文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

その異様さを隠すためギャンブルはサンガーを訪日させて人口抑制がとてもいいことのように朝日新聞に書かせた

2018年02月09日 21時32分26秒 | 日記

以下は前章の続きである。

まず近代工業国家日本を「鍋釜を作るだけ」の国に落とすためエドウィン・ポーレーの対日賠償使節団がやってきて、工場の解体と工業機械の支那朝鮮への搬出が粛々と進められた。

幸いというか、作業さなかに朝鮮戦争が起きて工業国家は解体されずに済んだ。 

日本の無力化はマッカーサーが請け負った。

「日本は残虐だった」とかの自虐史観の刷り込みと戦力及び交戦権の放棄を謳った彼の憲法が押し付けられた。 

そしてとどめに日本を吹けば飛ぶような人口小国にするための実験が米富豪クラレンス・ギャンブルを中心に実施された。 

実験の中心はサンガーの産児制限の導入と中絶をいいものだと思い込ませる洗脳工作だった。 

シヅエはここで再浮上してくる。

戦後、最初の総選挙を前に「ある日、GHQの将軍が訪ねていらっしゃったんです」(自伝『ある女性政治家の半生』)。 

シヅエは「懇々と説得」されて衆院議員になると持論の過激な産児制限を吹聴した。

潤沢な資金がギャンブルから流れ、シヅエは時の人になった。 

そして「国を亡ぼす」と反対する芦田均らを押しのけて昭和23年、優生保護法が成立した。 

人口抑制が国策にされた瞬間だった。

その異様さを隠すためギャンブルはサンガーを訪日させて人口抑制がとてもいいことのように朝日新聞に書かせた。 

日本を滅ぼせと遺言したルーズベルトの思いはつい数年前に日本の人口減少という形で実現した。 

米国の手先になった社会党、そして朝日新聞はとても喜んでいるのだろうと思っていたら、先日ヘンな記事がその朝日に載った。 

半世紀前、知的障害をもつ少女は、多分ご両親に連れて行かれ、シヅエの法で断種された。

それで子供を産めなくなった。

こんな残酷をやった国は賠償しろと訴えを起こしたというのだ。 この法はマッカーサー憲法と同じに占領下、米国が作らせた。

朝日はずっとあっちはいいと言ってきた。

なぜこっちはだめか。

そこをよく説明してほしい。


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