すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“統計国会”と降雪時の原発事故想定の避難

2019年01月30日 | 地震・原発

睦月1月もあっという間に過ぎ去ろうとしている今日は、朝から春のような穏やかなポカポカ陽気です。隣りの2階の窓からの夕陽の黒姫山も小雪で、庭の桜の枝先も少し膨らんできたようで、お日さまの力はスゴイですね。

隔日のブログでこれまで書けなかったことの一つに、沖縄辺野古基地の賛否を問う県民投票について、「どちらでもない」という三択が県議会で決まりました。「どちらでもない」というために投票所へ出かけて行くのであろうかと首を傾げますが、沖縄有権者の3割の意思が無駄にならなかった点は評価すべきで、その背景にはハンガーストライキをしていた若者の存在を忘れてはなりません。

また月曜日から通常国会が開幕し、どうやら“統計国会”になりそうな気配です。このところの厚労省の統計調査については呆れるばかりで、第三者委員会の“いい加減”さといい、お役人もここまで来ると不正をすることが当たり前のようで、かっての“消えた年金問題”の教訓が生かされていないことが残念です。

一昨日、柏崎市の桜井市長は東京電力柏崎刈羽原発の夜間の降雪時の事故を想定し、避難経路を車で走行して道路の状況や危険箇所をチェックです。今回は十日町市への避難経路で、桜井市長は「現状の避難計画の非現実性を確認し、災害対策特別措置法を改正し、除雪費用の措置、除雪支援を国に求める」と表明です。

しかし一度事故が起これば周辺30キロ圏内に限らず、もうそこに住めなくなるようなリスクのある原発を、一時的な避難計画を作って動かそうとしていることが非現実的ではないのかと、昨日のローカルニュースを見ながら感じました。さらに地震時の原発事故の場合には、おそらく避難道路も寸断されることでしょうし、やはり完全な避難計画があっても原発再稼働は認められないと再認識です。

写真は一年前の綿帽子のような桜の木で、ブログでは大雪の大変さを書き込んでいました。水道管の凍結とインフルエンザとガラ空きの送電線と

そして今日は、茨城県東海村の核燃料サイクル工学研究所で放射性物質漏れというニュースに驚き、身も心も凍えるような夜になってきました。


大坂なおみ選手と朝ドラ「まんぷく」とオーストラリア

2019年01月28日 | 日々思うこと

昨夜からの冷え込みも今朝は南よりの風で気温が少しずつ上がってきました。今冬の積雪は山間部に集中し市内のスキー場は大喜びで、日曜日には孫たちも楽しんできたようです。英検に初めて挑戦した上の孫に「どうだった?」と聞くと、結果発表は先でも「大丈夫、自信あるよ」と・・・。

一夜明けて感動覚めやらぬ今日も初優勝の大坂なおみ選手(21)をメディアは取り上げていますが、とにかくスゴイ快挙を“やってのけた”アスリートです。優勝の賞金額が410万豪ドル(約3億3千万円)と男子選手と差がないことや、主アンパイアーが女性であったことにも開かれた全豪オープンの素晴らしさを感じます。

そして大坂なおみ選手の胸にはいつも赤いワッペンで、日清食品グループがスポンサーであることが伝わります。ところが、その日清食品のアニメCMで、大坂なおみ選手の肌の色が実際より白すぎると批判を受けてCM動画を削除してしまいました。

これについて大坂選手は、全豪オープンの準決勝後の記者会見で、「今は試合に集中している。試合が最優先事項だ。関係者とも話をしたし、謝罪の言葉もあった。私の肌の色は、見ればすぐにわかることで、故意に白く描こうとしたわけではないと思うが、次に私をモデルにした映像や画像を作るなら、私に相談するべきだと思う」と、実に爽やかなコメントであったことを本日のNHK NEWS WEBが伝えています。

ところで日清食品といえば世界初のインスタントラーメンですが、その創業者夫婦を描いたNHK朝の連続ドラマ『まんぷく』は第19週に入り、「10歩も20歩も前進です!」で、即席ラーメン誕生までの苦労が伝わり見逃せません。

そして全豪テニスも幕を閉じましたが、オーストラリアは何だかいつも親近感を覚える国です。もう20年も前のことですが、下の娘が高校を卒業して「大学で学びたいことがない」と突然、文部省でワーキングホリデーの手続きをしてオーストラリアへ飛んで行ってしまい、母を亡くしたばかりの私は寂しさと不安でいっぱいでした。

その後、ビザが切れて帰国した娘は母親の私をはるかに超え、そのグローバルさに驚くばかりであったことを思い出します。また学校で習った英語が現地では通用しないことや、選挙で棄権をすると罰金が徴収されるなども知り、“可愛い子には旅を・・・”を痛感でした。

一年前のブログでは、反骨の政治家、野中広務さんの訃報を書き込んでいました。すっかり忘れている一年前をこうして記録を残すっていいものですねえ。このところ隔日の書き込みになっていますが、風邪も引かずに何とか元気に過ごしています。


冬将軍と地震と原発と全豪テニス

2019年01月26日 | 地震・原発

昨夜から天気予報が的中し、気温低下で雪が降り出してきました。今季一番の寒さの冬将軍到来で上越市ではかなりの降雪ですが、海沿いの我が家の周辺の積雪はほんのわずかです。

インフルエンザの猛威で学級閉鎖の拡大が続く週末、隣りの上の孫は英検5級に挑戦で、弛まぬチャレンジ精神にエネルギーの塊りを感じます。下の孫は明朝からジュニアスキー教室で、私はコタツに潜り込み全豪オープンテニス女子決勝戦に釘付けです。

本日午後2時過ぎに九州熊本地方で震度5の地震が発生し、続いて5時過ぎに岩手県沖でも震度4の地震発生です。狭い地震列島の中で原子力発電所を考えると逃げ場がなく、地震の度に怯えながら暮らすことに明るい未来があるのでしょうか。

アベ政権が成長戦略の柱と位置付けた原発輸出が総崩れです。東京電力福島第1原発事故の後、国内では原発の新増設が困難になり、海外への輸出に活路を見いだそうとしていましたが、企業は採算が合わないと判断で、かつての「夢のエネルギー」は「もうからないビジネス」です。

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の特別委員会は18日、再生可能エネルギーの急成長と化石燃料の終焉(しゅうえん)により、国際政治に大きな変化が起きているとする報告を発表です。そんな中での日本政府の原子力エネルギー依存への責任を感じてしまいます。

年暮れに、正月の花飾りで不要になった切り端の花枝を惜しんで小さな花瓶に飾り、寒い洗面所に置いたことでまだまだ元気で和ませてくれます。

一年前のブログで、車庫の水道蛇口からのホースが凍結する厳しい寒さであったことや、原発行政について書き込んでいたことがgooから伝わりました。氷点下の寒さとインフルエンザと原発行政

今夜8時過ぎ、全豪テニス決勝戦で大阪なおみ選手が初優勝です。これまでの試合すべてを中継で観戦し応援してきただけに感無量で、世界ナンバーワンの瞬間に涙が出てくる嬉しい感動の終日です。


豪雪地帯と南の沖縄辺野古と参院選

2019年01月24日 | 日々思うこと

昨23日は南寄りの風で日中の最高気温が10度を超えました。今冬は町内に除雪車が出動することもなく、幹線道路の消雪パイプから水が出ることもない日が続きます。

広い新潟県にあって中魚沼の津南町では2メートルを超える積雪で、「お友達」Oさんからご自宅周辺の絵葉書のような写真が昨日届きました。これはまだ序の口だそうで、あっという間に一晩の降雪で家を被いつくす豪雪地帯です。

あっという間にというと、沖縄辺野古基地の埋め立てが進んでおり、昨年9月の県知事選で辺野古移転に反対の民意が示されたにもかかわらず、アベ政権は建設工事を強行です。

日刊ゲンダイ22日付けでは、『「辺野古新基地は違憲」 憲法学者ら120人超が声明発表へ』と伝えています。声明では「基本的人権の尊重や民主主義、地方自治という日本国憲法の重要な原理を侵害、空洞化するものだ」と指摘し、その上で「辺野古新基地建設に関わる憲法違反の実態と法的問題を社会に喚起することが憲法研究者の社会的役割である」と・・・。

ところで夏の参院選を前に、新潟選挙区(改選1議席)で立憲民主党の風間直樹参院議員が不出馬という情報が数日前に流れて大騒ぎです。昨日の国会での記者会見で、新潟6区衆院選挙区へ本人の意思で“くら替え”ということが夕方のローカルニュースで報じられました。私も6区有権者として今まで、梅谷守元県議の衆院への挑戦を支えてきただけに、ただならぬ事態に選挙区の知人らと交信の終日でした。

“政治の世界は一寸先は闇”といわれるだけに、何が起こるか分かりません。昨日の畑での生ゴミ処理中に、愛用の帽子が強風で吹き飛んでしまいました。頭から外して傍に置いたのがいつの間にかなくなって、風下など広範囲に探したのですが見当たりません。

何年か前に富山市内のデパートで、下の娘から選んでもらったウールの高級感のある帽子だけに、大切に扱わなかったことで私から離れていったようで悔やんでいます。人生これから先も何があるか分からず、丁寧な時間を過ごしてゆきたいと思うこの頃です。


疲れ果てた通院と恵方巻きの大量廃棄

2019年01月22日 | 日々思うこと

昨21日月曜日、インフルエンザで学年閉鎖だった上の孫は5日ぶりの登校です。私は諸事情であまりご縁のない市内の総合病院へ、予約時間から待つこと1時間以上、やっと診察を終えてから会計を済ませるまで時間を要して、慣れないこともあり病院へ行ってさらに“病人”になるようで疲れてしまいました。

出かけついでにと、午後から行き付けの歯科医院に予約を入れたものの、これがとんだミスマッチです。こちらも待つこと1時間余りで、治療を終えて疲れ果てて夕方帰宅です。

何だか身体の悲鳴が聞こえるようで、夕食後に横になっていると心配した上越の娘から電話で「おかあさん!インフルエンザが流行っている時に何で歯科医院!?、口を開けっ放しで・・・」と叱られてしまいましたが言われてみればその通りです。待合室には風邪の人も多く、治療台の隣りの中年男性もマスク着用でかなりの重症のようでした。そんなことで自分の身体は自分で守らねばと、今日は外出を控え身体を労わり休息です。

昨夜の満月を見ることもなく、今夜も厚い雲でお月さまを見ることができません。両親が好きだった米納津屋の「雲隠れ」、正月に弥彦神社へ初詣に行った隣りの娘家族からのお土産で、メレンゲの中に卵の黄身で「雲隠れ」という名前もいいですね。

寒さの厳しい大寒を越した先には立春です。そういえば病院の帰りに久しぶりにコンビニへ寄ると、節分の恵方巻きの注文が目に留まり商戦の厳しさが伝わってきます。農水省は恵方巻きの大量破棄に警鐘ですが、年間を通しての食品ロスがいつも気になります。

明日は晴れ間を見ながら台所で溜まった生ゴミの処理をしなければなりません。冬の間の処理が一番面倒で挫折しそうになるものの、ゴミ焼却場で大量のエネルギーが必要なことを考えると、一人でもできるエコライフです。

夜になってパソコンに向かうと接続がうまくゆかず、こちらはどうすることもできない不調で明朝にアップロードです。 


石牟礼道子さんの能「沖宮」と原発輸出の凍結と

2019年01月20日 | 地震・原発

1月も早や20日、インフルエンザの感染拡大でイベントを中止するところも多く、私も外出を控えてのんびりと静かにしています。

昨夜、ETV特集で『ふたりの道行き 志村ふくみと石牟礼道子の“沖宮”』を視聴です。水俣を描き続けてきた作家の石牟礼道子さんと、長年の友人で人間国宝の染織家の志村ふくみさん、二人が最晩年をかけ挑んだ「能」にこめられた思いに迫る番組です。

舞台は、石牟礼さんの故郷の天草で、人々を干ばつによる飢え死にから救うため雨乞いの生けにえとなった少女あやと天草四郎、その死と再生を描いた物語で志村さんの草木染の衣装が彩り、齢(よわい)90を超えたお二人が日本の行方を案じ、甦りを念じた“道行き”を見つめる心に響く内容でした。

少し痛みかけたさつま芋で孫たちの好きなスイートポテトを作りました。いたって簡単で、茹で上がったさつま芋にバターと牛乳と粗糖を少し加えて、アルミ型に入れてオーブンで10分ほど焼くと完成です。

この季節にはいつも糸魚川市HPから市内9個所の観測地点の毎朝9時の積雪状況を見ていますが、昨年の同じ頃の災害並みの大雪からみれば今年は「大雪警報」の発令もなく大助かりです。

写真は昨年のブログから、洗面所の窓から氷柱(つらら)と隣りの家の屋根雪を撮ったものです。

ところで今、台湾へ旅行中の新潟市のブログの友Kさんから原発について、「台湾では元台湾電力(日本の東電)の幹部だった人さえ、日本の福島の例を挙げて、もう駄目でしょう、完成した原発も動かないでしょうと断言」と・・・。日本政府の見解はすでに世界で通用しないことが伝わります。


基地と原発と呆れる自民党政権

2019年01月18日 | 地震・原発

1月も半ばを過ぎた沖縄では辺野古基地建設の賛否を問う県民投票を巡り、投票する権利が奪われるという事態が起きています。来月24日に実施される県民投票に複数の自治体が「参加しない」ことを表明し、有権者の3割が投票できないという異例の事態になっています。

参政権の1つである住民からの直接請求を経て実施が決まった県民投票が、市長の判断によって不参加を決めることは法的に問題も多く、 特定の市に住んでいただけで県民投票に参加できなくなるのは、憲法14条にある法の下の平等に反する平等権の侵害にもなります。

首都大学東京の木村草太教授も「県民投票に反対するのであれば、端的に(投票で)棄権すればよくて、県民投票に参加したい人の権利を自治体の長が奪ってしまうことの方が問題である」と主張です。ところが自民党国会議員の宮崎政久衆議院議員は、この県民投票を妨害で否定的な市町村議会に丁寧な妨害工作を“指南”です。

16日夜のTBSNEWS23で、宮崎衆院議員の「別の投票方法を希望されている地方議員の皆さんに、少しのアドバイスをして真摯な意見交換をさせていただきました。圧力をかけたなんていうことは、みじんもありません」との言い訳が伝わってきました。

ところで日立製作所は17日の取締役会で、イギリス中部で進められている2基の原子力発電所の建設計画への参加を凍結すると発表です。記者会見で日立製作所の東原敏昭社長は「意思決定を先送りすることで、さらにプロジェクトのコストがかさむ、将来にリスクを持ち越さないことが重要」と・・・。約3000億円の損失計上ということです。

原発輸出への東芝や三菱重工などの動きもあって、国策として進めてきた原発輸出は頓挫ですが、経産省世耕大臣は「世界に誇れる日本の原発技術・・・、現状のエネルギー政策に変更はなく、日本政府として責任あるエネルギー政策を進めていく上で、あらゆる選択肢、可能性を追求していく」とのコメントでした。

福島第一原発事故からもう直ぐ8年、その収束もままならない中での政府見解、世界の潮流は“脱原発”で平成から新しい時代へ向かっての沖縄基地問題といい自民党政権には呆れるばかりです。

明日は土曜日、上の孫は朝からシーサイドバレースキー場へ、下の孫は日曜日にジュニアスキー教室で栂池高原へと雪を楽しんでいます。そんなことで下の孫だけ今夜は我が家へお泊りをすることになり、お布団を出して温めるなどチョッと落ち着かない終日です。


インフルエンザとイノシシと貫通石

2019年01月16日 | 日々思うこと

昨日とは打って変わって今日は朝から冷え込み、最低気温が1度台の寒さです。3学期がスタートして市内小中学校ではインフルエンザの感染が広がって、孫たちの小学校でもとうとう6年生が学年閉鎖となりました。18日(金)までとなっており、来週21日(月)からの登校です。私も不要不急の外出はできるだけ避けて過ごさねばなりません。

糸魚川駅アルプス口の駅ロータリー付近で昨夜、5・6頭のイノシシ集団を駅関係者が目撃というニュースに驚きです。駅周辺は住宅も多く、美山丘陵までは数キロとあって今までなかっただけに、山に食べ物が不足しているのでしょうか、被害がないものの今冬は雪が少ないだけに気になる亥年です。

また美山公園内のフォッサマグナミュージアムで貫通石を展示中です。(3月末まで)日本最長(世界2位)の青函トンネルと北陸自動車道の子不知トンネル、名立トンネルの貫通石の展示で、これらは日本海と北アルプスをつなぐ登山道「栂海新道」をつくった故小野健さん寄贈標本です。トンネルが「意思(石)を貫く」ことから、“願いがかなう石”として受験生や就活生にご利益で安産祈願石もあるとかで一度見学したいと思います。

梅原猛さんの死を惜しむ声が各方面から伝わってきます。梅原さんは福島第一原発事故の際には、政府の復興構想会議で「文明災」と批判をされていました。とかくお役所の審議委員などは“お気に入り”の人が多いだけに、やはり「知の巨人」であったことが伝わってきます。

明日から冬型の気圧配置で、雪が降りそうな天気予報です。どなた様もインフルエンザにはお気をつけて、できるだけ人ごみは避けてご自愛くださいますよう。


古民家再生と人類の理想「憲法守れ」と訴えた人たち

2019年01月15日 | 日々思うこと

亥年も早や小正月で“賽の神”行事を三連休に行った地域が多く、今日は朝からの南風で日中の最高気温が12度を超える暖かさです。

小正月といえば“小豆がゆ”ですが、簡単お汁粉を作りました、このところ小豆を煮ることもなく、市販の小豆缶詰で徳島産和三盆と北海道産の小豆100%を求めています。小豆には炭水化物の他にアミノ酸も豊富で、ビタミンB群やカリウム・カルシウム・鉄分なども含まれて、無病息災を願う日本人の知恵を感じます。

昨日は雪の少ない上越市の友人Iさん宅へ、Fさんと一緒に出かける計画があり、ウキウキしながら車を走らせました。Iさんは上越市の山深い中ノ俣集落で暮らし“山の幸”などを市内の“市”で販売する生業で、2年前の春に自宅を火災で失いました。昨年に市街地から少し離れた住宅地に古民家を求められ、お誘いを受けていたので新年早々に伺うことになりました。

外観では今風の住宅ですが、家の中に入ると今まで見たこともないような大きな欅の梁や柱に目を見張りました。持ち主の方が25年ほど前に、山間の築200年ほどの民家の部材を移築して建てられ、高齢になり手放したという高級感あふれる古民家です。薪ストーブもあり、柔らかな温もりの茶の間の掘りコタツで、欅などの古木に囲まれての政治談議などで話題が尽きません。写真をいっぱい撮るつもりが“おしゃべり”に夢中で、あっという間に夕方になってしまい急いで心温かくして帰途に着きました。

TVドラマ『家政婦は見た』シリーズや『日本昔ばなし』などで活躍された女優の市原悦子さん(82)の訃報を各局から伝わってきます。

上の写真は戦後71年の8月14日の赤旗日曜版の掲載記事です。長年、戦争童話を朗読してきた市原悦子さん、戦争の流れが止められなくなる前にとの思いが伝わってきます。

そして戦後を代表する哲学者で戦争反対の姿勢を貫いた梅原猛さん(93)の訃報です。故井上ひさしさんらと共に市民団体「九条の会」設立の呼び掛け人に名を連ね、人類の理想として憲法9条の意義を訴え続けてこられました。

老いをも寄せ付けず「90歳を超えて、自分の哲学を磨く時が来ている」と、いつも旺盛な好奇心と探究心の梅原猛さんでした。慎んでお二人のご冥福をお祈り致します。

写真は頂き物の佐渡産のかき餅ならぬ“さつま芋餅”です。何でも蒸したさつまい芋を一緒にして餅を搗くそうで、丁寧に切って藁でまとめての保存食で、先人の知恵に目を見張ります。限りあるいのちの中で、古民家再生といい受け継がれてゆくことに人類の知恵の深さを感じながら、戦争ほど愚かなことはないと痛感する小正月です。


合格祈願の貫通石と放射性汚泥の米軍とのトモダチ作戦と

2019年01月13日 | 地震・原発

三連休の今日はドンより雲の中、朝から隣りの孫たちはパパと3人で市内シーサイドバレースキー場へ出かけました。

実は昨日、隣りの6年生の孫が県立直江津中等教育学校を受験しました。ブログ書き込みを躊躇っていたのですが、本日の上越タイムス紙で大きく写真入で掲載されたことで、備忘録としてオープンにすることにしました。

昨年の夏過ぎに直江津中等教育学校を選択する孫に、「遠距離通学は朝も大変だから先ずは地元の中学校へ行ってから、3年後に考えれば・・・」と伝えました。ところがその日の夜に娘から電話が入り、突然「お母さん、余計なことを言わないで!本人がやる気で決めたのだから!」とガチヤン!! 言われてみればその通りで、本人の意思とあってその後は距離を置いて見守ることにしました。

そして県内6中等教育学校で直江津校が一番競争率が高いことで案じてきましたが、結果はともあれ本人のこれまでの努力が無駄にはならないとファミリーで励まし続けてきました。試験日前日の11日、JR西日本糸魚川駅では恒例のトンネル貫通石を合格祈願のお守りとして先着順に配布で、根知のジジは早朝3時過ぎに並んで2番目にお守りをいただいて来ました。今回はH18年の北陸新幹線の高の峰トンネル工事で採取されたもので、孫はH18年生まれとあって縁起のよさを感じます。

正直のところ、中等教育学校について個人的に戸惑いもあったのですが、昨日の前川喜平さんの講演「向かう道は自分で決めよう!」で払拭された思いでした。「臨教審」の教育改革でも早くから中等教育学校の設置が謳われており、学び考える教育の大切さが伝わってきました。

また昨年9月、須坂市での「信州岩波講座2018」でも前川喜平さんは「学ぶことは憶えることではない」と主張していたということが頭から離れることはなく、学力一辺倒でない教育のあり方を孫の受験を通して私も再認識した次第です。

小正月を前にして、行きつけのスーパーの店頭では早くも節分バージョンの春です。

ところで放射性汚泥を新潟県が処理する問題について、9日付けで書き込みましたが、横浜市HPでトンでもないことが発覚です。12月12日付けで、「米軍トモダチ作戦により米空軍 横須賀基地に保管されていた低レベル放射性廃棄物を東電が契約した産業廃棄物処理業者により処理する」旨、外務省からの発表があったと伝えられました。

東京電力が新潟県には「やっぱり東電は処理できません」と回答したのが12月27日、新潟県が「放射性汚泥を県で処理する」と発表したのが1月8日です。つまり東京電力は横須賀基地の放射性廃棄物を引き取っておきながら、新潟県には「引き取れない」と答えていたということで、花角知事の「県が放射性汚泥を処理する」という決定の妥当性が揺らいだことになります。

嘘で塗り固められているアベ政権と同じく、東京電力のウソも今では日常茶飯事で、新潟県も考える力が希薄であればうまく騙され続けていくようですね。

横浜市HP https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/


前原喜平さん「臨教審」からの35年を熱く語る

2019年01月12日 | 日々思うこと

今日は朝から穏やかで、日中の最高気温が8度を超える暖かさです。午後から憲法を守る糸魚川共同センターの“新年のつどい”があり、第1部はYouTube動画で元文科相事務次官の前川喜平さんの講演を視聴です。

これは昨年10月26日に都内大田区での講演会「向かう道は自分で決めよう!」で、演題の「教育と構造改革・規制緩和・市場化」を熱く語る前川喜平さんに、新年の活動のスタートとして元気をいっぱいいただきました。

とかく官僚が嫌われる昨今、前川喜平さんは今や“売れっ子講師”で、人気が高いのは社会に失われつつある秩序や原理原則を平易な言葉で本音で語っているからで、数ヶ月先まで講演予定がいっぱいというから驚くばかりです。

講演では森友学園や加計学園問題にもふれ、特に国家戦略特区の愛媛県の加計学園新設では「規制緩和に名を借りた私物化で、首相官邸の関与がないはずがない」と言い切る歯切れのよさです。さらに1984年(S59)に公布の「臨教審」(臨時教育審議会設置法)から、今日までの35年間の教育現場での問題点を詳細に語り、当時の中曽根首相主導の「臨教審」も悪い点ばかりではないとの見解です。(つまり、今日のアベ首相のやっていることの方が悪いと・・・)

また「臨教審」での新自由主義と市場原理、国家主義が少しづつ変質化して生涯学習体制となり、一人ひとりの学びと考える力を続けることや、ガチガチの学校に穴を開け学校外での学びを重視していること、教育・福祉分野は市場化してはいけないことなど、「なるほど」と納得でした。

第2部は会員相互の懇親で、前川喜平さんの講演感想や新年の抱負を語り合い4時前に閉会し、学びの大切さを再認識です。帰り際に会場の糸魚川地区公民館入口に正月の“繭玉”が2枝飾ってあることに気づき、市民憲章と一緒に撮りました。

我が家でも孫たちがまだ小さい頃には毎年飾っていた“繭玉”ですが、桑の枝が手に入らないこともあり途絶えてしまいました。そして一年前の今日は大雪警報発令で、今年はスコップを持って悪戦苦闘の除雪がまだ一度もないので助かっています。大雪警報!今冬最強の寒波襲来


国連「家族農業の10年間」と食糧危機と

2019年01月10日 | 日々思うこと

昨夜から氷点下の今季一番の冷え込みでしたが、日中には南よりの風で気温が上昇です。午後から孫たちの好きなオレンジムースを作りました。

みかんの果汁を絞り、オレンジジュースに混ぜて粉ゼラチンを溶かして、泡立てた生クリームと自家製ヨーグルト、すべて混ぜ合わせて型に入れて冷やし固める簡単さで、この時季は冷蔵庫へ入れなくとも玄関辺りに置いておくと直ぐに固まります。

学校から帰った隣りの孫たちへ届けてから、12日の憲法センター“新年のつどい”の茶菓子などの買出しへ出かけました。夕方5時頃に家に戻ると、将来はシェフになりたいと言う下の孫がやって来て、私はいつも「シェフよりもパテシェの方がいいよ」と・・・。

今日は孫から「ばばの仕事はなあに?」と聞かれるので、「市役所の仕事は69才で終わり、今は○○チャンたちのおやつを作ったり・・・」と言うと、「自分もそのうち、そうなるのかなあ」と言い出すので笑ってしまいました。「60年経ったらね」とは言ったものの、その時の日本はどうなっているでしょうか。

ふと2017年12月の国連総会での「家族農業の10年間」、「2050年、人口増で世界的飢餓の危機…農地と水資源の不足深刻化、農業生産追いつかず」が気になりました。国連とその加盟国はそれを解決するため、世界の農家の大半を占める小規模農家の家族農業を再評価し、活性化させ単収を増加させて、全人類に必要な食料確保を政策的に支援することを求めています。

食料自給率38%の日本は輸入に依存ですが、世界的な食糧危機にもっと敏感でなければならず、近未来に食料の争奪戦になった時の日本政府は国民の生存を守ることができるのかと不安が募ります。

そんなこともあって、孫に「そうそう、ばばのお仕事は食べもの通信の研究会の役員(副会長)、だからいつも東京の会議へ行っているんだよ。分かる?」と言うと「うん、わかっているよ」と・・・。

月刊『食べもの通信』12月号では“おとなも子どもも冷えている”特集で、「現代文明が体温調節力を奪う 子どもを冷えから守る食生活の工夫」を取り上げています。

1月号では『胡麻はエライ!』特集で、「抜群の抵酸化力で若さと元気を 驚きの健康パワー/ゴマをもっと食卓に!」です。またインフルエンザ・風邪予防に紅茶とねぎ、ショウガがおすすめと掲載です。霊長類学・人類学者、山極壽一さんの「食事」と「共同の子育」ては、人類誕生の原点というインタビューも興味深いです。見本誌はこちらへ。http://www.tabemonotuushin.co.jp/


県の放射性汚泥処理は「県民目線」か!?

2019年01月09日 | 地震・原発

新潟県の花角知事は昨日の記者会見で、福島原発事故後に発生した放射性物質を含む汚泥について、業者に処理を依頼し費用は東京電力に負担を求めることを正式に発表です。

これは去る12月定例会で自民党議員から「県有地に溜まりつづける放射性汚泥に、周辺住民から不安の声が上がっている」とトスが上がったことで、知事は「東電に年内に回答するよう要請している。ただし県の責任として処理することも選択肢のひとつと考える」と答弁でした。

原発事故後からの泉田知事や米山知事は放射性汚泥処理について、県として東京電力へ汚泥回収を要求し慎重な姿勢であったことは言うまでもありません。ちなみに100ベクレル以下の新潟市長岡市など県内の自治体で溜まった放射性汚泥は、H25年から糸魚川市内のセメント工場2社にセメント原料として運ばれて、製品となって全国各地へ出荷されています。

新年冒頭の言葉で「県民第一の県民目線」を強調の花角知事、今回は「残念。ずいぶん時間がかかったと思う、この答えしかないと思う」と記者会見で語っており、“健康立県”の実現を掲げているだけに首を傾げてしまいました。

また本日の新潟日報では、肝心の具体的な汚泥処理方法には言及されず、これで県民の不安が解消されるはずもなく、東京電力が処理費を出せば解決したような錯覚で、時間の経過とともに何だかごまかされているような思いです。

みんなで決める会〜「原発」新潟県民投票を成功させよう!〜 橋本桂子代表は「組み上げられた“展開”で、まるで茶番劇」と・・・。

昨夜からの気温低下で水分の多い雪が降り続き、今朝はうっすらと雪化粧です。日中にはときどき陽が射して、夕方4時頃の隣りの孫の家の2階の窓越しの黒姫山を撮りました。

今週土曜日には「憲法を守る糸魚川共同センター」の“新年のつどい”があり、前川喜平さん(文科省元事務次官)の講演を動画視聴です。


沖縄辺野古基地、ホワイトハウスへ届いた「WE the PEOPLE SIGN」

2019年01月08日 | 日々思うこと

『嘘つきは、戦争の始まり。 』という宝島社の見開き広告(朝日新聞朝刊)がスゴイです。 「今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ。今年、嘘をやっつけろ」 と・・・。官邸の圧力がないことを願いますが、その前に読解力があるかどうか・・・。

そんな中、一ヶ月前にスタートした沖縄県辺野古基地反対の声をホワイトハウスに届ける嘆願署名が本日14時に締め切られ、当初目標の10万筆からあっという間に20万筆を超えました。SNSでの呼びかけ本文はすべて英字で、横文字が苦手とあって苦慮し、さらにアドレスに届いた確認メールにチェックし送信して完了であることが分かりました。

そんなこともあって無駄になった署名が多いのではないでしょうか。署名は続行されるそうで、13歳以上なら国籍を問わず誰でも大丈夫です。https://petitions.whitehouse.gov/…/stop-landfill-henoko-our…

今日は隣りの孫たちも雪のない3学期のスタートで、午後1時半過ぎに二人とも元気で帰宅です。今週末に大きなことに挑戦の上の孫、その顔つきが今まで見たこともない引き締まった表情で事の大きさが伝わり、私もボーッとして生きてはおれません。

そんな中、年暮れに右手親指が骨折かと思うほど痛かったのですが、また痛くなり脱臼しているような症状で、新年に取り掛かった年賀状の宛名の手書き文字もヘンテコです。たかが親指一本ですが、みかんの皮むきも不自由で、風邪予防も思わぬところからまさかのつまづきです。


小寒の風邪予防と原発神話崩壊

2019年01月07日 | 日々思うこと

昨6日は二十四節気の小寒で、寒さが次第に厳しくなっていく“寒の入り”にあたります。深夜からの冷え込みで、海沿いの家の周辺でも少しの降雪ですが除雪をするほどではありません。

ところで雪国での寒さ対策は身体を温かくして冷やさないことが肝心で、入浴は寒さで収縮した呼吸器粘膜の血管を拡張させ、日頃の風邪の予防に心がけています。春には後期高齢者の仲間入りのこの年齢まで、インフルエンザの予防接種を一度も受けていないことで周囲からいつも脅され続けています。

そんなことで五臓六腑を労わり、みかんなどのビタミンC摂取で皮膚粘膜を強くし、新陳代謝を促進して抵抗力を増すことも肝心で、インフルエンザに感染することもなく何よりも一年を通して風邪を引くことがほとんどありません。

明けて今日は“七草”、寒さも緩んで雲に覆われていた頚城の山々をぼんやり望むここができ、夕方4時過ぎの夕暮れ時に姫川桜堤からの初撮りです。今年も同じ場所で、移りゆく四季折々の頚城連山を撮ってゆきたいと思います。

ところで5日書き込みの通販生活の憲法改正への国民投票について、「国民の無関心は情報操作の絶好の的にされるだろう」という意見が多くありましたが、簡単に騙されてはなりません。

また原発について、自民党支持者でも再稼働には反対という方が多く、東京新聞 TOKYO Web 6日付けで「平成と原発 神話崩壊、廃炉の時代」と報じています。http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019010602000146.html?fbclid=IwAR0cy8cULiMKrAa0GB54_xLErEWH9eoNreZbQ97tU_tJ56CLeXUR4h8dlek