ちょっと長くなりそうなので、2回に分けて記事をUPさせていただきます。
今日は『グアダラハラ発 テキーラ・ツアー』【前編】です。
本日(2007/2/7)は、グアダラハラ(Guadalajara)からテキーラ(Tequila)にエクスカーションし、「テキーラ・ツアー」に参加しました。
テキーラ(Tequila)はグアダラハラから約50kmに位置する村で、村には蒸留酒「テキーラ」の生産工場がいくつもあります。有名なお酒「テキーラ」が村の名前から来ていることを、メキシコに来て初めて知りました。
個人での工場見学も可能ですが、私達はグアダラハラ発のツアーで行くことにしました。
グアダラハラの観光案内所でテキーラ・ツアーのパンフレットを2枚入手、そのうちBus Rent S.A. de C.V.主催『TOUR TEQUILA y Zapopan Centro』という、テキーラとサポパンの2箇所を訪れるツアーを選びました。
前日にパンフレットに書かれている連絡先に電話で予約、次の朝9時半に「Hotel Quality」に集合しました。しかし、当日ホテルに行ってみると、他のツアー参加者は誰もおらず、TH(夫)と私の2人だけでした。9時半少し過ぎに男性ガイドと運転手さんが迎えに来てくれ、TH(夫)と2人で10人用くらいの大きさのバンに乗り込みました。
10時に「Hotel Camino Real(ホテル カミノレアル)」に他の参加者が集合しているのを迎えに行くそうでカミノレアルに立ち寄り、バンから降りてホテル内を見学しました。
カミノレアルはメキシコ全土にいくつもある高級ホテルチェーンです。私達もメキシコシティとプエブラで泊まりましたが、グアダラハラのカミノレアルはコテージ風でゆったりした雰囲気でした。ただ、観光スポットが集っているグアダラハラの旧市街からは遠いので、観光というよりはビジネスやリゾート目的で利用されるホテルなのかなと思います。
カミノレアルで10時過ぎまで待っても、他のツアー参加者は誰も来なかったので、結局私達だけでツアーに行くことになりました。しかし、もし私達が参加していなかったら、ガイドさんと運転手さんは今日の仕事は終わりだったのでしょうか?
私達のガイドさんは50代の若々しいおじさんガイドさんで、英語がとても上手でした。道々、サポパンやテキーラについての説明や、「日本人とメキシコ人は似ていると思う。」というおじさんの持論を聞きながら、20分程で1箇所目の目的地、「Zapopan(サポパン)」へ到着し、ここで40分の自由休憩となりました。
サポパンの見所は、サポパン寺院という巡礼地として有名な寺院です。
主祭壇の聖母像は数々の奇跡を起こしたことでも知られていて、昔はこの地は大地震が多かったのに、聖母像が祭られてからは大きな地震は起こっていないそうです。着ている服には宝石がちりばめられていますが、小さい上に(ロンプラ情報によると、聖母像はとうもろこしで作られているようです)、遠いのでよく見えませんでした。
聖母像は基本的にはサポパンに安置されているのですが、一定期間ごとにグアダラハラ周辺の寺院に移設して、その地を守るという様なことをガイドのおじさんが言っていた様な気がします(なにぶん英語の説明なので理解が曖昧です)。
ガイドのおじさんはローマ法王がサポパンまで来られたことがあるのだと、とても誇らしげに話していました。寺院の右側にその時の記念の銅像が建っています。
主祭壇から出ると、なんとなく日本の武士らしき人が描かれた絵がありました。San Felipeというメキシコ人で最初の聖人の生涯を描いたものでしょうか。このお方、フィリピンで宣教を行なった後にメキシコに帰る途中、嵐で船を修理するために日本に寄港した際に捕まって、24歳で磔にされて殺されてしまったようです。武士が盾を持っていたり、鎧兜にオリジナリティがあります。馬に乗りながら槍を刺す描写は躍動感に飛んでいて、なかなかいい演出だと思います。
後日行くクエルナバカのカテドラルにも日本での迫害の様子が壁画に残っていました。
この寺院には、ウィチョール民芸博物館(Casa de Artesanias de los Huchol)が併設され、ビーズや毛糸細工等が展示販売されています。それほど大きな場所でないため、展示も売店もあっさり見終わりました。
待ち合わせしたローマ法王像の前に時間通りにおじさんが来て、車をつけてもらってサポパンを11時に出発し、テキーラ村へ向かいました。
蒸留酒「テキーラ」の原料は、「Blue Agave(青アガベ)」というユリ科の植物です。テキーラ村への道のりは、アガベ畑が一面に広がっていて壮観でした。
ところで、メキシコに着いてこの日で3日目でしたが、時差のせいか高地のせいか、メキシコ到着以来ずっと頭痛が続いていてバファリンが手放せませんでした。中でもこの日の頭痛は朝からひときわ辛く(ガイドさんの説明がずっと英語だったこともあるかもしれません・・・)、頭痛薬を飲んで目を閉じて我慢しながら車に乗っていました。
テキーラまでの道路は舗装状態があまりよくないのか、車が上下にボンゴボンゴ揺れて、さらに頭痛は増していきました。車酔いしてだんだん気持ち悪くなっていくし、「ぐえ~。こんな状態でテキーラを試飲したら(テキーラ・ツアーは試飲付)ますますひどくなりそう。できることならホテルで寝ていたい。」と目を閉じながら考えていました。
そんな私を見て、おじさんが、「テキーラを1杯飲めば治るよ」と言っていました。ほんまかいな。
テキーラ村の手前の場所で、とあるテキーラ工場直営の小さな試飲販売所に立ち寄りました。試飲販売所の隣にはアガベ畑がありました(トップ写真)。
試飲販売所では、そこにあったテキーラ数種類を順番に小さなプラスチックのカップに並々と注いでくれたので、頭が痛いと言っている割には、注がれるままに飲み干してしまいました。やっぱりテキーラはアルコール度数が高くてカーッとします。
一番左がガイドのおじさん、右2人はお店の人です。
左の茶色い物体は、アガベを蒸したもの(黒糖のような味で繊維質豊富)、
右は岩塩とライムで、まず塩をなめライムを口の中に搾って
テキーラをぐいっと飲みます。
試飲させてもらったテキーラは美味しかったです。直営店っぽいので、ここでしか買えないのではないかと思います。せっかくなので買って行きたかったのですが、瓶類を持っての移動は大変なので買いませんでした。ガイドのおじさんは1本購入していました。
そういえば、ここで飲んでしばらくしたら頭痛がだんだんおさまってきて、テキーラ・ツアーの時には完全に治っていました。おじさんの言っていたように、テキーラを飲んで治ったのでしょうか
次回は『グアダラハラ発 テキーラ・ツアー』【後編】です。
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4月のメキシコ旅行はこれから計画されるんですね。車があれば好きな時に好きな場所に移動できていいなぁと思います。
カンクーンは今回行けなかったのですが、お子さん達とゆっくり過ごされるのにも良さそうですね。
URL、うまくいかないでしょうか。私も原因が分かりませんが、アドレス残して下さって有難うございます。