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あおぞら銀、配当3倍…朝日新聞11月16日8面より

2011年11月16日 17時31分01秒 | 日記
公的資金の返済まノだなのに…

あおぞら銀行は、2012年3月期の配当を、5月時点の見通しの3倍にあたる1株あたり9円に増やす。公的資金を返し終わっていない銀行の中では突出して高い配当で、大手銀行のアナリストは 「公的資金返済より株主を優先したとみられても仕方ない」と指摘する。

あおぞら銀によると、12年3月期の純利益が当初の見込みより36%増える見通しとなったため、大幅な増配を決めた。ただ、前身の旧日本債券信用銀行時代に注入された公的資金約1794億円を返済する見通しはまだ立っていない。配当にお金を回せば、その分、返済に充てられるお金は減ることになる。

12年3月期の業績予想によると、あおぞら銀の純利益の31・4%は普通株の配当に回る。同じように公的資金が残っているりそなホールディングス(HD)の19・2%、三井住友トラストHDの18・9%、新生銀行の12・O%に比べても突出して高い。

あおぞら銀の筆頭株主は米投資ファンドのサーベラスで、約55%の株を持っている。15日、中間決算発表で記者会見したプライアン・プリンス社長は「サーベラスから増配要求があった事実はない」と述べた。

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