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「伝統は立ち止まらない」

2018年04月09日 | 世間のこと

 「女性は土俵から下りて下さい」・・・・で、女性禁制は女性差別だ、いや伝統だ・・・と、かまびすしい。

土俵と女性は過去にも話題になったことあり。この女性禁制の意味はアレコレ言われている。土俵の神様が女性で、ここに女が上がると嫉妬する・・・または、女性は「穢れ」があるから・・・とか。

「穢れ」思想は神道では大切にされている。お産・死・月経などはすべて「穢れ」で、神前に出るのははばかられる。穢れた場合には清めをせねばならない。今回は多量の塩を撒いたらしい。

土俵に限らず、仏教でも過去には高野山・比叡でもそうでした。しかし、時代とともに、あるいは仏教界の中からの自己変革にて、この思想を変容させている。これは退行ではなく、伝統の進歩と思う。

 いつも仕事でいく大学のキャッチコピーが「伝統はたちどまらない」です。相撲協会はどうもこの「伝統」が強固な額面となり、体質をコンクリートにしているようだ。今回のように、生命のかかる事態にも本末顛倒してしまうことが出てくる。

女人禁制という「伝統」を死守しとどまることが、伝統を護る絶対の条件ではないと思うんですが・・・