アトランタでのいわゆるTPP大筋合意の実態と背景について岩波「世界」12月号に「アトランタに仕組まれたTPP大筋合意」を書きました。ご一読いただければ幸甚です。TPP協定案なるものが公表されたので、もう最終合意成立なのかと誤解されるむきもあると思いますが、協定案公開でこれまで仮想の脅威であったTPPも、いよいよ現実の論点で議論されるようになります。最大の問題は、TPPではなく、TPPを利用してある種の政治意図を実現しようとしている両国の勢力です。その意味で、むしろ重要なのは、日米並行協議で、そこから視点をずらしてはならない。特に、安倍政権がTPPを自分たちグループの自己実現にどうリンクしようとしているか、しっかり監視する必要があるようです。
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