すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

首相不在の国会閉会中審査と言葉の空しさ

2017年07月11日 | 日々思うこと

昨日は洗濯や布団を干したりしながら、注目の国会閉会中審査の様子をNHKで視聴です。午前中は衆院で、午後からの参院も外出を控えて5時まで視聴です。参考人として初めて出席の前川喜平前文科事務次官は、加計学園獣医学部新設について国家戦略特区での同計画選定は一貫して「不公平、不透明な部分がある」と、官邸の圧力を主張です。

さらに前川氏は「行政がゆがめられたと感じているのは、規制緩和の是非ではなく特定事業者がどう決まったかだ」と指摘です。ところが自民党や維新の会の議員にいたっては、加計学園問題の本質から離れて文科省事務次官当時、「出会い系バー」に行っていたことや天下りについての質問が続きます。

前川氏は「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか。昨年秋にすでに杉田(和博)官房副長官から注意を受けた。そのことがなぜ読売新聞に出たかを問題にすべきで、この記事が出た前後に官邸からの動きも感じた。国家権力とメディアの関係は問題だ」と・・・。

そして悪代官ごときの菅官房長官の発言もさることながら、山本地方創生大臣の答弁書を見ながらの早口朗読には驚き、これが「国民に丁寧に説明をしてゆきたい」というアベ内閣の姿勢なのかと呆れるばかりです。肝心のアベ首相は不在で、「地域に関係なく意欲があれば、2校でも3校でもどんどん認めていく」と語ったその言葉の真意は・・・。

そもそも新設の地域要件を絞り込み1校に限定したのは、首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議で、どんどん認めればこれはもはや特区ではありません。そんなことで閉会中審査では疑問が深まるばかりで、国民へのていねいな説明は臨時国会でと願います。

ところで仏教で最も愚かなコミュニケーションは「言葉である」と言われています。言葉は完璧なツールではありませんが、言葉の持つ力に感動をしてきましたが、政治家らの言葉に空しく時間が過ぎるひと時でもありました。

今日は東日本大震災から6年4ヵ月目で、「共謀罪」法の施行日です。朝から蒸し暑く気温も上昇で、車の中は33度で今年一番の暑さのように感じます。午前中は予約の歯科医院へ、治療を終えての帰り道は本町通りの大規模火災の被災地を抜けて、行きつけのスーパーで買い物です。

「地産地消」などという言葉がない頃から、輸入食品は避けてきましたが、今日は上越の山岸農園の小ぶりの樹熟トマトと地元の越の丸茄子を求めました。また昨日は根知谷産の初物ブルーベリーをいただき、食後のデザートに・・・。夕方6時を過ぎていきなりの雷雨で、天気予報と違うこんな日もあるようで、明日は雨マークで少し涼しくなるでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。