正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

欧米食・小麦粉食の宣伝車ーアメリカの資金によるキッチンカー

2009-06-30 | Weblog
 大磯敏雄氏は小麦粉食が良い食事と考え、日本人に栄養改善指導(?)を目的に、大型バスを改造してプロパンガスから調理台まで一切の台所用具を積み込んで、野外でも料理講習会が出来るようにした料理講習車を建造することを考えた。
 
 昭和29年7月全国に先駆けて東京都栄養課においてキッチンカーを配置し家庭の隅々まで巡回指導をした。

この車は、この29年の秋、東京に於いて開催された米穀委員会を記念して日比谷公園に於いて開催された栄養展で常時実演を行い、来日中の米国農務省の方々を始め多くの人々の関心が寄せられたのであります。(栄養改善普及運動の歩み

財団法人 日本食生活協会、日本食生活協会の歩み) 
「栄養指導車による巡回指導
●日本食生活協会の歴史は栄養指導車から始まる
昭和31年に厚生省大磯栄養課長の指導を得て、日本食生活協会に所属する「栄養指導車」8台の建造が実現し、10月10日、日比谷公園で盛大な出発式を挙げました。

栄養のバランスのとれた食生活のあり方を国民全般に普及するため、機動的な講習会ができるよう調理台を備えたこの車は、一般には「キッチンカー」の愛称で呼ばれるようになり、次々と都道府県に2~3ヶ月宛バトンタッチされ、あらゆる町々、村々を巡回して人気を呼び、新聞、ラジオ、テレビ等こぞってこれをとりあげ、その巡回を待ちわびるようになりました。
昭和33年8月に更に4台を新造し、12台となり、35年には小型の栄養指導車も建造されました。」

 大磯氏は小麦が頭に良いと考え米食う民族は頭が悪いと心から考え粉食を奨励を勧めようと考え、国民栄養法の立法、栄養改善普及運動の実施、財団法人 日本食生活協会の設立、キッチンカーの建造、と自己の誤った考えを実施すべく活動した。しかし日本で小麦を生産することは言い出さなかった。日本の小麦は大磯氏に重視されることなく姿を消していった。

 キッチンカーは当初、日本各地を走らせることを考えていたが財政難から運行の継続が難航していた。

しかし、このキッチンカーをアメリカ小麦売り込み専門担当家リチャード・バウム氏は「アメリカ小麦の売り込みに有効だ」と考え、膨大な資金の提供を行った。

そして合計12台のキッチンカーの建造、沖縄を除く日本各地の巡回、200万回とも言われる料理講習会、無料試食会を開催し、粉食奨励は大成功を納めました。

2009.6.30讀賣新聞朝刊
「食 ショック」で第一回は「農地崩壊」が取り上げられていました。
「6.17には農地の利用を促す改正農地法が成立したが、農地の崩壊は制度が追いつかない勢いで進んでいる。・・・」

日本の農地が崩壊すると言うことは日本に主食の生産が落ちると言うことです。日本が崩壊すると言うことと同じです。

大磯氏、それに加担した日本食生活協会、栄養士、保健所の活動は、それはアメリカ小麦の宣伝、引いては米の撲滅運動であったのです。

 テレビでは依然として美味しいラーメン・うどん・パスタの店はどこそこ、そのラーメンはこうです。リポーターが試食して、うんうんうんと鼻を鳴らしてその美味しさを表現していました。そしてランクインしたという賞状を渡していました。
 
 これがアメリカが思いも寄らないことが日本で起きたという、日本人がお米を捨て、アメリカ小麦を日本人自ら宣伝をするという世界でも類がない異常な状態になっているのです。

 
そして日本人は輸入小麦をどんどん食べこれで頭が良くなる?とは考えてはいないでしょうが、美味しさの追求でしょうか、その邪道の道に突き進んでいます。

そのことは日本の国土を破壊し、食料自給率を落とす方向に進んでいるのです。
日本の将来の子供たちには土地を残すべきです。

ラーメンを食っている若者よ、おいしいごはんの食べ方を研究してくれ。
ねこまんまはその一つ、ラーメンつゆにうどんを入れても美味しいぜ。
アメリカの手先に成り下がるのが止めるべきだ。


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