よむよま

よむ・よまない、それから。

コヒさんの恋物語

2017-02-05 19:58:13 | 見る
ここのところ小日向さんがいろいろテレビに出てるのは、映画の公開なのね。
「サバイバル・ファミリー」大嫌いな虫(毛虫)を食べようとするシーンがよく宣伝に出されてます。

2月5日の「波瀾爆笑」がコヒさんゲスト。
高校のころ成績が悪かった、麻雀に夢中になっちゃって、試験中に徹夜麻雀なんかやってた。
絵が好きで美大に行きたかったが、「おまえのこの成績で大学は無理、専門学校にしなさい」と言われ、
東京の写真専門学校に入学した。
北海道から出てきたのは、お兄さんが先に東京にいて遊びに来た時、
「銀座4丁目のまばゆさに、ひゃぁ~っとなって」絶対、東京に行きたかったから。
ところがせっかく入ったのに、休みに長野にスキーに行って転倒、左腕をひどく骨折してしまう。
長野の病院で手術したのが全然くっつかず、北海道に戻って再手術したのもうまくいかず、
時間がたってるので、くっつかないだけでなく、骨と骨の間に関節みたいのができたりして、
千葉の病院で難しい大手術をして、やっと治ったときには18歳から二十歳になってた。

いまでも左腕は、一応は曲がるけど、肩に指先をつけるところまでは曲がらないんだって。

コヒさんはつらい2年の間に、北海道の病院で同い年の看護婦さんと恋に落ちた。
その人が朝、検温にくると、ぱっちり目が覚めてるのに寝たふりして、
でも、脈を計ると「トトトトト!と早いんだよ!(笑)」
一緒になりたかったけど、退院したコヒさんが東京に行ってる間に、彼女は婚約してしまった。
北海道に戻ってそれを知ったコヒさん、彼女を呼び出した。
彼女は言った、
「連れて逃げて」
きゃー!そんな!
もちろん二十歳のコヒさん、そんな大それたことはできず、泣く泣く諦める二人。
背景はしんしんと降る雪、まるで映画のシーンみたいだったと言う、いま63歳のコヒさん。

でも、その後東京に出て来て写真専門学校に戻ったら、すぐ新しい彼女もできたみたいだし、
堺雅人に似たロングヘアの若きコヒさんはジーンズのつなぎを着て、中村雅俊の付き人やって、
自由劇場の人気俳優になって、11歳年下の劇団員と結婚して息子2人できて、
自由劇場が解散して仕事がなくなっても、いまに何とかなると5年ほどたったところで、
ドラマ「HERO」の役が来てテレビでも売れるようになっていった。

最初に、俳優・小日向文世を紹介する映像で、優しい善人役のと怖い人と両面あるということで、
やくざ映画で怒鳴ってるシーンが出されたけど、
それは浅いね。
コヒさんが本当に怖いのは大声で怒鳴る役じゃないですよ、
きっちり冷たい官吏的な役よ。
見てるこっちが凍り付くよ。
コメント
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