正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

雀の食事教育ー親雀のすべきことー人間の社会では食事教育が出来ているのか?

2011-02-21 | 食事教育

私が作った雀の巣箱です。

 昨年夏、玄米を買って、ほっておいたら虫が出た。
良く洗えば食べられないこともないと思って冷蔵庫に入れていたが、虫は見えなくなったが味が悪い。その玄米をどうしたものかと考えていたら、最近雀が少なくなったと報じられていた。そこで雀の餌にすることにした。

我が家の庭を注意深く見ると2羽の雀がつがいで2階の屋根瓦を巣にしているようだと言うことが分かった。

それからあっちこっちと見ていると雀は2羽で一緒にいることが多いことに気づいた。
雀はつがいでいるのです。夫婦仲が良いのです。そこから離婚をする人間は雀を見習うべきだと考えました。

この雀に玄米をプレゼントすることにしました。
だが、お皿に入れて、木に枝に置いていたが寄りつかない、あっちこっち置いても雀は用心深くなかなか食べない。いろいろ試行して遠い門柱の上に置けば食べると言うことが分かった。

しばらくすると、近くの枝でチチチチチとえさをねだるような感じもしてきた。玄米を置き続けていたら3雀は3羽になった。

その内ヒヨドリも来るようになって、玄米を横取りし始めた。

更に餌やりを続けていると雀は少しずつ増えている。我が家の雀がおしゃべりして、玄米が食べられると自慢したのではないかと想像されます。雀は日中は集団で遊んだり食べ物を探しているようです。私はこれを雀の学校に行っていると思っています。

その内に雀は7羽に増えました。

こうなると、えさやりに外に出ると一斉に飛び立って電線の上に逃げるのです。なおも見ていると、一目さんで遠くに飛び去るのです。逃げ足が速くなっています。
その飛び方が「私何にも食べてないよ」と言うような感じで飛んで行くのです。

なおもやり続けていると20羽ぐらいに増えてきました。こうなると雀は厚かましくなって、今まで食べなかった場所の玄米に手を出すようになってきました。
そして問題はヒヨドリも頻繁にやってくるようになったのです。それと玄米はなくなって小鳥のえさを買って追加しています。

以前は朝えさをやったらいなくなって夕方帰ってきていたのです。「雀の学校」に行っていたのですが、朝昼夕と見かけるようになってきました。

20羽の雀、私の姿を見たら一斉に飛び上がりなお見ていたら一目散に飛び去って、その姿は「失礼な雀」としか言いようがありません。ですから雀の観察が十分にできません。写真も撮れていません。

それだけ雀は警戒心が強いのです。
そう言う警戒心の強い雀ですが、以前、我が家の猫「ぺぺ」が雀をくわえてきたことが2回ほど有ります。両方とも取り上げて逃がしましたが、猫も雀を捕まえるのが本性なので、多分に子雀がつかまっているのです。そういう危険対策で雀は警戒心が強くなったと言えます。それも雀の生き残るために身につけた方法なのです。

ですから大勢の集団になった雀、警戒の輪が大きくなって、安全性が増したことになっているのです。

猫のぺぺも外に出ていますが、この頃はぺぺも老化したのか雀を狙うの無いようにもみえますが、大勢だと誰かが猫を発見し、警戒音を出すのでしょう。

また今時期の雀は成鳥になっていて、逃げるのがベテランの雀と言えます。簡単には捕まりません。雀が生き延びるためには、餌を食べ、猫に捕まらないことですから、そう言うことにたけた雀が、生き残っているのです。ここから

さて、雀が全国的に減っているのです。原因の一つが巣になる穴が亡くなったと言うことが挙げられます。そこで私は巣箱を作りました。それは机の引き出しを半分に区切って、出入り口を作って、上に板を張ったものです。

我が家のつがいの雀に子雀が出来て住んでくれるかが楽しみです。

さて、雀と食事教育ですが、雀が生きてゆくためには、何よりもえさが無くては生きて行けません。人間の場合は水を先に挙げますが、雀は水をどこで飲んでいるかは分かりませんが、水も必要でしょうがどこで飲んでいるのです。

とても大切なのはえさを食べなければ生きて行けないと言うことです。そのえさをどこで手に入れるかが大切です。先日NHKのアインシュタインの眼で「ずずめ」を取り上げていましたが、子育て時には虫を捕ってきて雛に食べさせていました。

雀は稲を食べるので稲の敵みたいに言われてきましたが、ちらっとどこかで読んだのですが、雀が多いと豊作だと言うことが書いてありました。

何故かちょっと考えてみました。まず冬の間、雀と田んぼの関係は、田んぼの草の種を食べるでしょう。もちろん落ち穂があったら、それも食べています。ひこばえというのは稲の切った後の株ですが、これに芽が出て稲穂がつき、米が実ることがあります。これも食べるでしょう。虫も見つけたら食べます。と言うように田んぼの掃除をしているのです。そしてお礼と言ってはほめすぎですが糞をします。糞って食べた米が異なったものになって出てくるから糞と言う字になったのでしょう。(余談ながら米という字は、穂が出て穀物が実った姿から出来た字です。)

田植え前には虫や草の種を食べるでしょう。その後も虫は食べるでしょう。と言うことで、稲の減収になるものを減らし、増収になる肥料をばらまくので、豊作になるのです。これは私の想像、仮定の話ですので、どなたか検証してください。

上記の理論で言うと、案山子をたてるなんて大間違いも甚だしいと言えます。むしろ稲の神様として雀を大切にすべきなのです。

また余談ですが、雷さまは米の増収になると言うことを知っていますか、増収になるので、稲の妻、稲妻と言うそうです。光った光ったら、空気中の窒素に影響を与えて、稲の肥料になると昔の人は考えたのです。と言うことを聞きました。そう言うことで昔の人おならも出来ることなら田んぼに向かってしたそうです。

雀と豊作の関係の新説を考えましたが、これから発展させて、何故全国的に雀が減ったのかは、米の消費が減少して、田んぼを休耕しているからでは無いでしょうか?

確かに雀がお米が大好きだと思います。雀は1回20粒位食べているようです。これを2食で40粒、20羽で800粒・・年間かなり必要です。
それをどこから手に入れるのでしょう。

つまり、雀が全国的に減ったのは食糧が無いからです。端境期に、冬の期間に草の種も食べますが、毎日800粒探すのは大変です。マルサスの人口論ではありませんが、小鳥はその摂取できる餌の量で数が決まると言う法則があるのです。どんな動物も冬場の食料手当が大切です。熊は冬眠前に沢山食べなければならないが、ドングリのみがならない時、やむなく人里に食料探しに出てくるのです。その対策としては熊が出て来ないように、餌を置いておけば、街に出てくることはないと考えます。

雀を良く観察してみるときれいとは言えませんが可愛いです。
今年はめじろを見かけません。
今年はミカンが高いので私も木に枝にミカンを刺していませんが、代わりにヒヨドリがのさばっています。ヒヨドリは鳥の中の中国みたいなもので雀のえさもめじろのえさもそうざらいしてしまうので、ヒヨドリが小鳥を減らした原因かもしれません。

このように、生き物は生きてゆく上での栄養、必要カロリーはえさでまかなわなければなら無いのです。
必要栄養素はPFCで表されています。タンパク質、脂肪、炭水化物ですね。
雀にPFCは必要でしょうか。
私は家畜の飼料会社に勤務したことがありますが、雛鳥も幼雛、中雛、大雛と大きさが分けられてそれぞて必要なPFCがあるのです。それによって成長も違うのです。またブロイラーになる鶏と卵を産み鶏は大きく違います。

それは生きた上で、より大きく育ち、より多くの卵を、と言う目的に合致させるものですが、まずは生きなければなりません。それは必要カロリーを摂取することです。
その必要カロリーはPでもFでもCでも何でも良いのです。

このことは雀の必要カロリーは何カロリーかは調べていませんが、我が家の雀食べ過ぎていたら、多分体内脂肪に蓄えられ、食が見つけられなかったときその脂肪が燃えて体温維持に役立つと考えています。また、その十分な栄養が来る産卵時には多くの卵を産んでくれるものと考えています。

だが。いま私は玄米はなくなりつぎにカナリヤのえさを買いましたが、これは菜種が入っていて、よくありませんでした。これもなくなってインコ用のえさを買いましたこれが一升位で400円。これも半分になってきました。

お昼に上を見ると電線に12-3羽いると、ついついえさをだしています。

餌を出しても、私の姿が見えているとなかなか寄ってきません。そこで家には入って覗くのですが、徐々に下に降りては、ぱっと飛び上がり、近くまで言っては、ぱっと逃げて、その内ヒヨドリ食べ始める。外に出てヒヨドリを追っ払い、雀も電線に・・・行ったり来たりでじれったいのです。

雀がもっと増えたらどうしようと考えていましたら、16羽くらいで落ち着きそうです。

ここで二つの問題があるのです。
一つは表題の雀の食事教育問題。もう一つは食料自給率のカロリーベース表示という問題です。

雀の食事教育(食事教育は前稿「北海道の食中毒と食事教育ー「食育」の問題点を突く」を読んでください。

食事教育は15項目で考えなければならないと言っているのです。
でも雀は雀なりの食事教育があるのです。

何を何時どこでどのように・・・

それをお父さんお母さん雀は子雀に教えなければ子雀は生きて行けないのです。
最初は両親からえさをもらい、食べさせてもらいながら食べさせることを学んでいるのです。大きくなって飛ぶのはえさを自分でとるためです。

お母さん雀はえさがある広っぱで、まずは警戒の鳴き声で飛び上がって逃げることを学び、えさをとって見せます。そのえさを子雀に食べさせ、次に自分で取って食べさせるのです。次に大切なことはどこにえさがあるかです。
(余談ですが子雀がお母さんに餌をねだる様子は可愛いです。羽を広げてふるわせてごはんちょうだいごはんちょうだいと言う仕草をします。本当に可愛いです。)

えさを見つけるのはおや雀でも大変なことです。とにかく自分の縄張りを解放して教えなければなりません。

これが雀の食事教育です。野生の中でえさを探す能力がなければ生きて行けないのです。雀の社会も街が清掃され、食べ物が見つけられないのです。その中でカラスや鳩や雀やその他の小鳥が生き延びているのです。

厳しい生存競争の中にあるのです。
そう言う中で我が家の雀は子雀に「食事はね、この門柱の上にあるからねって、教えるのです。
それは確かに私がえさをやっている内はそう言う教育で良いのでしょうが、何かの都合でえさがやれない場合、・・・子雀はえさの取り方を知らないと言うことになってはいけないのです。

ということで。朝昼夕方と三食えさを与えてはならないのではと考えています。でもジジジ、じじじじじと声がかかるとえさを持ってゆきたくなります。

今の、我が家の親雀はののえさの取り方も知っているので、その野性味は無くさないようにしなければと考えています。

次にこのすずめのえづけから学んだことは、食料の確保はカロリーベースで考えるべきだと言うことです。
「食料自給率のカロリーベース表示」は可笑しいという議論があります。
この件はいずれTPP問題と絡めて考えます。

たかじんの何でも言って委員会で「食糧自給率は25%」という話がありました。
食糧とは穀類と言うことですが、エネルギー源と考えます。生きてゆくのに大切な食糧が25%と言うことはこれこそ問題が多きのではないでしょうか。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿