すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

如月2月の終わりの世界の“非核化”

2019年02月28日 | 日々思うこと

今日であっという間に平成最後の如月2月が終わりです。外山康雄さんの“野の花カレンダー”も勝紅草(かっこそう)から榛(ハン)の木へ、また一枚とめくります。時間は誰にも平等に過ぎ去り、そして人生の終わりは足早に迫りながらも残る仕事(=断捨離)は先へ先へと伸びてしまいます。

月刊『食べもの通信』のアップは1月号で滞っており、2月号は“心配ないの?外食チェーンの食材”特集です。知っているのと知らないで外食するのでは大違い、安心なお店を選ぶための情報満載です。http://www.tabemonotuushin.co.jp/

世界中が注目のベトナムハノイでのトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による2回目の米朝首脳会談、笑顔の昨日から一転して今日は合意に至らず事実上の“決裂”となりました。

米国が求める非核化と、その見返りの経済制裁緩和でしたが、いつも気になる点は世界最大の核保有国の非核化はどうなのかということです。米国科学者連盟(FAS)によると、世界の核保有数は劇的に減ってはいるものの、その規模や破壊力は憂慮すべきレベルです。現在、9カ国が1万4525基の核兵器があり、主にアメリカとロシアが保有で北朝鮮の比でないことは一目瞭然です。核保有国の一覧 - Wikipedia

大きな矛盾を抱えながらの非核化ですが、“核なき世界”をめざしてゆかねばと痛感です。そして一年で一番ブルーになる如月2月の終わりで、明日からはいよいよ弥生3月です。


天津神社の春の大祭と「情報は獲得するもの」

2019年02月26日 | 日々思うこと

あっという間に如月2月が過ぎ去り、残りわずかで弥生3月です。糸魚川市内では早くも天津神社の春の大祭“けんか祭り”の鮮やかな桜バージョンのポスターが貼られています。今年の桜の開花は早目のようで、後一ヶ月もすると“桜便り”です。

昨日は雲があるものの暖かな陽ざしの中を、久しぶりに能生棚口の郷の茶店「えほん」へと車を走らせました。今年は雪が少ないといわれながらも、能生谷を上がるほどに県道246号沿いには除雪された雪がうず高く、雪原が広がっています。

「えほん」では友人Tさんもおり、2ヶ月前に転倒して足を骨折したそうで、久しぶりの“おしゃべり”です。生活情報誌月刊『キャレル』3月号の特集、新潟的ショップガイド「通いたくなる店」で、能生地域の4店が紹介されていることを知り「えほん」も掲載です。

帰り道、夏の“カキ氷”で賑わった県道沿いの佐藤菓子舗へ寄り、今月のキャレルで掲載されていた“能生たい焼き”を求めることにしました。残念なことに一個しかなく、大事に持ち帰りました。たい焼きは小豆(あん)が肝心ですが驚くほど丁寧に焼かれている“能生たい焼き”に目を細め、今度は予約をしてから行くことにします。

お天気に恵まれた3日間は外出が続いたことで、今日はのんびりとパソコンに向かいながら過ごしました。昨日の「老後と介護」の書き込みで、井上千津子さんは「情報は獲得するもの」と言っていたことを忘れていました。

溢れる情報の中で、メディアは国民へどのように伝えているのか、新聞各紙も微妙に異なり、TV局は視聴率を意識しすぎの感があり、国も含めて都合の悪いことは隠したがるのはいつの世も同じです。

沖縄辺野古基地の軟弱地盤のことや厚労省の統計不正問題、そしてモリカケ問題も国民は時間の経過と共に忘れてしまうように感じてしまう、春の訪れ間近な昨今です。


沖縄の民意と「老後と介護」を憲法の視点から

2019年02月24日 | 日々思うこと

24日の沖縄県民投票は辺野古基地埋め立て反対が7割を超え、昨年の知事選の玉城票を大きく上回りました。政府は今度こそ、沖縄県民の意見に真摯に耳を傾けなければならないはずですが・・・。

先週だったか、TV朝日の深夜の『朝まで生テレビ』で、アベ政権よりの論客が「本土に基地を移したら反対運動は沖縄の比ではない」と言っていたことを思い出し、沖縄に押し付けてきた基地問題の深さを垣間見る思いです。

日曜日は海の方も山の方にも雲ひとつない青空で、朝から隣りの孫たちはジュニアスキー教室へ、私は新婦人の会糸魚川支部の“新春のつどい”へと急ぎました。午前中は“老後を豊かに生きるために”、上越市在住で元京都女子大学大学院教授の井上千津子さんの講演「老後と介護」です。

井上千津子さんは1939年生まれで松本市出身、中学教師からホームヘルパーを経験され介護現場に詳しく、2010年に大学を退官されてから各地で“介護カフェ”などでご活躍のとても素敵な方です。

世界に冠たる長寿国になった日本、「長寿は人類がつくりだした最高の芸術」とし、長寿のリスクや介護をめぐる社会状況と問題点を分かりやすくお話しです。何よりも介護を憲法の視点で語られる人が少ないだけに、納得のゆく貴重なお話しを聴くことができました。

夜9時からのNHKスペシャル「大往生~わが家で迎える最期~」を視聴です。人生のしまい方を見つめる番組で、「老後と介護」と自分自身の人生とを重ねる如月最後の日曜日です。


「豊田直巳写真展 フクシマ・7年の記録と記憶」

2019年02月23日 | 地震・原発

今日は上越市高田公園のオーレンプラザで行われている.「つなげよう脱原発の輪 じょうえつの会」主催『豊田直巳写真展 フクシマ・7年の記録と記憶』へ出かけました。

2011年3月11日、東京電力福島第一原発事故の悲惨さと理不尽さが伝わってきます。一部の人たちの欲望による人為的な事故で、数々の写真の“叫びと囁き”から改めて憤りと悲しみです。<25日月曜日まで開催>

昨日と同じく、西の空に沈みゆく真っ赤な太陽を見ながらの帰宅です。パソコンの調子がよくありません。使い続けて6年が経過し、もう寿命でしょうか。フクシマ写真展と重ねて悲しくなります。


再び「死者の立憲主義」と北海道地震と原発

2019年02月21日 | 地震・原発

19日深夜から12度を超える気温にビックリで、昨日も暖かな陽気の中を上越から友人Fさんが所用で糸魚川までやって来ました。折角なので昼食を一緒にと、お目当ての本町通りの蕎麦処泉家さんは水曜日でしたがお休みで、近くの蕎麦屋さんに移動して短い時間でしたが貴重な情報交換のひとときです。

Fさんは昨年9月15日、上田市での第20回『2018信州岩波講座』の「講座Ⅱ 憲法」で、中島岳志さんの「死者の立憲主義」を受講していることで、2日前に書き込んだ「民主主義の劣化」についてさらに詳しくお話しを聞くことができました。

その後は孫の小学校での“祖父母感謝の会”へと急ぎました。卒業式を一ヵ月後にした6年生の企画で、児童の半数以上の“じじ・ばば”が参加する賑やかさで、さいころゲームやトランプなどに興じました。日頃、家庭で接する孫とはまた違い、頼もしい最高学年になって目を細めるよい思い出となりました。

今夜9時22分頃、また北海道北東部で震度6弱の地震発生です。泊原発のことが気がかりですが、極寒の地域に暮らす人たちを案じます。

ところでドイツや韓国など、世界はどんどん脱原発へと舵を切っています。原発はコストがかかり、東電原発事故被害額は70兆円という試算で、故郷に帰れない人たちは福島原発事故から8年が経った今も、4万2,000人余りです。

今、世界中の金融機関が、深刻化する気候変動への懸念から石炭火力への投融資から引き上げていますが、原子力もまた、時代遅れのエネルギーです。それでも東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に固執し、政府と共に必死の推進ぶりが日ごと伝わってきます。

<イラストは「国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 2019」から借用です>

ふと「死者の立憲主義」から「死者と原発」とを重ね、“死者”から学ぼうとしない人間の欲と愚かさがこの地球を破壊する可能性があり、それは地震の比でないことを痛感する終日です。


民主主義の劣化と沖縄県民投票と

2019年02月19日 | 日々思うこと

今日は二十四節季の一つの「雨水」で、雪が雨になり日ごと春らしくなってくる頃で、日中の最高気温が10度を超える3月の暖かさです。

午後から憲法共同センター拡大役員会があり、時間をカン違いし急いで出かけました。各団体役員らと、アベ首相の自衛隊募集発言問題から沖縄県民投票や原発避難計画、さらに4月7日投開票の新潟県議会選挙まで幅広い話題で盛り上がりました。

帰り道のスーパーイチコでは「九州・沖縄フェア」で、芋焼酎の種類の多さに目を見張り、5日後に控えた沖縄県民投票が気になります。

ところで昨夜のEテレ『100分de名著 オルテガ“大衆の反逆”』第3回は「死者の民主主義」で、ゲスト講師は東京工業大学教授で、リベラルアーツ研究教育の中島岳志氏です。実はこれまでの『100分de名著』の「赤毛のアン」や「風と共に去りぬ」などとは違い、「大衆の反逆」は私にとってハードルが高かったのですが、「死者の民主主義」ということで興味深く視聴です。

オルテガによれば民主主義の劣化は「すべての過去よりも現在が優れているという自惚れ」から始まり、過去や伝統から切り離された民主主義は人々の欲望のみを暴走させる危険があると警告です。現在の社会や秩序が、先人たちの長い年月をかけた営為の上に成り立っていることに気づくべきで、数知れぬ無名の死者たちが時に命を懸けて獲得し守ってきた諸権利であるという観点です。

死者たちの試行錯誤と経験知こそが、今を生きる国民を支えており、民主主義は死者たちとの協同作業によってこそ再生されるという、「立憲主義と民主主義」の定義を“死者”の存在で紐解く内容でした。そんなことで今、沖縄県民投票の結果に左右されず、辺野古基地建設を進めていくというアベ政権の暴走を危惧するばかりです。

折りしも昨日は母の祥月命日で平成10年2月、日本中が長野五輪で賑わう中で私にとっては生涯忘れられない厳しい冬で、“死者”である母がいつも傍にいる21年間でもありました。そしてgooから届いた一年前のブログです。冬季五輪、国境を越えたオリンピック精神 

そうそう日曜日の市民スキー大会アルペン競技(ジャイアントスラローム)で、上の孫が今年も入賞です。ジュニアスキー教室では大回転に取り組んでいないだけに、孫のチャレンジ精神に目を細める“ばばバカ”です。


アベ首相の自衛官募集発言とノーベル賞と

2019年02月17日 | 日々思うこと

積もっていた雪も一気に消え出した日曜日、シーサイドバレースキー場では市民スキー大会です。下の孫は鼻水が出ているので大事をとってスキー場へは行かず、学習用具持参でやって来てオセロをしたりDVDを観たりと夕方まで二人でのんびりと過ごしました。

ところで先の自民党大会でのアベ首相の自衛官募集について、「都道府県の6割以上が新規隊員募集への協力を拒否している悲しい実態がある」との問題発言を各紙が取り上げています。野党ばかりでなく与党内からも疑問の声が上がって、2日後の衆院予算委員会でのアベ首相は「正しくは都道府県と市町村だ。自治体だ」と一部を修正でした。ところが“非協力自治体”を解消するため、自衛隊を明記する憲法9条の必要性を主張し、新たな論理を持ち出しているので驚くばかりです。

新潟日報2月17日付け社説『自衛官募集発言 安倍改憲の独善がまたも』と厳しく批判で、「平和憲法の核心といえる9条は戦後日本の道しるべとなってきた。9条を巡る改憲論議が、いい加減な前提に基づく、へりくつやこじつけで粗雑に進められてはたまらない」と・・・。また琉球新報も17日社説で詳細に取り上げています。https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-876635.html

今年も奄美大島から太陽の陽いっぱいの無農薬有機栽培の「たんかん」が届きました。昨年の異常気象で価格は高めですが、遠き島の恵みに感謝し家族で大事に味わっています。

日曜夜9時からのNHKスペシャル、シリーズ平成史第5回「“ノーベル賞会社員”~科学技術立国の苦闘~」を視聴です。2002年にノーベル化学賞の田中耕一氏は受賞以降、メディアの取材を遠ざけて再び表舞台に登場したのは2018年2月でした。アルツハイマー病の発症で脳に溜まるタンパク質の検出に成功で、その知られざる苦闘から科学技術立国再生の道を探る内容で、インタビュアー・リポーターは平成の23年間「クローズアップ現代」でキャスターを務めた国谷裕子さんです。

そのノーベル賞の平和賞候補に、北朝鮮問題で米トランプ大統領をという報道に耳を疑いましたが、どうもアベ首相が昨秋にトランプ氏を推薦していたことが明らかになりました。高額武器の売買をしながらノーベル平和賞とは何たることでしょうか。候補者もさることながら、推薦する方も狂っているのではと呆れてしまいます。

そんな中で、核兵器廃絶を求める署名を毎年夏に国連へ届けている「高校生平和大使」が昨年に引き続き、ノーベル平和賞の候補に推薦されノルウェーのノーベル賞委員会で受理されたという嬉しいニュースを1月にキャッチしながら、そのままになっていたことを思い出だす一日の終わりです。


今冬一番の大雪と日本政府の武器バク買い

2019年02月15日 | 日々思うこと

昨朝の大雪にビックリで深夜に静かに降り積もったようで、家の周辺では30センチほどの積雪です。除雪車も町内に出動ですが、この程度で豪雪地帯の人たちには笑われそうですが、海沿いでは一晩に30センチは大雪です。

今朝も氷点下の冷え込みで、洗面所の庇に今冬初のツララです。駐車場の除雪が大変で、とうとう車を出せずに外出を取りやめです。インフルエンザの上の孫は熱が下がって元気になり、私を含めて家族が感染することもなくホッとしました。

このところの日韓の外交の冷え込みが気になっていますが、今夜のニュースで米トランプ大統領は、国境の壁建設予算を確保するための「非常事態宣言」です。これは議会の承認なしに大統領の権限で予算を確保できる強硬手段で肌寒さを感じます。

そして今、日本政府による高額武器バク買いが問題になっています。昨年11月30日、ブエノスアイレスで開催されたG20(主要20カ国・地域首脳会議)で、トランプ大統領はアベ首相と会談した際の冒頭に「日本はF35などたくさんの我々の戦闘機を購入しており、とても感謝している」と発言でした。

これこそが悪夢のアベ政権ですが、支持率が一向に下がらないのが不思議です。いかなる武器でもその使途の先には必ず人の命が標的にされていることを忘れてはならず、ゲーム感覚での無軌道な武器バク買いにより、社会福祉や教育に支障が生じることを見落としてはなりません。


自民党政権はバラ色なのか、75年目のトラック島の真実

2019年02月13日 | 日々思うこと

今日も昨日の同じく、気温0度前後の雪がチラチラと舞う寒さで、上の孫がとうとうインフルエンザA型に感染し高熱で苦しんでいます。

10日の自民党大会でのアベ首相の「悪夢のような民主党政権」という発言を巡り、連休明けの衆院予算委員会では炎上です。撤回を求められても「自民党総裁として私の考えで、言論の自由がある」と開き直りですが、それではアベ政権はバラ色なのか、この6年間の“自民一強”のアベ政権こそが悪夢ではないのかと受け止めてしまいます。

また昨日、水泳の池江璃花子選手のツイッターでの突然の「白血病」について、桜田五輪大臣の無神経な発言を野党から追及されると、こちらは直ぐに撤回です。さらに「オリンピック憲章を読んだことがあるか」と問われると「話しは聞いたことがあるが、読んでいない」と、何とも大臣資質に呆れるばかりです。

写真は行きつけのスーパーイチコの書籍売り場での『通販生活』です。憲法改正について、国民投票の不平等さを訴えたカタログハウスのことは1月5日付けでも書き込み済みです。「9条球場」公平な国民投票を訴える通販生活

その国民投票について、11日の建国記念日に市内で行われた第4回「糸魚川建国記念の日奉祝式典」について、本日の地元タイムス紙に掲載です。元市議会議長の倉又稔実行委員長が挨拶で憲法改正の必要性に言及し、「最終的には国民が国民投票で決めること」とし、地元選出の高鳥修一衆議・農水副大臣が「建国記念日に寄せて」と国政報告を行ったそうで、地域のトップリーダーらが集まるだけに注視です。

そんなこともあって今夜のNHK、歴史秘話ヒストリア『南の島は戦場になった トラック空襲75年目の真実』を視聴です。75年前の太平洋戦争を左右する決戦の舞台となった南太平洋ミクロネシアのトラック諸島、周辺海域には空襲の標的となった40隻をこえる日本軍の船が沈む美しき海の墓場です。

 NHKHPより、日本の真珠湾 トラック島

太平洋戦争下のトラック島には、日本海軍の連合艦隊を支える物資輸送のため、民間からの徴用船がたくさん送られました。戦局の悪化でアメリカ軍の大艦隊に連合艦隊は決戦を挑まず撤退し、取り残された徴用船とその船員たちには壮絶な運命が待っていたことを知りました。

4Kカメラによる初の大規模潜水調査による数々のスクープ映像を取り上げ、零戦や戦車、乗組員と思われる大量の遺骨からは、戦争の生々しい爪痕が浮かび上がる衝撃映像で、75年前のトラック空襲の真相と船乗りたちの悲劇に迫る貴重な番組です。※再放送 2月16日(土)10:05~10:50

いかなる人も思想信条は自由ですが、大人たちは今、戦争とはどういうことだったのか、まだ100年も経たない先の戦争へ目を向けるべきで、再び同じ道を進むことは許されず見逃してはならないことを痛感する寒い夜です。


食べることは生きること、朝ドラ「まんぷく」と

2019年02月11日 | 日々思うこと

昨夜の氷点下の冷え込みから、連休最後の日は最高気温が5度台で風もなく穏やかです。日課の一つになっている野鳥へのエサやり、庭の踏み石にパンクズなどを撒いて置くとスズメたちがいつの間にか食べ去って、彼らも生きることに必死です。

また“飲む点滴”の甘酒はいつも米麹を求めてヨーグルトメーカーで作っているのですが、今回はチョッとおっくうになりスーパーの市販の甘酒です。妙高市の酒造の妙高産の麹だけの無糖のもので、少し薄めて生姜をすりおろして身体を温めましたが、やはり自家製の方が美味しいですね。

お花のないこの季節、外に出ている鉢物は雪に覆われており、玄関の風除室に取り込んだ鉢花が元気です。春になったら気合を入れてガーデニングをと思う昨今で、やりたいことがいっぱいです。 

ところでNHK朝ドラ『まんぷく』も第20週「できたぞ!福子!」で、ますますおもしろくなってきました。「食べることが大事」と言う日清食品創業者について出版されている本の多いことが知り合いのNさんのfbから伝わりました。

安藤百福 私の履歴書 魔法のラーメン発明物語 (日経ビジネス人文庫))、寒いこの時季こそ読書三昧(?)、心の栄養補給も怠らないようにと思う終日です。 


氷点下の寒さと「宮沢賢治 銀河への旅」

2019年02月09日 | 日々思うこと

昨8日深夜から氷点下の寒さで、9日朝にはまた白銀の世界が戻ってきました。とはいっても海沿いなので数センチの積雪で、町内に除雪車が出動するほどの降雪ではありません。

今日から三連休で、隣りの家族は上の孫を除くみなそれぞれがスキー場へと出かけたことで、上の孫と過ごすことになりました。午後2時頃に直江津まで出かける孫を駅へ送ってから、行きつけのスーパーで買い物です。

店頭はバレンタインチョコと雛あられとの雑然さで、驚くことに早くもウドやこごめなどのハウス栽培の山菜が並んでいます。魚沼産地のものが多いようで、「こごみ」と表示されたパックの手前の価格には「こごめ」と表示され、同じ山菜でも地域での呼び方が違うことが伝わります。

そして日中の気温は氷点下ですが、チラチラと降る雪はそれほど積もらず10センチ位で、北海道での氷点下30度の最強の寒気を思えば、まだこの寒さも序の口のようです。夕方6時過ぎに直江津まで出かけた孫が電車で無事に帰って来て、“かわいい子には旅をさせよ”とは良く言ったもので、その成長に目を細めます。

旅といえば、夜11時からEテレ特集『宮沢賢治 銀河への旅~慟哭(どうこく)の愛と祈り~』を視聴です。宮沢賢治には、生涯をかけて愛した同い年の男性がいたことを取り上げ、「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」などの代表作誕生の背景に、同級生との深い交流が明らかになりました。

残された賢治の手紙やノート、資料などを改めて読み解き、新たな“賢治像”が浮き彫りで、岩手の四季折々の景色や、ドラマを織り交ぜながら賢治の心の風景にも迫る番組です。

明日の日曜日は雪も小康状態のようで、孫たちはジュニアスキー教室へ・・・、一年を通してこの季節しかできないスキーを満喫です。私といえばコタツで猫のように過ごすことになりそうです。


快晴のスキー授業とメルケル首相の来日と

2019年02月07日 | 日々思うこと

昨日は雲一つない快晴に恵まれ、下の孫の小学校ではシーサイドバレースキー場でのスキー授業で、本日のタイムス紙に大きく掲載です。毎年、学年別に行われている行事で、初めて挑戦する児童もいるそうで小さい頃の体験は大人になってよい思い出になることでしょう。ちなみに上の孫は先月、2週間前にすでに終了でパパは両日休暇をとっての指導協力でした。

抜けるような青空の外出からの帰途、こんな日は頚城の山々を撮らねばと、いつもの姫川桜づつみへ立ち寄りました。写真左のドーム焼山から右の猫の背の雨飾山の稜線がきれいで、手前の田んぼには雪がなく春がもう直ぐのように感じます。

この暖かさでフキノトウが出始めて、大和川の和食処「さくら」の天ぷらにも添えられて、今年初めて味わうほろ苦さです。

今日は日中の気温が15度を超え、しばし国会中継に耳を傾けました。衆院から参院予算委員会に移り、統計不正問題など野党から鋭い追求が続くも答弁側はだじだいで、この人たちは誰のために仕事をしているのかと首を傾げてしまいます。

夕方、宿題が終わったという下の孫がやって来て、昨日のスキー授業のことなど会話が続き、パラレルターンができることが嬉しそうです。“蛙の子は蛙”で、どうもスキーができない私が不思議そうなので「直滑降はできるけど止まれない」と言うと大笑いです。

ところでドイツのメルケル首相の来日で、日本のメディアはドイツという国があまり好きでないのか、伝え方にいささかの疑問を感じています。

夜には段々と気温が下がって、寒暖差は12度以上です。明日は史上最強の寒気という予報ですが、何だかピンとこない終日です。


春一番と大荒れ国会と辺野古基地の軟弱地盤

2019年02月05日 | 日々思うこと

昨日は立春、北陸地方は平年より10日早い春一番で、深夜3時の糸魚川アメダスでは南よりの強風で14.4度、糸魚川能生では16度を記録です。今朝は平年並に下がって、暦の上では春ですが厳しい寒暖差を感じます。

外出を延ばしてNHK国会生中継、衆院予算委員会を視聴ですが、アベ首相らの答弁に呆れるばかりです。野党議員らは統計不正問題に集中し、前年比の実質賃金の伸び率がプラスかマイナスかの質問について、まともな答弁を避ける姿勢に怒りを感じます。

根本厚労省大臣に及んでは、総務省が出した統計だから分からないと言い訳答弁が長々と続きます。これでは国民に隠ぺい、アベノミクス偽装と受け取られても仕方がありません。

国会中継の途中で外出し帰途の夕方、国道8号姫川大橋から堤防沿いに逸れた姫七発電所の放水口からの清流を久しぶりに撮りました。ここの少し上流の姫七発電所周辺の里山には雪がなく、堤防沿いの桜の木々に心なしか春の訪れを感じます。

夜のニュースでは、野田市の少女暴行事件の新たな真相が判明し、児童相談所など教育関係者らの保身性と言い訳が伝わります。土曜日に上越の友人と「母親へのDVもきっとあるよね」と話していただけに「やはり」の思いで、大人たちの判断ミスで救えなかった小さな命に胸が痛むばかりです。

また麻生財務大臣兼自民党副総裁の「子どもを産まない方が問題」発言に、「またか」の思いです。国会で追究されると「誤解を招いたのなら撤回」という姿勢に、撤回すればよいのかと3年ほど前にも同じ発言があったことを思い出します。少子化対策を最重要課題として取り上げてきたアベ政権、そのナンバー2がこの認識ですから、いったいこの先どうなっていくのかと案じてしまいます。

そして今日の国会でも取り上げられた、沖縄辺野古基地建設で政府は大浦湾の海域に、杭約6万本を打ち込む工事を検討していることが明らかになりました。この国に民主主義があるのか、こんな政権がいつまで続くのかと怒り心頭の一日の終わりです。

3日付け琉球新報<社説>『軟弱地盤に杭6万本 荒唐無稽な工事をやめよ』https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-870361.html?fbclid=IwAR1HJYLst-EIim0fIuNxZKCu0_tvMn0ERMz7Teo5GfzWB2tkeuLDx7vy3ww


節分の豆まきと食料自給率とアベノミクス偽装と

2019年02月03日 | 日々思うこと

昨土曜日はポカポカ陽気の中、久しぶりに上越市へと車を走らせました。友人との昼食は広島産のカキフライ定食で、写真をすっかり忘れてしまいました。話題は野田市でSOSを発信していた10才の少女に周囲の大人たちが助けて上げられなかったことなど、教育談義に話しが尽きません。

昼食の後に孫の顔を見に行く予定でしたが、寝てしまったというので取り止めることにして“おしゃべり”が続き、暗くならないうちにと夕陽を見ながら帰途に着きました。

日曜日の今日も最高気温が10度を超える3月の陽気で、上の孫は大人に混じってのスキー1級検定に挑戦です。雪国で育ちながらスキーのできない私は、大人でも容易でない検定に挑む孫が頼もしくその成長に目を細めます。

そして今日は節分、「鬼は外、福はうち」での豆まきで、恵方巻きは甲(きのえ)東北東を向いて一気にパクリのようです。我が家では昔から豆まきは落花生で、大豆の記憶がありません。大豆は五穀の一つで“穀霊”が宿るとされ、コメに次いで神事に用いられ“悪霊”を払うことで厄落として節分にも使われてきました。

ところで毎日の食卓に欠かせない味噌や醤油や豆腐など、大豆の自給率は7%程度で輸入大豆が大半ですが、店頭には「国産大豆」と表示したものが余りにも多く、その偽装に疑問を抱いています。参考まで農林水産省HPを開いて見ると、アメリカからの輸入量は約7割で、カナダ・中国が続き、輸入がストップしたらどうなるのかと考えてしまいます。http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/d_tisiki/index.html#Q18

写真は上の孫の大好物のムースで、いたって簡単で純正生クリームに自家製ヨーグルト、オリゴ糖をたっぷり入れてゼラチンで固めるだけで、今日はイチゴの薄桃色のムースにカットイチゴをトッピングで完成です。1千円ほどの材料費で10カップができるので、時間があるときは小まめに作っています。同じ兄弟でも好みが異なり、下の孫はムースよりもスイートポテトが大好きで、食べるものがあるということは幸せなことですね。

そんなことで人類の歴史をみると人は食料不足で争い、国が平和であることは軍事力ではなく、古代ローマ帝国の滅亡の一因の食料自給率の低さによる食糧不足と今日の日本を重ねてしまいます。そして厚労省の勤労統計調査不正問題だけでなく、アベノミクス偽装と食料自給率を注視していかねばと、平成最後の節分の日です。


農産物輸入自由化による食糧危機と食の安全保障

2019年02月01日 | 日々思うこと

早いもので今日から如月2月で、深夜から降り出した雪は朝にはほんのわずかの積雪です。日中には気温2度の寒さながらも青空で、外出予定の午後3時頃まで参院本会議「代表質問」に耳を傾けました。

野党各党の質問に対してのアベ首相の答弁を聞いていると何だか気分が悪くなってくるようで、特に統計不正問題は厚労省だけでなく、ベ政権全体の問題であることが伝わってきます。

日中の抜けるような青空で、屋根の雪もすっかり消えてしまいました。夕方、所用を済ませての帰り道、西の空が茜色なので太陽が沈まないうちにと急ぎ、家の近くまで来て車を停めて撮りました。

夜のTV各局では、2月からの日欧EPAの発効で、輸入ワインなどの価格が下がったことを一斉に取り上げています。そして日米FTA交渉が成立した場合、かってない巨大な規模の輸入自由化協定が始動し、日本のコメや牛肉・豚肉などの重要品目といわれる農産物が正念場を迎えることなどはまったく伝えていません。

またTPP11が2018年12月30日に発効し、即時関税撤廃となっている水産物も含めて、安価な輸入農産物が市場に出回ることで、日本の農林水産業は大打撃で、北海道の酪農経営は窮地に追い込まれてしまいます。さらに現在38%の日本の食料自給率をますます引き下げ、目先の安価が食の安全保障の上でも大きな問題になってゆくことでしょう。

月刊『食べもの通信』編集スタッフでフリーライターの小倉正行さんの記事が『ビジネスジャーナル』のランキング1位です。安倍政権、かつてない農産物輸入自由化で“食糧危機”へ…食料自給率が危険水準に