よむよま

よむ・よまない、それから。

「A LIFE 愛しき人」第5回

2017-02-14 20:47:59 | 見る
「A LIFE 愛しき人」第5回
この回、おもしろかった!

武田鉄矢が副院長の壮大(浅野忠信)と外科部長の羽村(及川光博)の恩師の大御所。
この大御所が自分の功績を上げるために手術のごまかしをやった。
それを別の病院の医師である羽村が「第三者委員」として審査することになって、
もちろん羽村は気づく、しかし恩師の名誉を守りたいと葛藤するの。
ミッチーが意外にも見せた人情家の一面。
ただただ出世欲の人でもなかったのね。

そしてこの事件を壮大はビジネスとして利用しようとする。
最初は恩師に持ち掛けて、隠蔽と引き換えに病院同士の提携を画策し、
恩師と羽村が「正しい選択」をしてごまかしを明らかにしてしまった後は、
もう一度そこを利用して、評判を落とした相手の病院に「救いの手を差し伸べる」白馬の騎士になるの。

そしてこの間に深冬の症状悪化があって、苦悩する壮大は、
つらさの慰めに女弁護士(奈々緒)を求めるかと思うと、邪魔だと突き放したり。
彼女に「なんで出て行くんだ、そばにいてくれ」と言う場面、
考え事の邪魔だと「ちょっと出てってもらっていいですか」と顔も見ずに言う場面、
おもしろかった。浅野さんがいいのよ。
深冬のことでは半狂乱になるし。

半狂乱になれる立場だからまだいいのよね、壮大は。
沖田先生(木村くん)はつらいね、彼女への想いはずっとあるのに、出してはならない立場。
なんとかしたい手術は難しく、まだ方法が見つからない。
「逃げるもんか、諦めるもんか」ともがき続ける、
颯爽としすぎない木村くんがいいですね。
コメント
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