フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

朝鍛夕練

2016-08-15 23:43:38 | Weblog
この「朝鍛夕練」という言葉は剣豪の宮本武蔵の言葉です。リオ五輪のメダリスト達のインタビューを聞いているとこの「朝鍛夕練」言葉に当たる発言が多く聞かれます。
かつてプロ野球で九連覇を果たした巨人軍の川上監督は選手時代は「打撃の神様」と言われた凄い打者でした。川上さんはその選手時代の練習方法は鍛練に鍛練を重ね、限界までバッティング練習を繰り返したそうです。これがプロの仕事なんだということですが、鍛練を続けることで、最後には「投手が投げるボールが止まって見えた」そうですから、もの凄い練習方法だったのですね。その神様が率いる巨人軍の選手も、長島、王という選手がいたとしても、その指導法も限界を求めるものだったでしょう。これ以上出来ないところまで練習をしておけば、平常心を得られるものです。
ではサラリーマンはどういう対応をしたら良いのでしょう。それはある時期徹底的に仕事に打ち込むことだと教えてくれます。その後の取り組みが自然に変わって来ますよ。