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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今年の段階でも「YES」と答えていた5割超の人は読むべきである。

2011年11月18日 16時16分39秒 | 日記
小沢一郎すべてを語る③ …サンデー毎日11月27日号

鳥越 では、小沢さんは新聞・テレビの報道をどのようにご覧になっていますか。
小沢 日本社会の悲劇ですね。これが戦前、「一億玉砕」を唱えたこともあり、一度は国を滅ぼした。これから戦争が起きるということではありませんが、このままだと民主主義の否定になります。

政治不信は民主主義の否定ですから。一体どういう社会をメディアは望んでいるのか、僕にはまったく分からない。ただ悲劇だと思う以外にないですけれど。

鳥越 明るい材料はないですかねえ……。今日は小沢さんに明るい材料をいただかないと(笑)。

小沢 日本人が豊かな情緒と精神文化を持っているのはいいのですが、国際社会の中で生きているのですから、「民主主義」をきちんと理解することが大切でしょう。

それから、もう少し理性的・論理的な発想で自立しなければダメですね。政治でも、みんなで何となく決めるでしょ? 誰が決めたのか分からないうちに決まってくる。

「日本の合議制」というのは、誰も責任を取らなくていいシステムなんです。うまくいっている時はそれでもいいが、問題が起きた時には「誰も決めない」ということになっちゃう。

だから、さらに激変が予測されるような時は、論議を尽くしたうえで、その立場にある人が最終的に自分の責任で決めるー「自立と共生」を僕はずっと主張しています。自分で考え、自分で決断し、自分の責任でやる。その要素をもう少し身に着けないといけません。

鳥越 時間がかかりますね。小沢さんと僕とはそんなに年齢が変わらないけれど、われわれが生きている間は無理かも(笑)。

小沢 無理ですね。日本人の中身まで変わるのは無理ですが、頭の中だけでも……。ただ、こう言うと笑う人がいるけど、僕も本質は情に棹さして流されるタイプの典型的日本人なんですよ。

でも、政治家はそれではいけない、理性で考えて結論を出さないといけない、と常に言い聞かせています。「冷たい人間だな」とは言われますが(笑)。

…中略。

…次章に続く。

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