ツトガ科ノメイガ亜科のベニフキノメイガ Pyrausta panopealis (Walker, 1859)
津市河芸町の豊津海岸。
ハマゴウの葉裏に止まったオレンジ色の蛾。前翅長は約7ミリ。
ベニフキノメイガの成虫の出現期は6~8月。幼虫はシソ科の青ジソやエゴマ、更にバジルやミント、ローズマリーなどのハーブ類を食べるという。成虫はそれらの花へ吸蜜に訪れる。
クマツヅラ科のハマゴウは全体にユーカリの葉に似た芳香がある。果実も香袋に入れて香りを楽しむことも出来る。
ベニフキノメイガの成虫はハマゴウの花の蜜を吸いにやってきたのだろうか。私がカメラで追いかけるものだから、葉裏に隠れるばかりであった。葉をそおっと捲ると、ベニフキノメイガは大人しくしていてくれた。
2009.8.4