砂浜のカメムシ 2007-01-27 | カメムシ ナガカメムシ科のヒメマダラナガカメムシに今年も出会った。 砂浜のコウボウムギが群生している場所で見つけた。枯れて薄茶色になったコウボウムギの株周りを丁寧に調べていて見つけた。 前胸背や前翅の橙赤色部にある黒い斑紋は変化に富み、個体によって皆異なっているように思う。 枯れ草の中でこんなにも目立つ色彩でいることが信じられない。私好みの色なんだけど。 2007.1.22
フタテンカメムシ越冬 2007-01-20 | カメムシ 近くの海岸に今日も出かけた。 ハマダイコンの葉は青々としているが、メヒシバの枯れ草が目立っている。 メヒシバの枯れ草の中に錆びた鉄板の小さな欠けらがいくつか落ちていた。 その欠けらを拾い上げてみると、欠けらの裏にフタテンカメムシの成虫が越冬していた。別の欠けらにもいた。2個体を見比べると多少色合いが異なる。 体長は11-14ミリ。触覚第2節は第3節の約2倍ある。海岸のイネ科植物の根際で生活する。 2007.1.20
クコの虫こぶ 2007-01-15 | 虫こぶ 堤防際に群生しているナス科のクコの様子を見てきた。 花も果実も見当たらなかったが、虫こぶを数株見つけた。 クコフシダニが作る虫こぶで、クコハフクレフシ。 葉の両側にいぼ状にふくれている。 クコの虫こぶなんて、今まで気が付かなかった。 そんな気づき、発見の毎日。 2007.1.9
海岸のナワシログミ 2007-01-12 | 樹木 グミの仲間は根粒菌によって空気中の窒素を固定できるので、荒地でも生育できる。 このあたりの海岸部にはナワシログミが自生している。日本固有種。 ナワシログミの名は、稲の苗代を作るころに果実が熟すことに由来する。 若い果実。5~6月には赤く熟す。 冬芽 幼い葉が向かい合って付いている。 若い葉は銀色の鱗状毛が密生している。 2007.1.9 鱗状毛 2007.1.13
クヌギエダイガタマバチ成虫 2007-01-11 | 田中川 2006.12.30 すっかり落葉したクヌギの木の下で見つけた、虫こぶの中に居た。 クヌギエダイガタマバチ。掌に乗せると、ほどなく動きだした。 クヌギエダイガフシという虫こぶから、脱出する成虫は全て♀。 クヌギエダイガフシという虫こぶ。若枝にできる。単性世代の虫こぶ。 虫こぶを割ってみると、小さな虫室があった。 虫こぶの外壁と虫室の間には空間があることがわかる。 クヌギエダイガフシとクヌギエダイガタマバチ♀ 常緑樹の生垣で見つけたクヌギエダイガタマバチ♀。上の写真とは別の個体。クヌギの花芽に産卵する。
1月のヒメフンバエ 2007-01-10 | ハエ目(双翅目) 久しぶりに空気も乾燥した。 暖かい日差しを浴びて、砂浜に群生するハマダイコンを見に海岸へ出かけた。 浜の納屋の南側に育つ何株かは、花を咲かせていた。 コナガの成虫も飛んできた、オンブバッタの成虫もまだ生きていた。 葉上にヒメフンバエがとまった。 干潟の周りや砂浜でも何度か出会っている。普通、3~11月に見られるハエだ。 ヒメフンバエの幼虫は、獣糞を食べて育つ。 成虫は捕食性で、小昆虫を襲う。 腹部に橙黄色の長毛が目立つので、この個体は♂。 すぐにどこかへ飛んで行った。 2007.1.9
アシベニカギバ幼虫 2007-01-05 | 蛾 元旦から一人で城山の公園に出かけた。 サンゴジュの生垣を一回りして、カギバガ科のアシベニカギバの幼虫1個体と出会った。 個体差があり、緑色型の幼虫も見られるという。 成虫は5月から現れる。無事に越冬してほしい。 夏にガマズミにいたのも同種と思う。 サンゴジュとガマズミは同じスイカズラ科。 2006.6.21
コナガ幼虫とヨコバイ 2007-01-02 | 蛾 農道の、ど真ん中に一株のダイコンが生えている。 軽トラックが、どんなに通ってもダイコンは踏まれない。 ダイコンの葉が、何者かに食べられている事に気づいた。 葉裏に、1センチ程の幼虫を見つけた。 コナガの幼虫。 葉裏から食べていくが、葉表の薄皮だけは食べ残していく。 コナガは、アブラナ科野菜の害虫とされている。 2006.12.30 ダイコンの葉裏から、4ミリ程の小さなヨコバイが飛び出してきた。 ヒメヨコバイの一種。ダイコンの株で越冬していたのだろう。