すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

補正3.3兆円の目玉は軽減税率導入に伴う相談所設置?

2015-12-19 10:54:32 | Weblog
補正3.3兆円閣議決定!対象は一億総活躍やTPP対策費とタイトルはあるが、内訳をみたら、最大項目は低所得年金受給者に3万円、総額3390億円だそうだ!これをタイトルにしなかったのは、やはり恥ずかしいからで、そこがさすが、天下の日本経済新聞の「良識と見識」だなあと感激!
一体、一億総活躍予算は何だろうと思うが見当たらない。ひょっとしたらこれかなあ??「結婚支援」36億円だそうだ。若い人が結婚しないのは、日々の暮らしに追われ、先行き不安で、結婚どころじゃなく、セクスもしない人も増えている社会で、結婚支援ってなんだろうか?結婚式場建設の補助かなあ?
マイナンバーカード交付1500万人分費用が283億円だというが、額の前に、「あれ、国民の人口は1500万人だっけ。。」と思ってしまう。カード一人分で1800円ぐらいの単価かね?これだったら、マスターとかビザとかアメリカンエキスプレスとタイアップすれば安く済みそう?
最後に、一番下にひっそりと書いてある170億円。軽減税率導入に伴う事業者向け相談所設置?????とある。軽減税率やめたら、それだけで170億円の節約になるのか?相談所に行ったらドンペリのシャンペンがでるのだろうか?某党が頑張るはずだ。
どうです、皆さん、小さい記事だけど楽しめました?

TPPへの関心の高まりと曲がり角の阻止活動

2015-12-09 23:29:23 | Weblog
参議院会館でTPP検証全国フォーラム。小生は冒頭に「TPP大筋合意が意味するもの」という題で講演。会場は300有余の席がいっぱいになるほど多くの皆さんの参加があった。小生のは、TPP大筋合意の事実検証とTPPの将来展望という話だが、壮大なテーマを15分ということで、まあ駆け足に終わった。聞いていた人も激変するTPPの課題の展開がよくわからなかったのではないか?この「よくわからない」というのはTPP問題の特徴で、TPP反対している人も、結局は自分でしっかり考えていないのだ。TPPを取り巻く環境は激変し、TPP協定構想自体もめまぐるしく変容しつつある中で、反対する側がいつまでたっても進化しないようでは、政府に一方的にだまされていくのも必然。TPP阻止活動も曲がり角にある今こそ、しっかりとした反省と総括が必要だ。被害をこうむる側がいつまでたっても「政府と自民党にだまされた」「みんなでがんばりましょう」と言っていては、激変するグローバル世界の中で生き残るのはむつかしい。この6年間、TPP問題で闘ってきて、いつになっても、影響をこうむるはずの側からの対案や提言がでてこないことに、寂寞感を感じる昨今だ。TPPはアメリカの内部問題で、結果的には成立しないか、成立は大幅に遅れて、時代の変化に再協議と再修正をせまられるのだろうが、一方で日本では安倍政権がTPPを根拠に参院選をターゲットに公共事業のバラマキなど、おぞましいデジャヴの繰り返し。TPP問題は日本社会の劣化を映す鏡のようなものだ。