稀有な国民性

　作業着を買いにスーパーまでいく。試着室にて２～３試着し、ひとつ買い求めカミさんに会計してもらう。帰りの車のなかで、試着室にポシェットを置き忘れたのに気づく。中には、財布とカード類、手帳等が入ってる。こりゃダメだもうアカンだろうと思いながら試着室に駆けていきました。息を切らしてその場に行くと、女性が試着する順番をまってました。彼女が「ひょっとして鞄？」と言葉をかけてくれました。彼女曰く、「試着室の友が鞄を見つけ、レジにとどけましたよ」・・・と。地獄に仏　とはこのことか。丁重に感謝し無事済みました。

落とし物・忘れ物が届けられ、持ち主の元に帰ることを、外国人が驚異に思うということを聞いたことがある。

稀有な国民性であります・・・このような国民性が永らえんことを。

思い込みのミス

　先週のこと、改築現場への住器部材アレコレの納品時のことです。

受領書の欄に「非常に不愉快」と書かれてありました。

結論から言うと、思い込みの行き違いでした。納品時間ヨシ・欠品ナシ・傷ナシだったんですが・・・

この仕事は部材を組み立てる職人さん渡しが常です。今回、時間30分前に待機してましたが、なかなか来ません。出入りの大工さん等複数いました。その中に職人さんらしからぬ人が立つていましたので声をかけると、その方は元請けの会社の人で今回の荷受人さんでした。

納品時間は８時半。通常職人さんは30分くらい早く来る場合もある。自分も早目に待機するようにしている。元請けの方は８時頃より待っていたらしい。その待ち時間20分間が「非常に不愉快」であったのでありましょう。非礼を詫びて終了・・・思い込みがトラブルの最大の原因です。

オリパラ直前のドタバタ

　オリパラの開会前にして、開会式の作曲を担う小山田圭吾氏、開閉会式のディレクター小林賢太郎氏の解任です。過去の「いじめ」を面白おかしく語った雑誌、そして「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」の動画が問題となったからだ。いづれも20年以上前のことですが、前者は意識的な障害をもつ人へのいじめだ。後者は、何百万人のユダヤ人虐殺を、ただ「受けるから」というだけで安易にコントのネタにした。

　トップの森喜朗氏も女性蔑視発言で辞めているし，他にも複数ありました。

日本人は差別・人権意識に鈍感なのでしょうか。コントにてホロコーストの「ネタ」を出すのは、手を叩いて笑う観客がいて受けるからでしょう。森氏の発言も公の場でなされたのに笑いがあったという。漫才の客と同じです。

オリパラの理念「差別」を認めない・・・は、言葉だけにとどまり、実現する意思がないのかと思われても反論できない。わたしたちの意識の問題かも。

菩薩さん

　町のあちこちに、菩薩さんのごとき人がけっこういるんです。

家の近所にマンションと大きな駐車場があります。その周囲にプチトマトが実ってます。そこの大家さんが植えたものです。いつも雑草を抜いたり、掃除をしたりマメに動いてます。実ったら摘んでね・・・と。

可愛いプチトマトは、道行く人が摘んでいきます。

自分も朝夕に散歩に出た時には、色着いたのを摘んでかえります。この時期は毎日のサラダに頂きます。ありがたいことです。

・・・こんなことが「利他行」ということでしょうか。そいいえば、散歩コースの香流川で河川に下りてごみを拾う人もあります。菩薩さんはどこにでもいます。私もいつかは菩薩さんになれるかも・・なるつもりがあれば。

ワクチン２回目終了

　日曜日に２回目の集団接種を済ませました。

翌日24時間経過した頃に発熱あり。最高37.8度でした。ダルさと頭が重い感じでした。でも一日にてその症状もオシマイ。本日は通常となりました。

２回接種後のこの症状は、周りでもチョコチョコあります。友人・兄弟・近所の人などから聞いております。

「良薬」は口に苦し・・・でしょうか。

 この良薬をめぐり、政府と地方自治体とでもめあいが発生している。

政府は一日100万回接種の「スピード感」イノチで、地方に檄を飛ばした。地方は知恵と汗を絞りアレコレ手配をしてフル回転に成功したんですが・・・政府が予約を止めろと言いだした…ナンダコリャです。どうも総理の100万回の思いが先走った結果タマが回らくなったようだ。全開で走った地方は、梯子を外されたわけです。総理の希望的観測をエンジンとする施策のエンストでしょうか。

　五輪も開催さえすればなんとかなる・・やってしまえば内閣支持率も上向く・・・的な行先不明？のロードマップです。緊急事態宣言下にて忍従してる国民にとって、これは全く「丁寧な説明」で「寄り添った」「安全安心」のものではない。

不戦勝

　大相撲名古屋場所　御嶽海・遠藤戦　御嶽海が不戦勝となる。これはごちそうさん！ですね。

赤帽でも「不戦勝」があります。自分の経験では、荷下ろし作業で過去に数回ありました。動かずして運賃がそのまま頂けるわけです。

　その1　パーテイションの材料４トン車の荷物下ろしの作業でした。着手時間の30分ほど前に現場に到着。事務所を覗いてみると、すでに材料がキチンと下ろされていました。時間になってもトラックは来ません。TELにて連絡してみると、ドライバーの事情で昨日下ろした・・とのこと。請求書を発効してください・・・で運賃マルマル頂けました。

　その２　ある工場内への資材下ろしの作業でした。やはり30分前に工場の入り口近くにて待機。着手時間の15分前にトラックのドライバーさんからTEL。・・今どこ？‥工場前です・・中に入って‥の指示。現場に行くとほとんど終わってました。受領のサインだけもらってこれまたオシマイ。

　その３　ある事業所での荷下ろし。田舎です。時間前に着いたので田んぼの木陰で待つ。これまた作業時間前にドライバーからTEL。下ろしちゃったから早く来て・・・とのこと。サインだけを頂いてオシマイ。

　いづれもドライバーさんが急ぐ事情や荷主さんの都合の急変の場合が多いでした。

いろいろありまして・・・

　この間いろいろありまして・・・仕事は出来てません。

先週よりカミさんが腹をこわす。発熱もあり、すわコロナか！と慌てＰCR検査。陰性だったものの数日間寝込む。娘の介助もあり一日なんとか過ごすことが「仕事」となる。これに加えて身内に葬儀があり、伏したカミさんに娘の介助を預けて通夜・葬儀式に参列。

　通夜式にて蓮如さんの白骨の「御文」を導師とともに読み上げる。

　「・・おおよそはかなきものは、この世の始中終（しちゅうじゅう）、まぼろしのごとくなる一期なり。・・一生すぎやすし。‥我やさき、人やさき、きょうともしらず、あすともしらず、‥朝（あした）には紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり・・・」

今度は自分の番であってもなんのくるいもないことだと刻み念仏申しました。