「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

おいちゃん・・・寺田農さん、ご逝去・・・・・・・・・

2024-03-23 09:36:06 | おくやみ

3月下旬、今世紀に入ってから訃報の季節という感覚のけぶでございます。

寺田農さんが3月14日未明、肺がんのため死去した。81歳。

晩年は肺がんで闘病されながらのご活躍だったとの事。
・・・・残念でなりません。

寺田さんを拝見していると、この方も演技に対して楽しく・貪欲に挑まれている姿勢であることを小職は感じておりました。お若い頃から血気盛んな青年と大人しい一般的な青年まで演じられ、演技にあぶらがのりはじめてからは、凶悪犯から刑事、サラリーマンから暴力団員(幹部)など枚挙にいとまがないほどの演じる幅があった方だと思います。その活躍は出役に限らず、声優までにも及び、御姿とお声で見るものに印象を強く残した方だったと思います。
特に小職としては、『あいつがトラブル』の唐木のおいちゃんなんですよね。
ショーケンさんとの「遊び」は自由気ままで、本放送当時の週末のある期間のストレス解消の愉しみとして小職には確かに「沖田&唐木」コンビは存在していました。

太陽では2作品ゲスト出演されています。

#329 タイムリミット・・・・市木武正 役
#589 共謀・・・・ 田島 役

市木はコレラ感染の疑いがある暴力団幹部、ボスと駆け引き的な競演。田島は打算的な夫婦関係の中、自己利益のために愛人を殺した有能なサラリーマン。
どちらもそつなくこなしてしまう寺田さんの懐の深さってすごいと思います。

・・・・・・・・ご冥福をお祈り申し上げます。


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アルタ終焉+サンテレビ太陽放送3/23=命がけで諦めず闘う島家兄妹

2024-03-23 06:57:44 | 放送予定

東京・新宿アルタが来年2月28日をもって、営業終了のニュース。
いいともで絶大に有名になったスポットですが、太陽では#453でのアルタビジョン使用のインパクトが印象深いです。大画面に映し出される対峙するボスと山さん。見上げる群衆の中に呆然と佇むスコッチとドック。やがてスコッチは絶望的な顔色となり、ドックは錯乱状態へ・・・・あのころはまだ開業1年。『笑ってる場合ですよ!』は既に始まっていたので、当時でもかなりメジャーなスポットだったと思います。
大画面については三菱電機製なので、スポンサーのご厚意の部分もあったかと思いますが、よって、太陽だからこそ出来たシーンでもあったと思います。
アルタビジョンの更新、確か10年前に新宿へロケ地検索した際、セレモニーに出くわしたんですよね。それも含めて感慨深いものがあります。

さて、3/23サンテレビ・太陽放送。
#194は、京都から東京へ染織の展示会を見に来たバスツアーの乗客の若い女性が殺された。捜査の結果、犯人が同じバスに乗り合わせた殿下の妹京子と間違えて殺した疑いが濃くなった。殺された女性は、京子が貸したスカーフをしていたのだ。ボンはバスツアーに入り込んだ後に捜査結果を聞き京子を他の乗客から引き離した矢先、乗客の一人で染物工場で働いている武上がダイナマイトを突きつけ脅迫、乗客と運転手を奪ってバスで逃走した・・・。
1976年4月期首の特別編。殿下の妹・京子は#33のオーディションで選ばれた三谷文乃さんから中田喜子さんへ変更されるなど、殿下ワールドを一歩踏み出して固めた作品。
それと同時に、フィルムの変更+サウンドトラックベストの楽曲を積極的に選曲など、変化的見どころの多いところにも注目です。

以下太陽中毒ポイントです(^_^;)
*テキサスの顔がなんとなくツルンとしている。(フィルム変わったせい)
*確か・・・はとバスに京都ナンバー(^_^;)
*堀内正美氏の自然な演技・・・・特に冒頭。
*プレジデントに乗る県警の刑事
*ジープを操る山さん
*ヘリコが迫る場面に「衝撃のテーマ(’76)」はゾクっとする。


京子「兄さん・・・もしも、私が赤の他人だったら、やっぱりあの時ひとりで行かせた?」

【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

3/24(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第26話)
サンテレビ1(地上波)

第194話 51.04.02 兄妹 (殿下兄妹)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
        田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

セミレギュラー:中田喜子

ゲスト:堀内正美
 勝部演之
 市川夏江 坂口芳貞 大原百代
 市原清彦 曽根秀介 酒井郷博 室生芙紗子
 セキトラ・カーアクション マエダ・オートクラブ(前田 満夫 長島 康紘)
 協力 晴着センター丸福 弁天島温泉 浜名湖観光ホテル はとバス
  
脚本 小川英 四十物光男

監督 竹林進

コンテナ車から女性の絞殺死体が発見される。
その女性は東京で行われる京染発表会の京都から来た見学ツアーの一員で、3年前から京都で染物の勉強をしている殿下の妹・京子も参加していた。
奇しくも、久々の再会を果たす兄妹。
事件が不透明なため、一行には何も伝えず、帰りのバスにボンを京子の友人として乗せる殿下。
被害者の女性が着用していたスカーフが京子のものと確認された為、高速道路を走るツアーバスを追う殿下たちだったが、あるサービスエリアで京子をバスから離したボンがバスを足止めしていたところで、乗客の一人が爆弾を持ち出しジャックしてしまう・・・。
京子に一方的に想いを寄せた染物工場勤務の男、それまでも凶行を行っていた事がわかった。
そして男は京子と二人きりで会うことを要求してくる。
刑事として兄として、毅然とした態度で要求に挑む殿下。
ある程度ショックを受けながら、それに従う京子だったが・・・。
殿下と京子の関係が刑事としての職が絡むことによって揺れ動きながら、兄として妹を必ず守るという気迫が漲る名作です。
砂丘での本格アクションも見逃せないですね。

殿下の誕生日に自分の妹・京子(中田喜子さんの京子・初登場)がストーカーに付け狙われる話なのですが、この作品4月番組改編時期の作品の為か、ヘリコを使った中田島砂丘ロケだったり見所満載の作品であります。

そういう派手さと一緒に、ちょっとした変化が現れます。

その1.フィルムの変更(?)→1話からちょっと粒子が荒く、明るい画質でしたが、本作から解像度が上がり、光がちょっと抑えられた映像になります。
VTR商品の初期はタダでさえ暗い処理だったのが、元々の暗さでボスの顔がどす黒い感じになって・・・・というモノでしたが、果たしてHDリマスタでどのような感じになるのか・・・・期待しちゃいます。

その2.1976/3/10発売LPレコード「太陽にほえろ!ベスト」楽曲の本格使用開始→1月放送の 182話 ボディガード より「冒険(ボン)のテーマ」のステレオバージョン(収録シングルレコードは1/21発売)が先行して使用され、193話では「衝撃のテーマ」が使用されましたが、とうとう本格使用開始・・・「怒りのテーマ」「衝撃のテーマ」(TV&ステレオバージョン両方使用)「新「愛」のテーマ」と発売時は殆ど「オリジナル・サウンド・スコア」だったのが、「オリジナル・サウンド・トラック」に昇格した感じです。

その3.ゴリさんの散髪→俊一に続いて(^_^;)、ゴリさんがマカロニからジーパン交代時並に前髪を短く散髪、七三分けは継続するものの、後のヘルメットカットに近づきます。

その4.トックリからの卒業(^_^;)→テキサス&ボンのとっくりセーター着用から衣装替え、おなじみのYシャツに戻ります。

いきなりこんな感じで変わるので、一気に時間が進んだ感じがします・・・・


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