ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科のサキグロムシヒキ Machimus scutellaris (Coquillett)
亀山市白木町の標高200m以上はある山地で,サキグロムシヒキと出会った.
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,サキグロムシヒキは「体長20~26mm.黒色.頭部と胸部は灰白ないし灰黄粉で被われ,腹部は黄褐粉を装う.翅は末端及び後縁が淡褐色.脚は一様に黒い.産卵管は左右に扁平.」
ムシヒキアブ亜科の特徴は「R4脈はR2+3脈とは独立に翅縁に達するために亜縁室は2室」
ムシヒキアブ科のMachimus属は,他の属に当てはまらない種たちを寄せ集めたような属だと誰かに聞いたことがある.
三重県内では各地の山地のほか,熊野灘の離島でも記録されている.
2012.7.13