すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

がんばろう糸魚川!!負けるな糸魚川!!

2016年12月30日 | 日々思うこと

年の瀬の寒空の中を市職員は年末の休暇を返上して市民相談などに対応で、地域ボランティアも動き出しました。私も今日は市内あちこちへ・・・、広小路通りの火元の2軒お隣りに住む92歳の亡き母と同級生Aさんのお宅をたずねました。

実は火災の2日前にもAさんを訪問していましたが、出火当時は美山のデイサービスを利用されており、その後は親戚の家で寝泊りをして昨日やっと自宅へ戻られました。幸いにして延焼を免れたものの火災へのショックは大きく、またこの通り周辺の被災した人たちはみな借地ということで、復旧から再建への難しさが伝わってきます。

本町通りの交通止めが解除されて、北越銀行の壁面に「がんばろう糸魚川!!負けるな糸魚川!!」の垂れ幕が下げられ、白かった北面外壁と燃え残った雁木通りの骨組みが痛々しく感じます。でもこんな時だからこそ、みんなで智恵を出し力を合わせて頑張るしかありません。

米山知事も昨日のTwitterで「与野党一致して被災者の生活と街の復旧復興に全力で取り組むと同時に、この大火によって明らかとなった木造家屋が密集する日本の街・地方の課題に応え、糸魚川の新たな街作りに資する建設的な国会討論を期待しています」とつぶやいていました。

そんな中で28日に現地を視察した松本防災担当大臣は、本日の自民党の会合に出席し、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災について「強風によって延焼し、通常の火災とは異なる」として、被災者生活再建支援法の適用対象とすることを明らかにしました。これは異例のことで支援金が最大300万円(基礎支援金100万円+住宅再建・購入に200万円など)支給されることになりました。

その後、新潟県の上限100万円が決まり、最大400万円となったことを知り、被災世帯はこれで希望への一歩が踏み出せるのではと思います。そして糸魚川市も復旧復興からさらなる再建へ向けて、米田市長は「火災に強い街づくりを」と主張です。火災に強い都市計画は過去に大火を何度も経験してきた当市にとっては遅かりしの感がありますが、消防庁消防研究所の「樹木の延焼防止効果に関する研究報告書」が参考になります。http://nrifd.fdma.go.jp/.../giju.../files/shiryo_no15.pdf...

ところで22日の糸魚川の大火からず~っと、アベ首相の真珠湾訪問や稲田防衛大臣の靖国参拝などについてはガマンのスルーでした。大火に見舞われた糸魚川市の緊急事態を中心の書き込みが続き、明日はもう大晦日です。今年の年の暮れは、火災のせいにしてはいけませんが大掃除どころではなく、今日訪れた友人宅で「大掃除なんかしなくても死ぬことはないよねえ」と、同級生Mさんと開き直りです。(笑)

そういえば日中の大火とはいえ犠牲者を出さずに済んだことは、各戸への広報無線(防災無線)の設置や、地区自主防災の取り組みがあったことは言うまでもなく、震える寒さの中で心温かくし「がんばろう糸魚川!負けるな糸魚川!」で、新しい年を迎えたいと思います。


糸魚川大火、悲喜こもごもの一週間

2016年12月28日 | 日々思うこと

大火から7日目の朝は冷え込み、根知シーサイドバレースキー場は待望の雪で明日からオープンということです。市内海沿いでも薄っすらと白の世界になり、被災現場には厳しい寒さの一日です。

被災した人たちにとってこの一週間は悲喜こもごもで、仏具の“火事場泥棒”ニュースに怒りと悲しさです。また全焼の加賀の井酒造の清酒が、東京・表参道の「新潟館ネスパス」での売り切れに続き、市内でも売り切れ状態で喜んでいいのか悲しむべきか複雑な思いです。

写真は「#加賀の井酒造」さんから借用で、在りし日の蔵元です。

12月27・28日、ヒスイ王国館で被災者説明会が開催されました。行政による1時間近くの説明の後の質疑応答では、火災で何もかも失った被災者から出火原因や消火の初期対応などに厳しい意見が出され、怒りをどこにぶつけていいのか悲痛な声をメディア各社が伝えています。また厳しい寒空の中で、被災した世帯への10万円の見舞金はともかく、ガレキ処理への所有者の2割負担が年金暮らしの住まいを失った高齢世帯に重いことが伝わってきます。

そんな中で5年前の東日本大震災で糸魚川市へ避難していた南相馬市の住民有志から、「震災避難の恩返し」ということで市へ義援金が届けられました。そういえば22日の火災当日、昼のニュースを見てと我が家への一番早い電話は、南相馬市で津波に家を流されたYさんからでした。故郷へ戻ってもずっと交流が続いていたのですが、しばらくご無沙汰でしたので驚きと嬉しさでした。

そして28日、松本内閣府副大臣を団長とする政府調査団が現地視察で糸魚川に入り、米山知事も随行され、市・県の要望を国へ伝えられました。写真は知事のfbからお借りしました。

糸魚川災害ボランティアセンターが立ち上がりました。ボランティア活動は必ず窓口を通して欲しいとのことで、計画的な作業や安全確保、盗難防止など注意事項もあるそうです。

名称:糸魚川市地域たすけあいボランティアセンター
  場所:糸魚川市一の宮1-2-1(糸魚川市民会館内)
  電話:080-5799-5980


被災者に寄り添った思いやりの生活支援

2016年12月26日 | 日々思うこと

悪夢の大火から5日目、焼け野原となったあの光景を見たなら誰もが言葉を失うことでしょう。今日は太陽が少し顔を出した中を上越市へ・・・、昼食を兼ねながらの市民ミニ会議です。高田本町の和会席を気軽に味わえるお店のランチは、季節の山海を丸盆に品よくあしらわれ、男性にはボリュームが少ないようですが身体にやさしい丁寧なお料理です。

これにご飯とコーヒーが付いて1080円というお値段もお手ごろで、お店は繁盛の様子です。こんな普通の至福のひと時を失った被災者に思いを寄せながら上越から早めに帰途に着き、本町通りの交通止めが解除されたことで近火見舞いに知り合いを訪ねました。

昨日の現場から少しガレキが片付いているとも思えず、この光景が目に焼きついて頭から離れることがありません。全焼された人たちだけでなく、避難勧告区域で商売をされている人たちにも大きな影響があることが年の瀬を前にして伝わってきます。

こんな時に不謹慎のようですが、いくつになってもクリスマスプレゼントは嬉しいものです。お気に入りの耐熱のマグカップの取っ手が割れてしまい、瞬間ボンドでもうまく付かず捨て切れずに取っ手なしで使っていたら、下の娘から「それでは“運気”が入ってこないよ」と温かいソックスと一緒の早めのプレゼントでした。先日の冬至にカボチャスープを作って、目を細めながらの使用です。

そんなことで被災者の皆さんの生活再建に向けて、各地から復興支援の手が糸魚川市に寄せられ「ふるさと納税」もその一つです。また今日は友人から、お母さんが施設に入ったことで使わなくなった男女共用の新品の紙オムツ(パンツ式)と手押し車があるのでと嬉しいメールが届きました。人それぞれの復興支援のカタチは違っても、温かい思いやりで被災者の皆さんに寄り添って年を越せたらと願う一日です。


ブラック・クリスマスの糸魚川

2016年12月25日 | 日々思うこと

昨夜のクリスマス・イヴは雪がないのでホワイト・クリスマスならぬ、市街地の焼け焦げた悲しい“ブラック・クリスマス”になってしまいました。

大火から4日目の昼過ぎ、森ゆうこ参院議員が東京から新幹線で来ることになり駅まで何人かで出迎えです。ゆうこ議員は国会議員用の濃紺の防災服にリユック姿で、先月20日の上越市での「米山新知事を励ますつどい」以来の再会です。

先ずは現場へ直行し焼け野原と化した本町通りに足を踏み入れると、現実とは思えぬ光景に映画のロケ現場ではないのかと錯覚しそうになりました。人気のケーキ屋さんも老舗のお蕎麦屋さんも歴史ある平安堂さんも、木造家屋はみんなみんな焼け崩れてしまいRC造の北越銀行も無残な姿で胸が詰まります。

1時間ほど現場周辺を回り、その後は市役所2階の糸魚川市駅北大火対策本部へ同行して3時前に議員と別れて、延焼をかろうじて免れた友人の所へ立ち寄りました。糸魚川大火は年の瀬の市民生活の根底を崩したことが痛いほど伝わり、市対策本部から全焼家屋が120棟と発表されました。

写真はスタジオジブリ企画の「となりのトトロ」と「天空の城ラピュタ」の名台詞かるたです。トトロの方はまだ小さい上越の孫へ、ラピュタは隣りの孫たちへのクリスマスプレゼントにしました。今年は本町通り商店街から「♪ジングルベル」が聞こえることなく、糸魚川の街全体が自粛しているような静かなクリスマスです。

また当ブログに火災現場の写真がないことでヘンに思われる方もいるようですが、各メディアの充分すぎるほど悲惨な画像があるのでそちらを見てほしいと思います。被災した人たちに寄り添えず、現場写真を平気で撮り続ける無神経さを悲しく思います。

※義援金・募金の受付けが明日から開始されます。新潟県弁護士会によるなんでも無料相談会は情報が錯綜して、ヒスイ王国館2階と市役所1階の2ヶ所で実施することになりました。http://j-c-law.com/itoigawamuryousoudan/


糸魚川大火、復興へ向けて

2016年12月24日 | 日々思うこと

本日午後4時、市内363世帯に出されていた避難勧告が解除されました。空爆を受けた戦場のようになってしまい、歴史ある古い街並みや雁木を飾ったイルミネーションも全て燃えてしまいました。犠牲者が出なかったことが救いで、悲しんでばかりはいられません。明日への復興に向けて、あらゆる智恵と力を結集して進まねばなりません。

新潟県弁護士会による糸魚川大規模火災【無料なんでも相談会】のお知らせです。弁護士が無料でお困りごと対応いたします!

日時:平成28年12月26日(日)~29日(木) 午前9時00分から午後4時まで
場所:市役所1階市民ホール (ヒスイ王国館から変更です)


瓦礫と化した糸魚川市街地

2016年12月23日 | 日々思うこと

昨日の糸魚川市内の火災は夜になって雨が降ったこともあり、9時近くにやっと延焼の恐れがないという鎮圧状態です。上空からの夜の街並みをなめ尽くす炎は、まるで戦火のようで胸が詰まってしまいます。

一夜明けて今朝のメディアは炎の爪あとを映し出し、瓦礫と化した戦場のような市街地に言葉がありません。お昼頃に強い西風の中を国道を経由して市街地へ入ることにしました。国道の海側の車線には水不足で2キロほど離れた姫川港近くから給水していたオレンジ色のホースがそのままの状態になっています。そして国道沿いの老舗の日本料理店の鶴来家さんは、すでに重機が入っており跡形もなく、ファミリーでよく利用していただけに信じられない光景に目を覆いました。

火災現場は警察と消防署の実況検証のため広範囲の立ち入り禁止で、全焼した知人の家や危機一髪で延焼を免れた友人の家を遠目に見ながら、延焼家屋の写真を撮る気にもなれません。昨日貼り付けたイラスト地図の左下の火元のラーメン店近くの交差点に立ち、空を見上げ複雑に込み入った電線と上空を旋回するヘリコプターにレンズを向けました。

また交差点の路上に防火水槽の丸い蓋が開き、まだホースが入ったままです。火元から一番近かったここから放水したのでしょう、しかし4万平方メートル約150棟の市街地を焼き尽くした災の消火には足りるはずがありません。夕方4時半に市広報無線は、30時間に及んだ火災の鎮火を伝えています。

総務省消防庁によると糸魚川の火災は、地震や津波による火災を除き過去20年間で最悪の延焼火災ということです。

被災者支援のための窓口情報など、糸魚川の小出薫弁護士や上越の田中淳哉弁護士から素早くお寄せいただきましたこと感謝いたします。また各方面の多くの皆さまから救援の声が届きましたが、正直のところ具体的にいま何をどうしてよいのかよく分かりません。お正月を前にして被災者の人たちに寄り添って、その時にはどうぞご支援くださいますようよろしくお願いいたします。


糸魚川市中心部の大規模火災

2016年12月22日 | 日々思うこと

今日は朝から強い南風で気温上昇の中、北陸自動車道でお隣りの富山県まで所用で出かけました。昼過ぎに用事を済ませて途中で昼食は鱈汁でもと思いながら、“虫の知らせ”か家に直行することにしました。国道8号を走り新潟県境に近づくと、日本海の遠くの東の空に黒いオカシな雲が漂って、これが後で糸魚川市内の火災による黒煙であることを上越の娘からの電話で知りました。

家に2時頃に到着すると丁度、市防災無線が入りました。糸魚川駅に近い広小路通り商店街の密集地から10時半頃に出火して延焼中・・・、避難勧告地域が拡大です。私の家は3キロ以上も離れていますが、避難地域には亡き母の同級生や友人知人も多く、すでに電話回線が不通で案じられます。

その後、娘たちからのメールや電話、そしてネット動画などで大規模火災であることが伝わり、延焼場所が分かり過ぎるだけに胸が痛みます。糸魚川市の正午の最大瞬間風速が24.2メートルだったそうで、強い南風で火の勢いは海岸線まで延びて消火活動が難航の様子も伝わってきます。

夜になっても上空にはぺりコプターの音が聞こえ、出火から10時間近くになっても鎮火する気配はなく、延焼家屋が140棟と数字が大幅に増えて来ました。隣りの娘がやって来て、本町通りの県内最古の蔵元の加賀の井酒造や老舗の宿坊の中村平安堂、そして10日前に行ってきたばかりのお蕎麦屋の泉家さん、みんなみんな燃えてしまったというので涙が出てしまいます。明日はさらに悲し過ぎる朝を迎えなければならないことでしょう。

年の瀬の市内中心部を燃えつくした火災はニュースでも取り上げられていることで、県内外の皆さまからのメールや電話が殺到しています。丁寧な対応ができず、また返信がままならないことをどうぞお許しください。

新潟県議会定例会最終日の米山知事は、陸上自衛隊に災害派遣を要請し、糸魚川市に災害救助法の適用を決定。県対策本部長として米山知事は明日、23日に現地糸魚川を視察します。http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/kinkyu_kurashi/003794.html

 


沖縄県の敗訴と「もんじゅ」と

2016年12月20日 | 日々思うこと

米軍の辺野古への基地移転計画で、埋め立てを取り消した沖縄県翁長知事を国が訴えた訴訟で本日、最高裁判決は県側の上告を退ける判決です。鬼丸かおる裁判長ら4人の裁判官全員一致の意見というから驚くばかりです。2年前の県知事選に続き、衆参選挙でも沖縄県民の民意が示されているだけに、この国の司法はいったいどうなっているのかと首を傾げてしまいます。

また福井県の高速増殖炉「もんじゅ」について、当フェースブックに鹿児島市議の小川みさ子さんから「ビックリ!福井県知事、酷すぎます!!」と投稿がありました。
『1995年12月8日の事故以来、いったい何日動いたのか20年以上昔から殆ど動いたためしがない税金の大無駄遣い!「高速増殖炉もんじゅ」廃炉を福井県の西川知事が拒否ってます。』に反響の大きさが伝わります。

そして今日の経産省世耕大臣は高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉にした後、さらに実用化に近い実証炉を国内で開発する方針について、国民の理解を求めていくとただならぬ発言に驚くばかりです。これまで「もんじゅ」には1兆円以上の税金が使われ、廃炉にはさらに3750億円以上がかかると試算されており、狂い始めている政府のエネルギー計画に身震いの思いです

また当フェースブックに昨日、「鹿児島県三反園知事を叩いて何が得られるでしょうか。叩く相手は九州電力です。政府です。原子力ムラです。知事とともに、闘い、原発を止める。原発のない社会にする。傍観せずに応援してゆきましょう!」と書き込んだらこちらも反響大です。

庭の野鳥が運んだ大マユミの真っ赤な花が終わり、種を採取しようと思っていたら少し遅すぎてしまい中身がはじけて空っぽ状態です。それでもほんの少しだけ、黒い小さな種をかき集めることができ来春に蒔いてみようと思います。

3日ほど前、水に戻して直ぐに調理ができるゼンマイを少しいただいたので、さてどうしょうかと・・・。冷蔵庫にあったモヤシとニラと人参をサッと茹でて、ボールに胡麻油などの調味料を・・・、最後に煎り胡麻をたっぷり入れて簡単ナムルの完成です。隣の家にも少し分け残りは保存に、と言ってもあっという間に食べきってしまいます。

今年も残すところ僅かとなって、一年の時の速さを痛感です。今日も気温が高めの小雨模様で大掃除といかないものの、玄関風除室のガラス戸を洗ったりと毎日コツコツ少しずつ・・・。大晦日までの10日間、やらねばならぬことがいっぱいで気持ちばかりが焦ってしまう終日です。


鹿児島県、原発推進派の思うつぼ!?

2016年12月18日 | 地震・原発

鹿児島県三反園知事の川内原発再稼動について、検討委員会に反原発のメンバーを入れるかという点で「記憶に定かでない」発言が一人歩きをしており、その背景にメディアの存在があることはいうまでもありません。脱原発のグループからも「三反園知事は裏切り者」扱いですが、女性誌「あごら」を通しての友人で鹿児島市議6回当選の小川みさ子さんは、これは原発推進派にとっては“飛んで火に入る夏の虫”だと綴っています。

鹿児島県議会16日最終日で、「原子力問題検討委員会」設置の補正予算が全会一致で可決されました。三反園知事の公約どおり、新潟県の技術委員会を参考にしたという検討委員会は原子力工学などの専門家12人で構成され、原発の安全性や避難計画などの本格的な検討が年内にスタートです。

鹿児島県によらず原発停止の姿勢を知事だけに求めるのではなく、県民の行動にも大きな責任があることを痛感です。当ブログ12日付けで書き込んだ三反園知事について賛否両論の反響ですが、問題はことの本質をしっかりと見極めず、メディア情報だけで“火に油を注ぐ”ような言動の多さを悲しく思います。これでは自民公明の議席8割の鹿児島県議会で三反園知事をさらに孤立させ、原発推進派の思うつぼへと進んでいくことでしょう。

ところで鹿児島市議会小川みさ子議員の12月定例会「一般質問」で、原発に関わる部分の削除が強要されました。これまで政務活動費を1円も使わず市民に寄り添い、また脱原発活動を長年取り組んできた小川議員は自民党会派にとっては“目の上のタンゴブ”に他ならず、三反園知事同様のバッシングを受けています。

『まるで北朝鮮 鹿児島市議会が脱原発派の発言を封殺』
http://hunter-investigate.jp/news/2016/12/post-976.html

また私にとってはある意味では忌まわしい旧青海町議会でのことを当時取り上げてくださった『ネットde監視!地方議会』を小川議員が fbに貼り付けてくださいました。http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/ade/index.html

ページ上から5番目辺り、2005年4月30日 (土)で青海町、町政リポート調査特別委員会ですが、時間の経過で「Web ページが見つかりません」と表示です。この問題が現在の糸魚川市議会のおぞましさへつながっていることで後日に詳細をと思います。

静岡県も浜岡原発再稼働をめぐり、県民の活発な脱原発活動が今、全県統一行動へと進んでいます。その浜松市で無農薬無肥料の自然栽培に取り組む、家庭栄養研究会の役員 Kさんのみかん第一便が届きまた。浜松といえばブランド「三ケ日みかん」の産地ですが、それに劣らぬ美味しさで何よりも安心安全で皮は捨てずに陳皮として活用です。

食べものも原発も経済優先の中で、いのち軽視で安全性が二の次に追いやられている現状を直視してゆかねばと痛感する師走です。またメールをいただきながら雑事に追われて、返信がままならない無礼をどうぞお許しください。


プーチン大統領、白山通りから講道館へ

2016年12月16日 | 日々思うこと

16日朝、15センチほど積もった雪に驚きながら、月刊『食べもの通信』編集の役員会で上京です。北陸新幹線の新潟県境飯山のトンネルを抜けると、長野県は青空の冬景色です。東京駅には定時に到着し、中央線ホームからレンガ造りの東京駅舎一部とビルの間からの抜けるような青空を撮りました。日本海側とは打って変わっての好天で、冬のこの時期には嫌でも“表日本と裏日本”を感じてしまいます。

役員会では暴走するアベ政権下でのTPP承認による食料問題や、『食べもの通信』12月号で取り上げた食肉から広がる抗生菌について、抗生物質の使い過ぎが話題になりました。特に今の子どもたちは幼少の頃から薬漬けで、健やかに成長することの課題の多さを本誌でどのように発信してゆくかも話し合われました。

会議を5時に終えて、JR水道橋駅へと向かうと白山通りが厳戒態勢なので何かあったのかと思いきや、プーチン大統領が後楽園の近くの講道館へ向かうということです。すでに白山通りの片側は交通止めで上空にはヘリコプターの音も聞こえ、もう直ぐ通過するようなので水道橋駅近くでやじ馬に加わりました。

寒風の中で待つこと約15分、暗闇の中からやっと御一行が遠くに見えて、警視庁の先導車とパトカーに続き黒塗りの高級車が約10台・・・、直ぐ目の前を通り過ぎて行きました。一台だけヘッドライトがブルーのかなり大きい車があったので、ここにプーチン大統領がと勝手な推測です。

そのプーチン大統領といえば、ロシアのスパイ組織KGB出身だけに「泣く子も黙り、オバマもびびる」とも言われています。組織に入るために格闘技を身につけるのが有利であったため、柔道を身に付けたそうで柔道8段の黒帯です。また米経済誌フォーブス(電子版)「世界で最も影響力のある人物」ランキングで、プーチン大統領は4年連続の首位です。

夜帰宅してからのニュースで、帰国前の大統領は柔道の総本山である講道館をアベ首相と訪れたことを報じていました。アベ首相はNHK9時のニュースに続き、TBSNEWS23でも生出演で、北方領土問題では相手にされず進展なしで、経済支援だけ食い逃げされたような日露首脳会談でしたが、自画自賛のお手柄話しばかりに呆れるばかりでした。

ところで15日に最終回の「ドラマ 東京裁判」、11人の判事らは意見の違いを認め合いながらの最終判決でした。70年後の国会といえば、意見の違いを認めず審議を避けて短期間で数の力で押し切るアベ政権ですが、これを追求するメディアの少なさにも肌寒さを感じる厳しい寒さの一日でした。


審議不足の国会と「ドラマ東京裁判」

2016年12月14日 | 日々思うこと

昨夜の沖縄県名護市沖でのオスプレイ不時着(墜落)事故にビックリで、安全性に懸念が持たれていただけに翁長知事は「起こるべくして起きた」と・・・。会期末の国会も3日間の延長となり、今夜のNHKスペシャル「ドラマ 東京裁判」の第3話を見終えてもまだ審議中です。

年金制度改革法案の審議中の先月の衆院厚生労働委員会で、「(審議を)何時間やっても同じですよ」と言い出すアベ首相に、4夜連続のNHKスペシャル「ドラマ 東京裁判」を重ねました。連合国により70年前、東條英機元首相を始めとする日本の指導者28名を裁いたもので、「戦争は犯罪なのか」という根源的な問いに世界各国から11人の判事が集まりました。私はこの東京裁判(極東国際軍事裁判)について、今まで詳しく知らなかっただけにに釘付けです。

NHKは世界各地の公文書館や関係者に取材を行い、判事たちの公私両面にわたる文書や手記、証言などの裁判の舞台裏には驚くばかりで、緊迫感あふれるヒューマンドラマにした見事な作品です。11か国から集まった多彩な背景を持つ判事たちや、裁判は短期間で終わると当初いわれていたものの2年半に及ぶ激しい議論の末の判決であったこと、当時の東條内閣の外務大臣の東郷茂徳がユダヤ系ドイツ人女性と結婚していたことも初めて知りました。

「知らないことを知る、Eテレ、ワクワク」ではないですが、月刊『食べもの通信』も知っているようで知らないことが満載です。11月号では食文化史研究家の永山久夫(85)さんが「長寿の秘訣は食と笑いにあり」と健康長寿を語っています。12月号は抗生物質が効かない“食肉から広がる耐性菌”の特集で、一連の鳥インフルエンザ拡大による耐性菌を重ねました。また2016年は“国際マメ年”で、がん予防や食糧難対策、土壌改良など人類を救う豆を取り上げています。

小まめに毎月アップしょうと思いながら、あっという間に一ヶ月が経過し、2冊まとめてのお知らせになりました。 http://www.tabemonotuushin.co.jp/ 

今日は気温が下がって、夕方には水分の多い雪が積もりました。明日は平野部でも雪の予報で、風邪などを引かぬようにどうぞお気をつけくださいますよう。


原発再稼働、鹿児島を教訓に

2016年12月12日 | 地震・原発

今朝は放射冷却で氷点下に近い寒さで、日中でも最高気温は8度です。午前中は台所で溜まった生ゴミ処理などの外仕事をしてから、昼過ぎに青空の中を能生地域まで車を走らせました。友人宅へ立ち寄り用を済ませてから、県道246号を上がると道路脇に雪が薄っすらと残り、須川辺りでは田んぼも一面の白さです。

棚口温泉地区はさすがに雪も多く、郷の茶店「えほん」の前も真っ白で足元がブーツでなかったので恐るおそる雪を踏みながらお店に入りました。今朝降った雪だそうで冬到来を感じ、今日はコーヒーをいただかずに出来立てのおやきと、オーブンから出たばかりの越の丸茄子入りマドレーヌを求めて直ぐ帰途に着きました。

街なかでは本町通りの銀行へ寄ってから、久しぶりに蕎麦処泉家さんで遅い昼食を摂ることにしました。お客は私一人の静けさで、しばし温もりの空間で天ぷら蕎麦をいただきました。座敷の囲炉裏や柱時計も昔のままで、その奥の坪庭の向こうに厨房があり、お客が帰る時にも大きな声を出さないと届かないほどの奥行きで、今日は声をかけずに撮らせていただきました。

奥へ通じる長い廊下の床材はかなり磨り減っているようですが、いつもピカピカで建具も昔のままで桟にチリ一つない行き届いた老舗です。柱の手書きの「天ざる」の文字も趣があり、「鴨せいろ・鴨南ばん」も掲げられていました。そういえば一連の鳥インフルエンザで知ったことですが、国内の「鴨・・・」とはほとんどがアヒルだそうですが、確認をしてまで食べる人はいないことでしょう。

ところで九州電力川内原発の再稼働について、三反園鹿児島知事への批判が高まっていますが、鹿児島からその背景が伝わってきました。下記、その一部です。

《知事のホームページのマニフェスト(公約)のページです。よくお読みになって下さい。
http://www.mitazono.net/manifest.html
公約違反どころか今まさに検討委員会設置について県議会での委員会が開かれているところです。どうか全国の皆様にお願いです。
鹿児島県では初めて原発は一時停止してほしいと九電に申し入れした民間からの県知事です。結果は伴っていないことも事実ですが、力不足どころか生まれたての知事の一声であの九電が川内原発を止めるものでしょうか?
どんなに未熟であっても、三反園氏を選んだ県民はこれから支えていかねばなりません。鹿児島県民にとってもまた未経験の現県政です。
このまま知事を裏切り者とする空気では、瞬く間に前知事が戻ってきてしまうことは想像に難くありません。勿論改めるべき点は改めるべきです。
しかし議会で自公の議員から嘲笑やヤジを飛ばされながら議場に知事一人が立っている今、諦めムードを全国から牽引することはどうかやめていただきたいのです。
長々としたただの一県民の気持ちをお読みいただいた方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます。ぜひお心にお留置き下さいますよう、お願いいたします。》

新潟県においても県民の運動が重要で、鹿児島を教訓として米山知事を支えてゆかねばと、澄んだ空気の中のきれいなお月さまを見ながらの終日です。 


原発、「原子力ムラの大嘘にだまされるな!」

2016年12月10日 | 地震・原発

12月も早や10日、霰(あられ)が降り出す寒さです。行き付けのスーパーではクリスマスとお歳暮合戦で商品が山積みで、師走のあわただしさが伝わってきます。

昨日、経済産業省有識者会議で福島原発事故のコストが21.5兆円になることが示されました。当初は11兆円とされていたのがいつの間にかスゴイ数字になり、それを国民負担にするというから呆れるばかりです。さらに世耕経産大臣は「原発は安い」と主張ですが、それなら政府は国民負担を求めるべきでないはずですが、言葉の軽さとオカシさが伝わってきます。

経済産業省元官僚の古賀茂明さんが『週刊プレイボーイ』の連載中のコラムで、「原子力ムラの大嘘にだまされるな!」と、国民の危機感を煽ろうとする東京電力と経産省の思惑を書いています。http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4334882&media_id=141&from=facebook&share_from=view_news

 

写真は橋爪法一上越市議のfbに時どき登場する家の玄関先です。いつも野の花を大きな花器に大胆に活けており、今回はツルウメモドキとキクを中心にしたリースです。家の周りに花材がたくさんあるそうですが、クリスマスとお正月を兼ねた豪快さに目を見張ります。

今夜9時からNHKスペシャル「ボブ・ディラン ノーベル賞詩人 魔法の言葉」を視聴です。「♪風に吹かれて」など反戦フォークの旗手で、偉大な芸術家のボブ・ディラン(75)ですが、謎めいた比喩や歌詞の意味をめぐって世界でも議論が続いてきました。詩に込められた真意とはどのようなものなのか、世界中が注目するノーベル授賞式を前にNHKは未公開の秘蔵メモと映像を独自取材です。

番組では歌詞の変化で観客にヤジられても動ぜず歌い続けるボブ・ディランと、県議会12月定例会での自民党代表質問で「志が変わったのか!?」と、知事就任を追及されても動じない米山知事を重ねました。それにしても自民党席からの品性に欠くヤジに、何だか“大人のいじめ”のようにも思えてしまいます。市民の血税を報酬とする議員らの情けなさは、国も地方も同じ構図で“魔法の言葉”にだまされないようにと痛感の寒い週末です。


“かけがいのない日常”を脅かすアベ首相

2016年12月08日 | 日々思うこと

75年前の今日は日本軍がハワイ真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年半に及ぶ悲惨な太平洋戦争へと進みました。長年、何でこんなバカげたことをと思い続けてきましたが、今日は各地でレッドアクションなどの反戦平和運動が行われています。

長編アニメ『この世界の片隅に』(原作 こうの史代)が先月12日、全国の映画館で公開され話題になっています。今夜のテレ朝、報道ステーションで監督の片渕須直さんは「単なる戦争映画ではない」と言っていましたが、舞台は広島の近隣の軍港の街として栄えた呉に設定されており、“かけがいのない日常”が実話に基づき丁寧に描かれている観たい映画の一つです。

ところで昨7日の国会、参院で審議入りのカジノ合法化への道を開くIR法案への首相発言に驚くばかりです。民進党の蓮舫代表は初の党首討論で、「カジノはサービス業や物作り産業のような新たな付加価値は全く生み出さない。どこが成長産業なのか」と追及でした。ところがアベ首相は、「カジノ法案は推進派の有志議員が提案している議員立法のため、私には説明責任はない」と言い出すので耳を疑いました。

日本では競馬などが公営ギャンブルとして認められ、パチンコは景品を現金に換えるシステムが確立していますが、ギャンブル依存症の疑いがある人は536万人と推定されているそうです。人の不幸を踏み台に、お金が儲かりさえすればよいという発想が成長戦略とは、何とも恐ろしい国への暴走の一途ではないでしょうか。

著書で「アベ首相は人間ではない」と言う法政大学の山口二郎さん、4日の東京新聞「本音のコラム」でも鋭く指摘です。年金カット法といいTPP承認案に続くカジノ法案をみるに付け、アベ首相は専制国家の権力者に思えてしまいます。

昨日は上越市で、参院選と知事選で共に頑張ったリベラル市民らと「共産党と民進党の存在意義と市民参加のあり方」というテーマで話し合いを計画しました。実のところは知事選の総括を兼ね、個人のお宅を提供していただいて一品持ち寄りの忘年会で、難しいお話しがあったものの有意義な楽しいひと時でした。

夜8時に解散し心温かくして帰途に着き、国道8号を走りながら横目で日本海沖の雷のせん光(稲妻)を何度も見ながらの帰宅でした。冬の雷は夏よりも危険だそうで、“かけがいのない日常”を脅かすアベ政権と同様に気をつけねばなりません。


真珠湾訪問は究極の政治パフォーマンス!?

2016年12月06日 | 日々思うこと

国民の大多数が戸惑いの中で本日、カジノ法案が衆院本会議で可決です。この法案はカジノを解禁し、ホテルや国際会議場などが一体となった統合型リゾートの整備推進(IR)を目指すもので、年内にも成立する見通しで驚くばかりです。

驚くといえばアベ首相、今月末にオバマ大統領とともに現職首相として初めてハワイの真珠湾で犠牲者を慰霊するというニュースです。画期的な初訪問に異論を挟むつもりはありませんが、このタイミングでの真珠湾訪問は日米関係の強化でもあり、アベ首相の究極の政治パフォーマンスにも見えてしまいます。

戦争の惨禍を真摯に受け止め、再び戦争を起こさないと誓ってこそ意味のあるものになるでしょうが、一方で戦争ができる国へと法を整備し、米国に追従しながら押し付け憲法だと改憲に走るアベ政権の矛盾さに首を傾げてしまいます。また首相のこの訪問による政権支持率アップの思惑も見え、衆院解散の風が強まるのではないでしょうか。

土曜日からの3日間は12月と思えない晴天が続きましたが、今朝方は“雪おろし”の雷が鳴り続け、日中は木枯らしが吹く寒さです。日本海も大荒れの「波浪注意報発令」で、雲の合い間から見えた黒姫山も麓近くまで白くなっています。

写真は昨日、日没近くの姫川右岸桜づつみからの定点撮影ならぬ、いつもの頚城の山々を撮りました。左側の活火山のドーム状の新潟焼山や右側の雨飾山も日増しに白くなって、背筋がピ~ンとする冬到来の風景です。 

ところで4日日曜夜9時から、NHKスペシャル「戦艦武蔵の最期~映像解析 知られざる“真実”~」を視聴しました。日本の最高機密として極秘に建造された戦艦「武蔵」は、太平洋戦争末期に壮絶な最期を遂げたとされてきましたが、資料が少なく真相は謎に包まれたままでした。

去年3月、フィリピン沖1200mの深海で武蔵が発見され、NHKは膨大な未公開映像とデータを入手し、最新の映像技術で歴史の闇に埋もれてきた戦艦武蔵の“謎と真実”を解析です。番組最後に戦争ほど虚しく、そして空しいものはないということを痛感し、翌5日のアベ首相の真珠湾訪問のニュースを重ねました。