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真のエリート大学院で養成/「5年制院」京大・早大も計画 …日経新聞11月28日15面より

2011年11月28日 17時07分10秒 | 日記
議論「道場」・海外研修、少人数で 東工大、5年制導入

日本の大学で「真のエリート」を育てる試みが始まった。東京工業大学が4月に立ち上げた「グローバルリーダー教育院」は、5年制で専門にとらわれない幅広いカリキュラムを組む。

海外インターン研修なども取り入れ「世界に通用する人材」を政界、官界、企業に送り込む狙いだ。…中略。

「理系」の枠はまらず 協調性など基準
選考基準は、知識の量や成績ではない。「主にグループディスカッションや面接でリーダーとしての意欲や協調性を評価した」(佐藤氏)という。…中略。

専門単位も履修
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「5年制院」京大・早大も計画 文科省も補助金で後押し

5年制大学院でのエリート教育には、京都大学や早稲田大学なども2012年度から参入を計画している。京大は英大学がモデルの全寮制、早大は海外企業への研修を売り物に特徴を打ち出す。文部科学省も補助金を出し、こうした取り組みを後押しする。

京大はケンブリッジ大学を参考にする。ケンブリッジのカレッジ(寮)は専攻が異なる教職員や学生が一緒に寝起きし、頻繁に議論して知見を広める。京大副理事の川井秀一氏は「全寮制なら24時間教育できる」とし、学生同士がヽコミュニケーションを深められるようにする。授業は全科目英語で、定員は年20人だ。

早大は3ヵ月から1年、欧米の化学や製薬、自動車、エレクトロニクスの関連企業に学生を送り出す。「企業研修はグローバルリーダー育成に最も必要な経験になる」(早大教授でスーパーテクノロジーオフィサーの朝日透氏)と考えるからだ。やはり定員は年15人程度とする予定だ。

こうした大学は、文科省の 「博士課程教育リーディングプログラム」に採択されると、1校当たり最初の年度だけで最高4億円の補助金が出る。事業初年度となる11年度は2校程度が対象で、H月末にも決まる予定。東工大も申し込んでいるが、補助金の採択の可否を待たずに乗り出した。

文科省は「人口減少や東日本大震災など戦後最大の危機に直面するなか、幅広い知識と行動力を持つリーダー育成を促したい」としている。

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