すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

ライブドア偽メール事件に思う

2006-02-26 16:14:10 | Weblog
週末はライブドア偽メール特集で花盛り。ようやくこれが偽であることが確定して、北朝鮮や金正日なみに、各局が安心してバッシングできるテーマになってしまったのだと思う。無念! 武部氏次男への送金を示唆するメールが本物かガセかが、問題となっているようだが、そもそも、本物か偽物かが確かでないというだけで、民主党の負け。黒く塗りつぶされたコピーがあれば、少なくともそこに何が書かれていたかを知っていないと、追求する側には立てないはずだろう。緒戦の失敗をいくらでも切り抜ける方策があったのに、なぜ自分で傷を深くしていくのか、執行部の考えはまったくわからない...というのが、地域で何とか民主党の党勢を立て直そうとしている側のつぶやき。執行部は老壮青のコンビというが、何か青と幼のチームではないか?あえて分析すれば、若手政治家の多くが、サラリーマンなどの業務経験が少ないことに問題がある。大体、課長代理とか課長ぐらいになると、日本の社会の仕組みや暗部、本音のビジネスのやり方もわかるが、2-3年の実務経験いやそれも無しにすぐ議員などになると、今回のe-mailのどこが疑惑箇所なのかピンと来るものがないのだと思う。まだ支持がある間に立て直さなければ...時間は民主党の味方ではないことを執行部は理解しているのだろうか?

米海兵隊グアム移転費用

2006-02-16 21:51:44 | Weblog
ようやくアメリカ政府が海兵隊の一部のグアムへの移転にかかわる見積もり概算をだしてきたが、総額76億ドル、邦貨換算で8132億円になるという。そのやく6割は住宅費で海兵隊7000強、家族約1万人で、在沖縄アメリカ軍人・軍属・家族の三分の一が今回の移転対象となるという。問題は、なんでその費用の大部分を日本が負担しなければならないかである。そもそもこのアメリカ軍基地再編成はBRAC2005という冷戦後の基地縮小計画の中で出てきたものであり、アメリカは冷戦期に世界中で展開していた基地を縮小し部隊を本国に移す計画であった。それに日本政府が一方では普天間基地問題解決のため沖縄の負担を別分野で軽減させるという名目、他方では小泉ブッシュの同盟強化路線ということで、結果的に座間へのアメリカ陸軍第一軍団新司令部の創設(単なるシアトルからの移転ではない)を含め,自らアメリカの世界軍事戦略に組み込まれしかもその費用負担を日本がするという前代未聞の隷属国対応となった。防衛庁はアメリカの世界戦略に同化することで、自衛隊の地位を高めたいとでも考えているようだが、そのことのリスクをどう評価しているのだろうか?国会での論議も乏しく、自治体の抵抗も表面的と言われ、国民的な議論もなく、ただひたすら税金が他国の軍事費肩代わりに使われていく...呆然と見逃してはならないと思いつつも、虚しさを感じる。

トリノオリンピックとライブドア

2006-02-14 17:12:06 | Weblog
日本勢はモーグル、ハーフパイプに続いて、あれほどメダル確実さらには金メダル確実かのごとき報道が各局から流された500メートルスピードスケートで、惨敗。世界レコードを持つ加藤選手が銅メダルにすら手が届かなかった。スポーツで身を削るような日々の鍛錬を何年も続けて、しかも代表にも選ばれないという厳しいアスリートも多いのに、素人が批判するのは本当に気が引けるが、あえて、日本のスポーツ界に苦言を呈したい。それは専門家でなくっても、テレビで各国選手の顔つきや身のこなしそして実際の滑走を見ていれば、日本勢がとてもメダルに達することはできないとわかるはずだ。女子モーグルでも19歳のアメリカの新鋭が、どうどうと荒業に取り組み、すでに一位が決まったあとでも、厳しい攻めをしてポイントを上げていた。スポーツは物理年齢じゃない、その選手の激しい練習と試合を通じて形成された精神年齢だと思う。逆に日本では「ベテラン」という人が、200gの体重差をチェックできずに失格。日本選手はトライアルが終わったあとのパーフォーマンスばかりが目について、きっとそれがワイドショーでは「成績は...でも、感動をくれた」みたいな美談になるんだと思う。スピードスケートの加藤選手にいたっては、ショックが多きすぎたのか、ニュースでもほとんど触れられていない。
その意味で、トリノオリンピックも一種のライブドア現象だと思う。実態とかけ離れた虚像を全メディアがこれでもかこれでもかと報道し、いつしか虚像が真実に思えてくる。しかし現実は残酷だ。そうしたニセモノを認めはしない。こんな体たらくを繰り返すことなく、人生のすべてを一瞬の運動にかけるアスリートや、旧態依然ととした財界に挑戦状をたたきつける真の起業家といった本物を期待したいものである。

朝日ニュースター収録

2006-02-09 15:44:47 | Weblog

ブログはイラク戦争当初のころから注目していましたが、新し物好きの小生が、まあHPの日記とBBSで良いだろうなんて珍しく保守的になって距離を置いていましたが、浪人中で多少自分を見つめなおす時間も出来たので、この機会にブログを立ち上げようと重い腰をあげました。

朝日ニュースターというと、いつもは例の日本国随一政府批判番組のパックインジャーナルですが、昨日は葉千栄さんの番組の収録がありました。民主党の外交安保路線を現役議員と非現役(小生のような浪人?)に問うというような企画だったと思うのですが、葉さんの独特のキャラクターでなんか中国と日本の摩擦のような問題で盛り上がってしまった感じ。まあそれはそれで面白かったのですが、やはりもっと民主党の世界構想みたいなものに突っ込みが必要だったんじゃないかとも思いますね。実はこの番組は見たことがないので、どのように編集されるのか興味しんしんです。<テスト版>