フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

睨みを利かす

2012-06-04 19:42:49 | Weblog
目の力をまざまざ見せつけた事件がありました。アメリカのカリフォルニア州の小学校に90キロほどのツキノワグマが現れたので運動場にいた児童達は教室に逃げ込みました。隣の中学校では屋外での卒業式の真っ最中でした。そこにクマが現れたのですが、集まっていた600人以上の親がクマに向かってフェンス越しに一斉に睨みました。目力の凄さですね。その目力に圧倒されたのか、俺は歓迎されていないのを知ったのか、クマは中学校から去って行ったそうです。
このように目の力は大切なのですが、我々はなかなか上手に活かしていないようです。例えば目を合わせて挨拶が苦手であったり、人の話を聞くのに目を合わせられなかったりと、下手な目力になっていることが多くあります。話すとき聞くときに目は何かを雄弁語ってくれています。相手を見つめることで言外にこんなことを言っているんだよと伝え、また相手の目を見つめることで相手をより良く知ることが出来ます。目をじっと見つめて話すことから交流がスタートすれば、深い交流になります。
ただ注意しなければいけないのは、話をしている間中、相手を見つめ放しでは相手も疲れますからご注意を。