めてません。

阪本監督からのコメントも載ってる。
2年前のコンサートに行かれたんですね、座頭市の話が決まったときかな。
それで、今年も行きたい、お邪魔してもいいですか?って。
監督はほんとに、公共の場で直球ですなぁ、思いの丈を。
バナナを頭に乗せてるのも知ってるし、ニューヨークまで行ったし、
もォ、香取慎吾全仕事を追っかけて見てません?

慎吾くんはファッション的な写真は、フランス人みたい。(何を根拠に?)
ちょっと古風な雰囲気の服でハンチングかぶってる写真が、
パリの街で立てこもりそうな感じがして。(レ・ミゼラブルか?)
女性と絡んでる写真がえらく若くかわいく学生っぽいのが、惜しい気がする。
もっと大人でもいいんじゃない?危険な香りでも。

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歴史のなかの新選組

2010-08-25 22:09:33 | 読む
宮地正人「歴史のなかの新選組」岩波書店
新選組を史実的に論じる場合、一番問題になるのは、
「史実と虚構の居心地よい混淆状況」だと宮地氏は書き始めている。
うんうん、そうねそうね、そもそも子母澤寛の「新選組三部作」がそうだもんね。
この本は、その子母澤寛が新選組像からはぎ取ってしまった
政治的・思想的な面を彼らの上に戻して、検証しようとしている。
だから、近藤勇ははっきりした公武合体主義者であり、
政治的な眼力も確かだったと書いている。

長州に大目付・永井さまに付いて行ったときも、
永井さまのかわりに会津藩に報告書を提出しているそうだし、
単に警備隊の隊長として生きていたのではないのかもしれない。
政治のトップに触れようとする姿勢があったら、
永倉たちが反発していく場面も生まれやすいよね。

「一貫して幅の広い見通しとすぐれた統率力を有した」なんて言われると、、
そういう形容が近藤さんに冠せられたことがないので、
おおっと思ったりしちゃいます。

おもしろい話が出ていて、木戸孝允が明治10年に、
反政府分子を取り締まるために、そういう者の中から純粋な者を募り、
「旧幕の新選組のような隊を作って探索・捕縛にあたらせてはいかがか」と
提案していたという。
桂さん、逆の側の立場から、あれは有効な組織であったと身に沁みていたか。

宮地氏は史料は充分に批判の目で見て検証しなければいけないと説いて、
よく史料として使われる、西本願寺の寺侍・西村兼文の「新選組始末記」は、
悪感情が入っていてあてにならないとしている。
「屋根の上の鴨」の事件も、西村以外の当時の記録では、
西陣織りの職人たちが打ち毀しにかかわっていたことが書かれていて、
新選組は出てこないのだそうだ。

宮地氏も、前に読んだ松浦玲氏も言っているのは、
近藤勇書翰こそ、新選組研究の最重要史料だ、書翰集を出版すべきだと。
ともかく原本の写真を撮った写真集を出しておいたほうがいいんじゃないかな。
ちゃんと保管されているにしても、どんな天変地異があるかわからないでしょう。
出版されたら、高価でも、貯金おろして買いますよ。

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南極日記

2010-08-24 18:58:15 | 慎吾
昨日のビストロで、つよぽんが俳優・堺雅人の大ファンで
映画はみんな見てるという話で、「南極料理人」を、
「まさかあの映画で感動するとは思いませんでした!
だって、そうでしょう? あんなタイトルで感動すると思わないよ」
出た!つよぽんのずれまくり誉め言葉。
主演俳優を前に、南極料理人なんかで感動すると思わなかったと言い続ける。
しかも、タイトルまちがえたまま。
途中でせっかく堺さんが、
「フユカイだ、南極までロケに行って撮影したのに」とオモシロイことを言ったのに、
中居くんも突っ込まず、慎吾くんも引っかかってこなかった。
ダメじゃん。
「えっ、南極に行ったんですか!?」と言わなきゃ。
「イヤ、実は北海道で」とオチがつくとこだったのに。

つよぽんは「クヒオ大佐」も「王様の出てくる映画」などと言い、
「基本的にうろ覚えなんですね」と見抜かれる。
でも、堺さんは「友達になれそうな気がしてきた」と共感態勢!
ふっふっふー。

また慎吾くんと共演しないかなぁ。
堺さん「こち亀」いかがっスか?

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似たもの同士

2010-08-23 23:22:33 | 慎吾
ほーらね、似てるでしょう、草なぎクンと堺さん。
でも、ふたりだと話が無事に進んでいかない気がする。
間に香取くんを挟みましょう。
ツッコミ入れたり、いじわる言ったりする役。
あー、三人のやりとりをずっと見ていたいものだ。

本日、ビストロのお客さまは、待ってましたの堺雅人。
うれしくて、前半のまったく興味ない「ワンピース」コーナーさえも
楽しく見過ごすことができたくらいの私なのであった。

香取局長との飲み会の話はちょこっとだったけど、
全員が楽しそうにしてる楽しいやりとりだった。
「堺さんは、へべれけでも、頭がいいの」と言った香取局長、
香取くんにとってはいつもどこでも山南さんなんだね。その堺さんは、
「香取くんは酒量がすごいから、香取くんと飲むときはいつも覚えてないっ」
くはははは!

おいしいリアクションが映画のほうの毒々しいジョーカーで、
ずっとそれでいる香取くんに、
「コワイよ、香取くん、もういいよ」と言っちゃう堺さん。
どれもおいしそうに食べて、どれも良い感想を一生懸命言ってくれる堺さん。
好きな女性は、おしゃべりの相性がよくて、機嫌のいい人。

香取・木村コンビが勝ったけど、ごほうびはチューじゃなかった。残念。
あ~、楽しかったなぁ~
今度は山本耕史を呼んでください。
なんだったら、堺さんが連れてくる「お友達」ビストロでかまいません。

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スマコン経済効果

2010-08-22 21:16:50 | 慎吾
スマコンの経済効果ってすごいかも。
ホテルは満室、ドームへ臨時バスが5分おきに出て、
空港も駅も街中も電車の中も、スマバッグやグッズを持った人がいっぱいいた。
だいたい、ドームのあの人数、5万人?6万人?
あんなにいっぱいの人を見たの、初めてだったよ。

今日、水木しげる「劇画 近藤勇・星をつかみそこねる男」を買ってきた。
ずいぶん詳しく調べて描いてるみたい。

今日の「龍馬伝」は大泉洋の近藤長次郎が、切腹という結末に向かっていく回で、
ひそかに荷物をまとめる姿、
夜陰、屯所の出口で一礼して出ていく姿、山南さんのようではないか!
そして彼の死後、ぽろぽろ泣く龍馬の姿にまた浮かぶ、近藤と土方のぐだ泣き。
そういえば、あのときも谷原さんがうろうろしていたなぁ・・・・

予告では、来週また新選組が出てくるようだ。
今度はなに?ハラハラするぜよ。

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