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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

インフルエンザワクチンでナルコレプシー(過眠症)疑惑?

2010-08-19 18:22:49 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生
北欧を中心に、新型インフルワクチン接種1~2ヶ月後に、ナルコレプシーの副反応!?を示したケースが報告されています。

*スウェーデンにてPandemrix(グラクソ)接種1~2カ月後、12~16歳の6例にナルコレプシー症状。
*同様事例の有無を他国に問いかけたところ、フィンランドでも同様事例の報告。
*今後、調査・喚問実施予定。

思わぬものが飛び出してきました。
ナルコレプシーとは過眠症の一種で、睡眠発作と脳波異常で特徴づけられます。
突然の眠気で(たとえ興味のあることをやっている瞬間でも)眠り込んでしまう睡眠発作、寝入りばなや起きがけに怖い夢を見る入眠時幻覚、感情の波で力が抜けてしまう情動脱力発作などが症状です。脳波では、本来、入眠後数時間経ってから現れるはずのREM睡眠が寝入りばなに出てきたりします。
治療は、(ひところ不正投与で社会問題になった)リタリンが有効で、この病気に限り処方が正式に認められてます(あとはADHDのコンサータぐらい)。

まだ、因果関係判明に時間かかりそうですが、思わぬアイテム登場ですね。

ソースは8月18日付physorg↓
http://www.physorg.com/news201359364.html%22%22/
Sweden opens inquiry into suspect flu vaccine
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